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デェト デェト デェト!
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●フリマでデェト!
クリスマスの足音が近付いてきた11月の終わり。
八神 修
はぶらりとシーサイドタウンを訪れていた。キャットロードの一角で、フリマが催されていると聞いたのだ。
キャットロードは既にクリスマスの飾り付けだ。赤、白、緑、金。そしてシャンシャンという鈴の音を聞くだけでどうしてこんなに心が躍るのだろう。誰もがサンタになれる日だからかもしれない。大切な人の、笑顔のために。
そんな事を考えながら修は人混みを歩く。フリマ会場はすぐ見つかった。結構な人だかりだったのだ。
アーケードの真ん中に2列にブースが長く並び、出店者が思い思いの店を出している。ちょっと早いクリスマスの雰囲気に背中を押されたのか、人の出も好調のようだ。
修は沢山の店をのんびりと覗いていく。たまには店主と話をしたり。特に急ぐ事もない。こういう交流がまた楽しいものだろう?
そんな風に歩きながら腕に1、2個袋をぶら下げ始めた頃。修の肩が、ポンと叩かれた。振り向くとそこには。
「やっほー修君。お買い物?」
冬の澄み切った青空のような瞳をくりんとさせ、修の想い人
七夜 あおい
がにこにこと立っている。修の楽しさに、甘酸っぱいドキドキが加わった。
「あおい! 偶然だな。うん、特に目的はないけどぶらぶらしてる。素敵な物との出会いを求めて……かな?」
「あはは、いいねー。私も楽しそうだから来たんだ。素敵な物とはもう出会った?」
「ああ、ここに」
修は笑顔で袋の中を見せながらも思っていた。1番素敵な出会い……それは今、叶ったよ。
「お、可愛いね! クリスマスの物みたいだけど……お人形用?」
修から見せられた物に、あおいは首を捻った。それはフードのついた小さな赤いケープだった。上には茶色のトナカイの角がついており、首許にはベルの飾りがついている。修が悪戯っぽく笑った。
「飼ってる猫にね」
「ああ、猫ちゃんの! へ~、こんなのもあるんだね」
「普段服を着せたりはしないんだけどね。気に入って被ってくれたら写真でも撮ろうかなって」
「わ、凄く可愛いよきっと! 撮れたら私にも見せて」
「いいよ。撮れたら送るよ」
「やった、楽しみ!
前一緒に写真撮った
ミルクもとっても可愛かったもんね」
「ありがとう。ミルクもあおいと撮れて嬉しそうだったよ」
言葉を続けられるなら、本当はこう続けたかった。
(俺は君もとてもとても可愛かったし、ミルクを挟んでだけど君と一緒に結婚式っぽい写真を撮れたのが凄く嬉しかったんだ)
―――修の本音は、笑顔の下。
「私まだ何も買ってないんだ。修君いい店あったら教えて?」
あおいのお願いを、修は二つ返事……気持ち的には100返事くらいで引き受けた。好きな人と一緒に歩けるだけでなく、その人が楽しめる物を探すなんて最高じゃないか。
修は己のセンスを生かし、雰囲気の良いブースを沢山見て回った。やはりあおいも女の子。アクセサリーなどには目を輝かせる。あれやこれやと修と楽しく見ていたあおいの手が、ふと止まった。
「これ可愛いなぁ」
それは繊細なレースで雪の結晶を作ったペアの髪飾りだった。一緒に小さな白いポインセチアも飾られ、クリスマスカラーのリボンがついている。あおいがひょいと自分の髪に重ねてみる。
「―――どうかな?」
修の息が止まった。
(雪の妖精……!)
多分に恋補正がかかっているが、本人は望む所だ。
「凄く似合ってるよ」
こんな言葉では伝えきれないくらい。修はせめて瞳でこの真摯な気持ちを伝えようとしたが、あおいにはあまり伝わらなかったようで、
「うーん、でもクリスマス過ぎると使えなくなっちゃうかなー」
と悩んでいる。すると店主が声をかけてきた。
「そのリボンは取り替えがききますよ。替えのリボン込みでのお値段です」
「―――買います」
修がキリリと即答する。「「ええ?」」とあおいと店主が同時に驚いた。
「何か悪かったね、修君」
「いや、いいよ」
隣を歩くあおいのツインテールには、先程の髪飾りが揺れている。修はあおいに言葉を返しつつ、内心は満足感でいっぱいだった。―――こんな可愛いあおいを見られるなんて、俺得でしかないし。
そんな感じで2人で歩いていると、似顔絵のブースにさしかかった。修が足を止め、茶目っ気たっぷりに言った。
「その可愛い髪飾りを絵に収めてみませんか、お嬢さん?」
「あはは、喜んで」
こうして2人は似顔絵を描いて貰う事にしたが……。
(き、緊張する!)
あおいの隣で修は内心カチコチになっていた。
似顔絵は写真と違い、一瞬ではできない。それなりの時間を要する。となるとその間中2人で寄り添っている訳で。
幸い絵描きが楽しい人で終始和やかなムードで進んだが、修にとっては嬉しいやら厳しいやら。が、出来た絵を見て2人は笑顔になった。
「とても素敵だ」
水彩でふわっと仕上がった絵には楽しそうな2人。修が贈った髪飾りも綺麗に描かれている。
「この絵は俺が買うけど……あおいが持ってるかい?」
「いやいいよ、この髪飾りで充分」
「じゃあカラーコピーしようか……いや、写真に収めて……」
その時絵描きが笑いながら言った。
「もう1枚描けばいいんじゃない?」
商売上手な一言に、修もあおいも破顔した。
結局絵は1枚だけにして修が持つ事になった。
歩き疲れた2人は喫茶店で一休み。季節のスイーツと飲み物で疲れた足を労りつつ、食べ物談義に花を咲かせた。
生チョコも美味しいよね。チョコフォンデュも楽しいし。そう、冬と言えば鍋だから。ふふ、季節が俺に鍋を作れと囁きかけるんだよ。
楽しい時間はあっという間に過ぎていく。髪飾りのお礼だからここは自分が持つと言い張るあおいに根負けして、修はありがたくご馳走になった。
「それじゃ、修君またね!」
「楽しかったよ。また明日」
手を振って別れる2人。あおいの髪には今日の思い出が揺れている。
(俺の心も彼女の傍に連れていってくれよ)
そんな小さな願いを彼女の髪飾りに込めながら修は小さく呟いた。
「……デート有難う、あおい」
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3人まで
シナリオジャンル
日常
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定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年12月22日
参加申し込みの期限
2019年12月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年12月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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