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\ オーバータイム!/
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温もりをください
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昼休み。
昼食を食べ終えて、図書室にでも行こうかと廊下を歩いていた
羽生 碧南
は、急に寒さを感じました。
「え、何? この寒さ……」
手はかじかみ、身体の芯が一気に冷え込んできて、そのまま凍り付いてしまいそう。
(早く教室へ戻ろう……)
とは思うものの、そこまでたどり着けるかどうか疑問なほど、体が言うことを聞かなくなっています。
(このままじゃ凍り付いてしまうか、さもなくば行き倒れてしまうか。……どっちに転んでも命がないじゃない!)
ぞくっ。
なんだか身体だけでなく心まで冷えてきました。
心の中に芽生えた恐怖感は、身体の感覚以上に碧南を凍えさせてしまいそうでした。
「誰か……誰か、いないの?」
いつしか碧南の頭の中に誰かと抱きつきたい、という考えが生まれていました。
普段なら乙女ゲームの展開を妄想するだけで胸が熱くなり、暖をとれるはずですが。
様々なゲームの温め合うシチュエーションを思い出そうとすると、その前提である吹雪や冷たい川、果ては南極のブリザード(どんな設定?)など寒さに死にそうな情景ばかりが思い切り浮かんでしまい、諦めました。
(今はリアルな温もりじゃないと……誰でもいい……ううん、どうせなら鷹取先輩の温もりが欲しい……先輩の胸の中で抱かれて、その温もりで温めてほしい……私も先輩を温めてあげたい……)
碧南の心に浮かんだのは、片思いの相手である
鷹取 洋二
先輩でした。
廊下より少しでも暖かい場所へ、と無意識のうちに碧南は近くの教室に迷い込んでいました。
(あれ、この匂い?)
普通の教室にはない、それは油絵具の匂いでした。
キャンバスが並ぶ教室の中、碧南はワカメ頭の生徒が凍えそうになっているのを見つけました。
「先輩……!」
夢かと思いながら、思うように動かない脚を気力を振り絞って動かします。
愛しい鷹取の許へ。
「先輩、大丈夫ですか?」
話しかけると、鷹取先輩は目を上げました。
「碧南くん? ……本物だね。今日はやけに冷えるから暖かいものをいろいろ想像していたのだけどね」
見れば鷹取先輩の前のキャンバスには、赤や黄の炎が走り描きされていました。
いつもと変わらない風を装っているようですが、その声は震えていて、先輩はガチガチと歯の根が合わない状態で。
思わず碧南の口をついて言葉がこぼれでていました。
「私に抱き着いてください。一緒に温まりましょう」
一瞬ののち、どちらからとなく二人は抱き合っていました。
聞こえないほど小さな声で、碧南はつぶやきました。
「私……私、今先輩に抱かれてる……私、とても幸せ……」
それから暫く、碧南は幸せな気分で先輩に抱かれていたのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
茄子りんこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年12月23日
参加申し込みの期限
2019年12月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年12月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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