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温もりをください
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小山内 海
、
橘 千歳
、
御剣 刀
は、三人で一緒に遊びに出ていました。
キャットロードを歩きながら、ウィンドウショッピングをしたりしていたのですが。
(なんだか急に寒くなってきたね)
やっぱり、秋も終わってもう冬になるからかな、と海は思います。
(それにしても……ちゃんと着込んでるのにすごく寒い)
ぶるぶると身を震わせる海。
(なんか少し寒くなってきた)
千歳も思いました。
(いや、少しじゃなくてこれは本当に寒いわ。急に何? もしかして、風邪でもひいたかな?)
と思ったけれど、隣を見ると海も震えていました。
(と、いうことは私の体調の問題ではないわけね)
最後に寒さに気づいたのは刀でした。両手に花で心がぽかぽかしていたおかげでしょうか。
(急に冷え込んで来たな、さっきまで結構暖かったんだけど、曇っている様子もないし何だろう?)
海が震える手でスケッチブックに書きこみました。
『冬だからってちょっと寒すぎない?
このままじゃ凍えて動けなくなりそう
二人もそう思わない?』
「まだ、秋だって言うのにこの寒さは想像外だったわ」
それを見た千歳は冷静に答えましたが。
「ってかなり寒いぞ、これおかしいだろ! 神魂か? また神魂か!? いい加減にしろよ!!」
そう叫ぶと刀はガタガタと震え始めたのでした。
『何かあったかい飲み物でも買ってくる?
それともどこか暖房が聞いてそうなお店の中に入るとか』
海は震えながらそう綴りましたが。
猫好きの千歳はその時思っていました。
(どこかに、にゃんこでもいないかな……)
猫の体温で温まれないかな、と考えたのです。
「飲み物か? 神魂のせいだとすると効くかどうかわからないが……」
刀が迷っていると。
(うぅ……もう我慢できない)
海はかじかむ手で必死にサインペンを動かしました。
『千歳、ぎゅってさせて~』
「えっ?」
答えを待たずに、海は身体を千歳に寄せ、ぎゅっとくっつきました。
(はふぅ……あったかい。千歳の体温が伝わってくるよぉ)
(……ああ、温かい……これはなんだか幸せな気分になれるわね)
それは劇的な変化でした。
伝わってきた温かみは予想以上に二人の身体を暖めてくれたのです。
「触れた身体から海ちゃんの体温が伝わってくるのがわかるわ。さっきまでの寒さが嘘みたい」
『くっついてるとすごくあったかいね
これならこの寒さも乗り切れそうだよ』
「そうね。でも、ほんと急にどうしたのかしらね?」
そんな二人の姿を刀は指をくわえる思いで見ていました。
(余りの寒さに海が千歳に抱きついている。暖かそうだ……羨ましい)
見ているだけでほっこり……いや、刀の中にある欲求が生まれていました。
ところで温まっていた女子二人は、ようやく刀の存在を思いだしました。
(ん? そう言えばさっきから後ろにいるはずの刀君の反応がない……)
「って、刀君凍えてる? やだ、唇が紫色になってきてるわよ! 大丈夫? 刀君?」
千歳が声をかけた時、海はこう思ったところでした。
(はっ、二人でこれだけあったかいなら三人でくっつけばもっとあったかくなれるんじゃ……って、刀もすごい震えてる)
「大丈夫……じゃないかもしれない」
つい弱音を吐いた刀に、海は書きます。
『刀も早くぎゅってしよ、ぎゅって
状況が状況なんだから遠慮しないで、ほら』
「流石に俺が抱きつくのは拙いだろう……拙いよな? でも抱きつきたいし……と、寒いからだぞ? うん」
言い訳する刀に千歳がジト目を向け、刀はますます悶々とするのでした。
(でも、これは絶対おかしい……ま、なんとなく原因は分かるんだけど……)
考えていた千歳を、海が一緒に抱き込むように巻きこんで刀に抱きつきます。
「うを!?」
それはもう天国のような暖かさが、刀の冷え切った体に流れ込んできました。
「暖かいし嬉しいけどこれ良いんですかね千歳さん!?」
思わず敬語になる刀。
「状況が状況だしこれは緊急避難ということでいいんじゃないかな? このままだと刀君が道の真ん中で凍死しかねないもの」
やむを得ない、という調子で千歳が言います。
「あ、でも、節度はわきまえてね、刀君」
釘を刺す千歳に、刀はぶんぶんと首を上下させました。
「緊急避難という事でお許し出ました! ありがとうございます!! 助かった……」
(あったかい。千歳と刀の体温が伝わってくる、幸せぇ。これはもう手放せないよ)
海も二人分の温もりにうっとりしています。
『今日はこのまま三人くっついていようそうしよう』
くっついたまま海はスケッチブックに書きました。
「三人で動くか~。暖かいし柔らかいしいい匂いがして嬉しいけど、流石にこのまま三人で動くのは大変じゃないか?」
刀の言葉に、海は思います。
(むぅ、確かにこうくっついているとちょっと書きづらい、でも離れると寒いし。うん、きっと大丈夫。二人なら私が言いたいこともちゃんとわかってくれるはず)
「とりあえず、三人で固まってじっとできる場所に移動しよう。そこでこの寒さが落ち着くまで耐えよう。今までの経験からずっと続くわけじゃないだろうしな!」
海が千歳の顔を見て頷き、千歳も答えます。
「仕方ないわね」
結局三人は人目のない場所に陣取って時間が過ぎるのを待つことにしました。
暖かさに目を細める海に刀が言います。
「寝るなよ? 寝たら死ぬぞ!」
お約束の雪山遭難ごっこです。
海もノリノリで、笑顔でぺちぺちと刀の頬を軽く叩きます。
「はっ! 俺も寝そうになっていた! いかんこのままじゃ死ぬ! 濡れた服を脱いで素肌で温め合おう!」
何やら雪山ごっこが怪しい雲行きに。
(刀くん、それ言っちゃう? うん、雪山ならしょうがないけど)
海がちらりと千歳のほうに視線を向けます。
「実際に温め合うなら歓迎ですよ!」
つい刀の言葉に熱がこもり。
「……刀君、節度」
「あっすいません、調子に乗りました」
千歳の冷たい視線を受け、理性を取り戻した刀でした。
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あとがき
担当マスター:
茄子りんこ
ファンレターはマスターページから!
今年もよろしくお願いします。
ご参加ありがとうございました。
この冬はわりと暖かいと言われてますが、油断しているとやっぱり寒い気がします。
凍りつくような寒さから逃れての温かみを、少しでも感じていただければ幸いです。
次回は代筆のリアクション頑張ります。
またご縁がありましたらよろしくお願いします。
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担当ゲームマスター
茄子りんこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年12月23日
参加申し込みの期限
2019年12月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年12月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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