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地下帝国、崩落!?
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●地下帝国に迷う人々、奇妙な像に遭遇する
地下には夢が溢れている。
それは全てが見えないから? それとも――。
地下帝国の暗い通路を照らすランプが揺れたのは、猫鳴館のツッパリ姐御こと
桜崎 巴
が、穴ぐらの中で仁王立ちして威勢よく声を上げたときだった。
「地下帝国民ども、客人のあたしが来てやったよ、ぉ、おぉ?」
ランプだけではない、地面も揺れているのがわかる。立っていられないほどではないが、左右に振れるランプの灯りの所為で、巴は実際より揺れているような錯覚に陥った。
パラパラと天井から土くずが零れる。
たまたま地下帝国を調査に来て、そのついでに崩れそうな箇所を補強していた
マウル・赤城・スティック
が、異変に気づいた。
「危ない!」
マウルは、巴を引き寄せると、自らの大柄な身体を盾のようにして彼女に覆いかぶる。
次の瞬間。
ず、ず、ぅぅぅん!
巴の背後で、土や岩が音を立てて崩れ落ちた!
「大丈夫か?」
「ああ、すまないね。助かったよ。あんたこそ怪我はないかい?」
「ああ」
マウルは、背中にかかった土くれを振り払うように背筋を伸ばして、……ごん、と天井に頭をぶつけた。
「ははは、あんた、大きいからね。すこし屈まなきゃいけないね」
「そうなんだ。まあ、ともかく生きてるし、お互い怪我もなくて良かった」
それにしても、とマウルは崩れた部分を見て眉根をひそめる。
「どうしよう。入り口が、完全に塞がれてしまったぞ。俺たち、まさか、このまま生き埋めになるんじゃ……」
「でかい図体してそんな気弱な顔はおよしよ。なんとかなるに決まってるじゃないか。あたしゃそのへんに帝国民がいないか探してみるよ。あんたはどうする?」
「じゃあ、俺は、ここを掘ってみよう。早く出たいからな」
「了解。気をつけるんだよ」
「あんたもな」
そういって別れて少しも経たないうちに、マウルは奥に進んだ巴の「ぎゃあ!」という叫び声を聞きつけた。
「ど、どうした!?」
駆け付けたマウルが見たものは、
つるはしを片手に、サンマの皮をかぶった、筋肉質でやけにガタイのいい――しかもどこか校長先生にも似た――奇妙な像
と、それに驚いて腰を抜かしている巴の姿だった。
◇
「きゃあっ!」
こちらでも、可愛らしい悲鳴がひとつ。
悲鳴の主は
維都月 茉菜
だ。偶然一緒になった
晴海 飛鳥
がその背中をぽんぽんする。
「だいじょうぶだいじょうぶ、ただの像だよ」
「わっ、ほんとだっ」
茉菜は、暗がりの中で出会った奇妙な像
――つるはしを片手に、サンマの皮をかぶった、筋肉質でやけにガタイのいい、しかもどこか校長先生に似ている――
に触れてみる。
「前から気になってた地下帝国……地面を見ながらここに地下があるんだなぁって不思議に思っていたんだ。今日ここに来て、地下にこんな像があるって知って、ますます不思議な感じがしてるよ」
「わかるよ。そもそもここの存在自体が怪奇的でオカルト的だよね」
茉菜と飛鳥は、巴が腰を抜かした場所とは違うところにいた。
閉じ込められた上に迷っていて、ときどき驚いてもいるけれど、怯えてはいない。
さきほどから何度か出くわしている奇妙な像が、どこか笑えるからかもしれない。
「なにやら僕のオカルトハンターの血が騒ぐね。地下帝国民はこの奇妙な神を信仰しているのだろうか」
飛鳥はオカルトや怪奇をこよなく愛している。そして、ここにいるのは、ある目的のためだ。が、それはそれとして、目の前にオカルトめいたものがあればワクワクしてしまうのは、オカルトハンターを自称する者の性か。
飛鳥は、興味深そうに像の胸板を撫でた。
「うん。いいカラダ」
◇
「宰相殿ー。慣れないお客さんが
与作像
にビックリしてるかもー。なんか悲鳴してるしー」
みんなが集まって雑談などをする広間で、子泣きジジイ姿でお茶を飲んでいた地下帝国将軍・
初島 優
は、やってきた地下帝国宰相・
邪衣 士
に、開口一番そう言った。
「そうか? まあいいだろ。与作、イコール、らっかみ説もあるんだぞ?」
たぶん士の冗談だろうが、もしその説が正しければ、神の世界は笑えるところかもしれない。
ともかく、巴や茉菜を驚かせた奇妙な像
――つるはしを片手に、サンマの皮をかぶった、筋肉質でやけにガタイのいい校長先生に似た例のアレ――
は、どうやら
「与作」
という名のようだ。
与作とは。
地下帝国民にいつのまにか信仰されていた、地下帝国の崩落と安全を守る神である、らしい。
(地下帝国の安全と発掘を司る謎の神という
説
もある)
そしてその姿は、士が学校の
陶芸体験の授業を受けた際にいつの間にか出来ていた像
に由来する。その謎と笑いに満ちた姿が地下帝国民の心を打――ったかどうかはわからないが、このたび士の手によって、帝国内のあちこちに置かれることとなったのだ。
「与作の方はなんとかひとりで設置できたんだが、こっちが難航しててな」
そういって士が運んできたのは、なにか乗り物のような物体だった。
「シャケバスかー」
優は身を乗り出す。
どうやら彼らは、シャケバスと命名した、地下帝国内を走る乗り物を作ろうとしているらしい。
「車輪についていろいろ試してみたいと思っていたらさっきの地震だろ、とりあえず作業を中断してここまで運んできたんだ」
「それはお疲れ様ー。これ作るの手伝えばいいの?」
「それも頼みたいが、どうもあちこち崩落したみたいでな。まずはそっちをどうにかしたい。各箇所の道案内の表札が壊れていないか確認しながらざっと見てきたんだが、温泉との道、小部屋との道は少なくとも落ちたみたいだ。この調子だと入り口の方もダメだろうな」
ちなみに道案内の表札は、確認し、曲がっているところは直し、迷子癖のある士の命に危険がないよう整えてきた。この地下帝国の中では、なんとか迷子体質を克服できている士なのである。
「崩落かー。最近は無かったからなんだか懐かしいのー」
「だな。
骨削
達とは分断されてしまったみたいだが……まあ、他にもメンバーがいるし、なにより彼は地下帝国皇帝だからな、後回しでも問題ないさ」
士は皇帝を捨て……いや、皇帝に多大なる信頼を寄せ、入り口の解放に向かうつもりだと告げる。
優もまた、湯呑みを片付けるとスコップ片手に立ち上がった。
「俺は、まずゲスト用の採掘道具をチェックしてここに並べとこうかな、誰でも使えるようにねー。それから小部屋のほうを確認しに行こうー。今日は機材の搬入をしたいと思っていたからねー」
「了解だ」
「さあて、パッパとやっちゃおうー」
小規模の崩落は日常茶飯事、という地下帝国の人々は、こんな状況の中でもなにやら暢気だ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
冒険
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月30日
参加申し込みの期限
2013年09月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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