this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
追試危機一髪! ~黒い陰謀とヤバイ奴~
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
12
つぎへ >>
回転院 環
が、すれ違いざまにフジコちゃんに息を吹きかけられて
「や~ん、くすぐったいよー!」
と、キャッキャ喜んでいる。絡みつく視線にも、睨めっこを始めてしまい何だか楽しそうだ。
「やだー。フジコちゃん、面白い顔~♪」
あんよを机の下で、パタパタさせて大興奮。ハタから見ていると、遊んでいるようにしか見えない。
テストは合間合間で進めているようだし、妨害で変なストレスも溜めていないので良いのだが、若干心配でもある。
「んふふー、追試中なのにも関わらず、ちゃんと僕らに構ってくれるなんて優しいよねー!」
環はフジコちゃんの妨害を、好意的に捉えている。
そんな環に、フジコちゃんはニコリと頷くのみだ。
「ささ、レディ。テストに集中して」
環が脱線するたび、静かにそう諭すのは
八十八旗 信彦
の役目だ。
「はぁい!」
環にとっては、フジコちゃんの妨害は却って、いい気分転換になっているようだ。
ぐりぐりと環が答案に書きつけ始め、信彦は安心しつつフジコちゃんに目線を送る。
(フジコ先生、生徒の集中が途切れたタイミングで妨害入れてるのかな?)
フジコちゃんの背中は、何も語らないけれど。
後木 真央
は妨害に耐えていた。
(……ゴンちゃんは漢女なのだ、夢見る婚活肉食系腐女子なのだ。
これはテスト中に動じるな、と言う精神修養な愛のムチムチぷりんなのだ。
我慢なのだ我慢なのだ我慢……)
「……我慢、出来るかなのだっ!」
いや、耐えられなかった。突然、両手を突いて立ち上がる。
「ゴンちゃん、うぜぇのだ! 我慢出来ないのだ、表へ出ろなのだ!」
「レディ! ちょっと落ち着いて。ほら、君の好きな子猫ちゃんだよ?」
割って入った信彦が、薔薇と共にイーピンを真央の前に突き出す。真央の目が子猫へ泳いだ。
「と、止めてくれるな、なのだ……」
口ではそう言いながらも、真央はふるふる震える手を伸ばし、イーピンをしっかと抱き止めた。
暖かい。衝動のままに柔らかな毛並みに、顔を埋める。
「にゃっふぅん……」
無意識に吐息が漏れる、なんという至福だろうか。
今この瞬間があるから、生きてきて良かったと思える。
「はっ! 違ったのだ!
ゴンちゃん、何で犬小屋の中に犬が居ると決めつけるのだ。エッジ足りないのだ。
中に居るのは、猫でも何でもいいのだ! いくらでも真央ちゃんが、やってやらぁなのだ!」
「ゴンちゃん……? どこのどちら様かしら? 先生の名前はフジコ、それ以外はありません」
取り澄まして、フジコちゃんが答える。
「ぬぬー、自分の名前が超可愛くゴンちゃんだからって、えばんなし!」
「3サイズが知りたいの? フフン、99・66・77よ」
「富士山先生、話がかみ合ってないです」
勇敢に突っ込んだ
逆巻 天野
は、スルーされた。
「何をー体育科は肉体エッジ、芸術科は精神エッジ最強論者なのだ、決めつけんなし!」
抱っこ中のイーピンに気遣って、やや声を落としながらも真央はよく分からない猛烈抗議をする。
「そんなに猫が好きなの?」
フジコちゃんの手が動き、あれよあれよという間に、真央はハチワレのにゃんこフェイスになっていた。
「あなたにはソレがお似合いね」
「がおーなのだ……!」
手鏡を見た真央は、沈黙した。
「後木ちゃん? 猫が入ったら、それは犬小屋じゃなくて猫小屋よ。
残念だけど、あなたはあたしの犬小屋には、相応しくないわね……」
こちらも意味がよく分からないが、フジコちゃんの脅威は真央の元を去ったようだ。
「富士山先生、愛の鞭お疲れさまです。でも、お手柔らかに?」
「そんな人、知りません」
フジコとは絶対呼ばない天野が、ぴしゃりとスルーされた。
仕方なく“富士山”を省いて、ふと気になったことを聞いてみた。
「そういえば先生って、犬飼ってます?」
「実際の犬はいないわね」
「じゃあ、何のために犬小屋なんて作ってるんですか?」
天野の問いに、フジコちゃんは唇の端を歪めた。
「さあ、どうしてかしらね?」
嫌な予感しかしない。
2教科で赤を取ってしまった
志波 拓郎
は、不本意ながら兄の教えを請うて本日の追試に臨んでいた。
いつも邪険にしている兄の所へ押しかけてまでと言うのだから、本気が伺える。
(地学は俺の得意な理数と絡めて……マントルは対流で動いて……。よし、これなら……!)
どうにかなりそうだ。拓郎が鉛筆を走らせる音が、快調に響く。
(ん。このへん名前が似通ってて、覚えづらいんだよな……。確かに兄貴に、習ったんだけど……)
思い出せない、頭を抱える拓郎をフジコちゃんは見逃さなかった。
後ろからこっそり近づいて、ふーっと甘い吐息を掛ける。
「はひぃ!?」
つい、変な声が出て拓郎は慌てて口を押さえる。
皆の聞いてる前で、は、恥ずかしい! ちょっと赤面。
(何だって先生が妨害!? 気にしちゃダメだ、気にしちゃ……)
拓郎の集中力が、試される。
ざり……。
フジコちゃんの頬ずりが炸裂した。
(い、痛い……!)
何故、自分はこんな理不尽な目にあってばかりいるんだ。
あー……なんか、色々思い出しただけで腹立ってきた!
「赤点……取っただけで、泣きそう……なのに、この仕打ち。
……何なんだ、ほんと……ほんと……ほんっと……!」
……ブチィ!!
拓郎が握り締めた鉛筆が、真っ二つにへし折れた。(スタッフが美味しく頂きました)
豹変した拓郎の表情に、フジコちゃんは軽く口笛を吹いた。
「いい目つきね、志波ちゃん。男が上がったんじゃない? ……まるで、暗殺者みたいよ」
「一人二人、ヤってきたような顔してるって? ハハ。
集中してテストに向かうから、こんな顔してるんですよ。
テストは戦争だってことが今回でよく分かりました。……文句、あります?」
「いいえ? その調子で頑張って頂戴。素晴らしい犬役、期待してるわよ」
そう言ったフジコちゃんの顔は、本当にうっとりとして嬉しそうだった。
(くっ! 飲まれるから負けるんだ!
何をされても、怒りで塗りつぶせば恥ずかしくない。先生を兄貴に置き換えるんだ)
拓郎は、これまでの事を思い返す。
勉強会では
好きな子の前でおっぱい言う
し(しかも兄に録音されていた)、初日は
パンツ脱げる
し(しかも女の子に見られた)、最終日は
サンマさんに馬鹿にされる
し(しかもつい兄貴の心配なんか……してないっ!)。5分とか無理だし!
くっそ……!
……?
感じた違和感に、拓郎は首を傾げる。
(あ、でも……それって……何一つ先生とは、関係ないな)
優しい拓郎は、怒りで煮えたぎる頭の片隅で、つい冷静にそんな事に思い当たってしまった。
深いため息をつく。
(頑張ろう……)
鉛筆を握り締め、拓郎はテストを再開する。
(でも兄貴はユルサナイ……!)
許されないらしい。
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
12
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
追試危機一髪! ~黒い陰謀とヤバイ奴~
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
ホラー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月27日
参加申し込みの期限
2013年09月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!