this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
追試危機一髪! ~黒い陰謀とヤバイ奴~
<< もどる
1
2
3
4
5
…
12
つぎへ >>
●楽しい追試タイム、はっじまるよ~!
「うおー! 補習の次は追試だぜー! たまちゃん頑張っちゃうぞー!
それにしてもフジコちゃんは、相変わらず筋肉たっぷりだねー! 漢女(オトメ)だねー!
フジコちゃんは楽しいせんせーだから、たまちゃん好きさー!」
回転院 環
のボルテージは、何時も通り振り切れている。
「ふふ、イイコね回転院ちゃん。たっぷり かわいがってあげるわよ」
「ひゃっほう♪ フジコちゃん、あいらーびゅ、あいにーちゅ!
これで今日の追試は、勝ったも同然だねー!」
片足を軸に独楽のように くるくる回転すれば、環の制服のスカートが軽やかに翻る。
うっかりバランスを崩して、後ろにひっくり返りそうになるのを、フジコちゃんが背中に手を回して食い止めた。
ピタリと決まって、まるでバレエのワンシーンである。
「さあ、席に着いて頂戴」
「うっほーい♪」
環が類稀なる運動神経を披露しながら、ジャンピング回転着席した。
「わぁ……さっすがフジコ先生……! じゃなくて、赤点取ったらわんちゃん役!?
そ、それはさすがに、絵梨菜のイメージがっ! なんとしてでも避けなくっちゃ!」
ロリ巨乳・美脚のグラビアモデル
姫神 絵梨菜
は必死だった。
仕事の都合でしばしば授業を休んでしまう絵梨菜が、苦手の数学のみを赤に抑えたのは、日ごろの努力の賜物だろう。
とは言え、一つでも赤を取ってしまったという現実は変わらない。
「くすん……お仕事じゃないから、事務所を通してくださいとも言えないし」
絵梨菜はモデルである前に、一人の学生として超えなければならない壁に、真珠のような涙を湛えて向き合う。最後のあがきとばかりに、広げた数学のノートは、絵梨菜の双子の姉が取ってくれたものだ。
丁寧に書き込まれた解説に、姉の優しさが溢れて心が温かくなるが、やはり数学への苦手意識は払拭出来ない。
「うぅ……数学嫌いだよぉ……。数学って言うのに、何でアルファベットばっかりなのー!
こんなの絶対おかしいよっ!」
さすがモデル、かぶりを振って泣き言言う仕草も魅力的だ。
しかし、現実逃避ばかりしていられない。
事務所のマネージャーにも「女優を目指すなら、数学者を演じる自分になりきれ!」とアドバイスをもらったのだ。
「わ、われおもうゆえにわれありっ」
ぶつぶつ呟いて、怪しい自己暗示を掛ける絵梨菜。
「がっ、がんばるよっ!」
そう。思考を停滞させるなかれ、君は出来る子なんだ。
「あっ、あの
特別授業
の先生だ!
今日の追試の担当になったんだ……よーし、あの時みたいに頑張っちゃお~♪」
恵御納 夏朝
の言葉がいつもよりハキハキ浮かれているのは、腕に嵌めた猫さんパペットのせい。
もっとも操っている夏朝は、ぽーっとして表情に乏しい。
サンマさんのラクガキの妨害のせいで日本史の点数が惜しくも一点足りず、追試になってしまった夏朝は、なめるように教室を見回しては、時々悦に入っているフジコちゃんを見て、相変わらずだな、と頷いた。
ちなみにその特別授業だが、本来は芸術科の生徒が受けるものだったのだが、夏朝は
体育の授業と勘違い
して紛れ込んできたらしい。
まあパペットの演技力向上と言う事で、それはそれで良かったのだろう、きっと。
しずしず席に着こうとした夏朝だが、愛くるしい鳴き声に、動きがぴたりと止まった。
「にゃむ?」「ニャー」「みゃーぁん」
「こ……子猫さんだ……!」
夏朝のブラウンアイが全開になる。
フジコちゃんが無骨な手に抱えている三匹の
子猫
は、校長室に住まうユキ、こしあん、イーピンだ。
「おお、よちよち。かわいいわね、あんた達。ん~、ちゅばっ☆」
黒い服が猫の抜け毛にまみれるのも気にせず、フジコちゃんは頬ずりする。
なんか凄い絵面だ。
子猫達が肉球を、鼻をぷにっと押し付けてくるが、おかまいなしだ。
「校長室の子猫さん達……ここ数日見てなかったけど、可愛い!」
夢見るように うっとりと眼を細め、次第に夏朝の首が傾いでいく。
「いいなぁ、子猫さん達と遊ぶのいいなぁ……!」
三匹独り占めなんて贅沢は言わない、一匹だけでもいい。
この机に、ちょこんと置いてくれたら……それだけで天国のような追試タイムが過ごせるのになぁ。
夏朝のハートは、もはや子猫達に釘付けだ。大丈夫だろうか。
伏木 綾人
は
寝子島高校・教頭
のような影の薄さに悩める青少年だった。
……って、黒崎先生そんなに空気だったっけ? おかしいなぁ。
ともあれ。
綾人は きちんとテストに出席したにも関わらず、なぜか欠席扱いされて追試を余儀なくされたのである。
「ちゃんと提出もしたのに、どうして欠席にされたんだろうか……」
首をひねる綾人。答案まで、存在感が薄かったのだろうか。そんなバカな。
握力強いのに、筆圧が低いとかなんとか?
真実は闇の中。
「やっぱり僕って影が薄いのかな……けど富士山先生が試験監督なら多分大丈夫。
あの先生は、しっかり生徒を見てくれる人だから……」
どんな目で見ているかは、皆さんの想像にお任せしますが。
不憫属性の綾人は、信頼の眼差しをフジコちゃんに向ける。
「先生、今日はよろしくお願いします」
折り目正しく挨拶する綾人の横を、フジコちゃんは「あら?」という不思議そうな顔で通り抜けた。
声が小さくて、よく聞こえなかったんだろうか。
人と話す時は、はっきり言わなきゃ駄目だよね。
せめて先輩らしく、威厳を持って後輩たちに挨拶しよう。
「やぁ、今日は追試頑張ろうね」
子猫に首っ丈な夏朝は、そもそも気づく事すらなかった。
「やぁ、一緒に頑張ろう……」
「あら? 携帯鳴ったかしら?」
綺麗に編んだ三つ編みを肩から垂らした、
早坂 恩
が携帯を取り出して、小首を傾げる。
「おかしいわね、空耳かしら。まあいいわ。フジコ先生?
今度お時間がある時にでも美容について、ゆっくりお話ししたいわ」
「あら、早坂ちゃんだったわね。美意識の高いコは好きよ。
美しさにも色々な形があるけれど、見極めるには目が必要だわ。そうね、今度じっくりお話しましょう」
「お化粧品についても、アドバイスがあれば」
「ええ、TPOに合った化粧は重要よね。例えば顔色が優れない時は……」
恩はフジコちゃんと話しながら、綾人の前を素通りした。
「……また無視された、何故だろう……」
子猫のこしあんが、じーっと綾人を見つめている。
気付いて手を振り返せば、ぷしっと小さなくしゃみで返した。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
12
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
追試危機一髪! ~黒い陰謀とヤバイ奴~
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
ホラー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月27日
参加申し込みの期限
2013年09月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!