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温もりをください
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ぽかぽか陽気の晩秋の朝。
佐和崎 紗月
は、学校のある日は、
初瀬川 理緒
を迎えに桜花寮の玄関で待っています。
人見知りな紗月にとって最初は勇気がいることでしたが、今ではニャイン(SNS)で理緒が起きたかどうかを確認し、起きていないようなら部屋まで起こしに行きます。
ニャインの通知音にスマホを見ると、理緒からのおはようのスタンプがありました。
「今日は起きてたんだ」
ホッとしてスタンプを返し、通り過ぎる生徒たちを眺めながらしばらく待ちます。
ニャインの返事を確認した理緒は学校へ行く準備をしていました。
「少し肌寒い気もするけど、薄手の上着でまだ足りるかな」
準備を終え、足取り軽く玄関へ向かいます。
「おはよー」
玄関の隅っこにいつものように紗月の姿を見つけ声をかければ。
「おはよう、理緒ちゃん」
と笑顔が返ってきました。
ぽかぽか陽気の中を学校へ向けて歩き出した二人は、寒さなど微塵も感じていなかったのですが──
しかし、そんな二人を不思議な風が襲いました。
しばらくすると。
「なんだか急に寒くなってきた……」
紗月の顔が青ざめてきました。
「ほんとだ。何この寒さ?」
理緒も震えだしました。
(いきなり寒波が襲ってきた?)
などと思う間もなく、たちまち全身をたちの悪い風邪を引いたかのような悪寒が襲います。
あまりの寒さに歯をガチガチと鳴らして、理緒は指先に息を吹きかけたり、さすったりしました。
けれど、全然暖かくなりません。それどころか、体温自体がなくなるようで……感覚もおかしくなっています。
「氷河期みたい……」
いきなりひどくなった冷え込みに、紗月は触れる空気で肌が傷つくんじゃないかと思いました。
おまけにこの異様な冷たさで強烈な眠気すら催してきて……
(……このままじゃ遭難しちゃう)
大げさではなく、紗月の意識は半ば飛んでしまっていました。
理緒は異変に気付き、紗月の許へ駆け寄りました。
「紗月!」
崩れ落ちそうな紗月の青白い顔をを見て、理緒は危険を悟りました。
(ごめん、紗月!)と謝りつつ、頬を打ちます。
ビシィ!
かすかに表情をゆがめた紗月は、しかし目を開くことはなく。
「紗月、しっかりして!」
打たれても無反応だった紗月は、必死で呼びかける理緒の声にようやく反応しました。
(今すぐ温めてほしい……)
「りおちゃん……」
「何? 紗月」
「理緒ちゃん……私を抱いて、理緒ちゃんの温もりが……欲しいの……」
うわ言のように呟く紗月に、理緒は躊躇うことなく頷きました。
「紗月……あたしの温もりをあげる……一緒に温まろう」
そう囁いて、優しく、強く抱きしめました。
「理緒ちゃん……暖かい……」
(理緒ちゃんの温かさが私を満たしてくれる)
紗月は腕を理緒の背中に回し抱きしめました。
思いを自分の温かさで返します──時が止まったように。
「紗月……二人で温まろう……全然寒くなんかないからね」
心の中からじんわりと、二人の身体は温まっていったのでした。
「大丈夫?」
しばらくたって気づけば、二人は元のぽかぽか陽気の中にいました。
「大丈夫だけど……」
学校の時間を思い出してゆっくりと離れた二人でしたが。
目を見交わせば、お互いが名残惜しがっているのがわかりました。
「手、つないでいこうか」
「うん」
二人は手をつないで学校へと急ぐのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
茄子りんこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年12月23日
参加申し込みの期限
2019年12月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年12月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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