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デェト デェト デェト!
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●偶然デェト!
(熊センセーと映画観るんだ!)
とある休日。相撲部マネージャー
化神 小次郎
は駅ビルmiaoで意気込んでいた。
『
吉田 熊吉
と偶然出会って映画でも観て、あわよくばお茶もしよう』作戦。この作戦を思いついてから小次郎は、準備に1ヶ月以上かけ、熊吉の予定を調べ尽くした。それはそれは綿密に。プロの探偵も裸足で逃げ出す勢いで。
(だって! 約束でも予定でもないんだぜ! 『偶然』なんだ!)
そりゃそうだ。何も考えずに『偶然』特定の人に出会う事は出来ない。で、何故小次郎は『偶然』に拘るのか。それは、熊吉に構えさせないためというのもあるのかもしれないが、それよりも何よりも。
(『偶然』じゃなきゃ熊センセーとなんか出掛けないぜ! だって俺は別に熊センセーのこと、す……好きじゃないからな!)
そう思いながら彼女が立つ場所は、miaoの最上階にあるシネコン。熊吉が娘に頼まれて、アニメ映画の前売りを今日購入予定という情報は既に入手済みだ。
本日の小次郎の姿は深めの襟ぐりのニットに(胸はあるんだ!)、大人っぽいバッチリメイク。
オヤジ
年上な熊吉と釣り合うように、少し高いヒールを履いてみたりなんかして。
(さあ来い熊センセー! 準備万端だ!)
握り拳の小次郎。それはまるでストーカー……いや言葉が過ぎましたね、恋する乙女……いやもっと違う? ―――ああ、そうでした。偶然。偶然でしたね!
そんな『偶然』の網が張られている事など微塵も知らない熊吉。予定通りエスカレーターを降り向こうから歩いてくる。そこに小次郎、タイマンを申し込む勢いで熊吉の前にザッと飛び出した。
「い、いやー熊センセー! こんな所で会うなんて『偶然』だなー!!」
……のっけから声上ずってます小次郎さん。熊吉も突然の教え子の登場につぶらな目をぱちくり。
(ひえっ、可愛い!)
その様子に小次郎の豊かな胸はとくんとときめいたが、ぷるぷると首を振った。今はそんな場合じゃない。小次郎はすぐごそごそとバッグを漁り、2枚の紙片を取り出した。
「お、こんな所に映画のチケットが! これ今週までのやつじゃねーか! 捨てるの勿体ねーなー! お、こんな所に熊センセー! つうことでセンセー、一緒に観ないか?」
一息で言ってのけた小次郎だが見事な棒読みである。流石の熊吉もそのぶっとい眉を顰めて小次郎を見た。
「……映画? 友達と観ればいいだろうが」
「え?! いやそうなんだけどさ」
教師として至極まっとうな返答をされ小次郎は言葉に詰まった(いや、充分予測できたでしょう)。このままでは計画が台無しだ。慌てた小次郎は破れかぶれに叫んだ。
「お、俺……友達がいないんだ!!」
「!!!」
小次郎の衝撃の告白に熊吉はガビーン! と白目になって青ざめる。そしてくっと指で目頭を押さえると、苦しげに声を絞り出した。
「気付いてやれず済まなかった、化神……。マネージャー業が忙しいせいかもしれねぇな。マネージャー、辞めていいぞ。お前の高校生活の方が大事だ」
「ち……違ぇって熊センセー! 今日は! たまたま!!」
一層慌てる小次郎。結局すったもんだの末、友達がいないならしょうがないだろうという事で一緒に観る事になった。(違う! 違うんだ!! by小次郎)
映画は力士体型のおっさんとJKのラブストーリー物だった。
興行収入的に大丈夫かという映画だが、意外に大人の姿が目立つ。どうしてかはすぐに分かった。結構アダルトな場面も多い映画だったのである。
(うわぁあぁぁぁめっちゃ恥ずかしい!)
小次郎は暗い映画館で悶絶していた。勿論高校生はOKなのだからそこまでではないのだが、キスシーンや朝チュンを連想させるシーンは容赦なく入ってくる。その度に小次郎は主役俳優が熊吉に見えてしまい。
(心臓が! 爆発して! 死にそうだ!)
あわよくば映画館で熊吉の手でも握ろうかなんて思っていた小次郎だったがそれどころではない。慌てた小次郎はジュースを取ろうとした拍子に熊吉に少しかけてしまった。
「っ! センセー悪ぃ!」
小声で謝り熊吉のズボンにかかったジュースを拭きながら小次郎はふと気が付いた。
(これって結構エロい状況?)
いや別に服を着ているのだがら全然エロくないのだが。刺激的な映画を観ている小次郎の頭の中は映画のシーンと熊吉のまわし姿が重なり合ってしまう。
(やめろ俺ぇーーーっ!)
目をつぶりブンブンと首を振る。その拍子にまた熊吉のズボンに何かが垂れた。
(? 俺また何か零したか? でもこれ生温かい……)
その時異変を感じた熊吉が小次郎を起こしその顔を確認する。熊吉は小さい目を大きく見開くと、小次郎のハンカチを奪い彼女の顔に押しつけた。
「鼻血が出てるぞ化神!」
「―――え゛え゛え゛っ?!?」
「お前の服が汚れなくてよかったぜ」
「ず、ずみまぜんゼンゼー……」
誰もいないロビーのベンチソファーで。小次郎は熊吉に膝枕をされていた。
(うおおっ! すげぇラッキースケ○!)
映画は最後まで観られなかったけど。これはこれで超絶嬉しい―――まあだいぶ格好悪いが。
小次郎がうふうふとがっしりした太股の感触を楽しんでいると、上から熊吉の声が降ってきた。
「具合も悪そうだし帰るか? 化神」
「えっやだ!」
(この後は小洒落たカフェでお茶するっていうミッションが!)
小次郎は反射的に起きた。幸い鼻血も止まってる。小次郎はすくっとベンチから立ち上がった。
「ほら! もう大丈夫だよ熊センセー!」
「そうか?」
訝しげにこちらを見る熊吉に小次郎は少し頬を赤らめた。今ならアニメで見たシーンが出来るかもしれない。1回やってみたかった。綺麗な服着て、クルッと回って「どうかな?」って言うやつ。
「ねね熊センセー……今日の格好どうかな?」
小次郎はくるりと華麗に1回転……できなかった。緊張とヒールの合わせ技で、小次郎はぐぎりと足を捻ってしまったのである。
「―――いてえ!」
「化神!」
結局小洒落たカフェでお茶をする代わりに、お姫様抱っこでエレベーターに乗りそのままタクシーで強制送還となった小次郎。
挙げ句に後日、カフェではなく、寝子高生徒指導室で熊吉にみっちり友人関係について話させられるおまけがついたのだった。
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担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
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3人まで
シナリオジャンル
日常
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定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年12月22日
参加申し込みの期限
2019年12月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年12月29日 11時00分
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