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寝子島高校
芸術科:演劇の授業の場合
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チャイムが鳴り響く。同時にガチャリ。扉が開く音が響く。
先生のお出ましだ。
姿勢を正し、起立する。
「あれ、おかしいな……理科室に来たつもりなんだけどなぁ」
「こっちは教室じゃないって言ったのに」
やってきたのは先生ではなく、いつでも迷子の
邪衣 士
とそれに巻き込まれた
逆巻 天野
だった。
教室入口でつっ立っている二人の後ろに巨大な影が忍び寄り、
「筋トレ柔軟はじめ。なに突っ立てるのかしら? 押し倒すわよ」
授業の開始を告げた。
「先生すみません、教室を間違えてしまいました」
「そう。じゃあせっかくだから参加していけばいいわ。後でアナタたちの先生に伝えておいてあげるから」
一旦言葉を切ってから、
「もちろん筋トレも演技もしてもらうけどね」
にっこり笑う。
「記録係をさせてもらいます八神です」
「八神ちゃん、よろしくね」
チャイムが鳴る頃に準備を終えていた八神は、先生に挨拶をしてから早速、記録をはじめる。
あまりにもここまでの流れがなめらかだったため、邪衣と逆巻は異議申し立てという名の突っ込みを入れることはできなかった。
「はい、じゃあまずスクワットから」
一斉に筋トレ開始。もちろん全力で。
全力でも足りないと判断されると……。
「せ、先生これ以上は無理ですっ」
「限界は自分で決めたらいけないわよ」
普堂 しおり
の肩をフジコが押さえつける。戻ろうとすればするほど負荷がかかり、そのまま力を抜けば座り込んでしまう。
(うわ、フジコ先生って話には聞いてたけど強烈……っ!)
少し覗くだけだったつもりの普堂だったが、空気に当てられたのか、顔を真っ赤にして必死にフジコのシゴキについていく。そんな彼女の様子にフジコは「いいわね」と呟いて次の獲物のもとへと去っていった。
(今日の体育の授業ハードだなぁ)
恵御納 夏朝
も普堂と同じく忍び込んだ人だった。いや正確には現在進行形で『勘違い』している人だ。
(まぁ普通科のみんなについていけばなんとかなるよね)
この授業は演劇。概ね参加者は芸術科。
考えなくともわかりそうだが、考えた結果。余計に彼女の誤解は深まったようだ。
大山田 団十郎
は普段から鍛えているため、さほど苦にも思わずメニューをこなす。
(余裕だが……面白い先生だなー)
阿鼻叫喚に近い筋トレ風景をほのぼのと眺めていた。
「さっきぼさっと立っていたのはいいけど、筋トレ中はぼさっとしてたらダメよ」
「え、ちゃんとしてま……」
ただいま、腕立て伏せの真っ最中。邪衣は自分のペースで真面目に取り組んでいる。
授業熱心で優しいフジコ先生はそんな彼を快く手伝う。
「もっとしっかり体を伏せなくちゃねぇ」
「無理です、先生! やめてください、やめて、」
もっこり、ぐっしょり、フジコ先生の股下の汗が、邪衣の背中を濡らす。
邪衣は叫ぶ。
そして、誓う。
もう二度と迷子になんてならないと。
「はい次は体ほぐしていってね」
返事はまばらだった。
普段より短めの筋トレだったいうのに、既に生徒の多くは満身創痍。
無事であったところで、この先に備えて自分の世界に入り込んでいる。
「はーい!」
姫神 絵梨菜
はそのどちらでもなかった。
体育座りをし可愛らしく右手を挙げて、元気よく返事をする。
そのまま両足を一直線に開き、背骨をきちんと立てて、床に上体をぴたりと寄せる。
「あら、いい体じゃない」
フジコ先生は息を漏らす。
しなやかな四肢と筋肉を持つ少女は、立ち上がるとY字どころかI字バランスをしてみせた。
ピンクのレオタードとシンプルなバレエシューズにより、くっきりと浮かぶボディライン。
天井から吊られているかのようにピンと挙げられた足。
感嘆の声が漏れる。
「パーフェクトだ」
シグレ。
「うぉぉおおおお、たまんねぇ!」
男子の大半。
「いいわね、いいじゃない。……あら、そこのアナタ、」
芸術的刺激を受けるフジコ先生。
――新たな被害者が出ようとした。
「おぉ友よ、私は舞踏会に間に合っただろうか!」
が、フジコ先生の被害者は出なかった。
突如、教室に飛び込んできた
後木 真央
の手によって。
くるりくるりと一人で軽やかなステップを踏む。
「寝ても覚めても頭の中にあるのはロザラインのことばかり。こんなことで私がロザラインを忘れられるわけが……」
可愛らしい小さな唇から、悩ましげな声がこぼれ落ちる。
ワルツのステップは段々とペースを落とし、次第に動きは止まった。同時に顔を伏せる。
ハッと顔をあげると、歓喜の声を上げた。
「おぉ、神よ、なんと言うことだ!」
後木はフジコ先生を一心に見つめ、飛ぶように駆け寄った。
「麗しい方よ、一曲踊っていただけませんか。せめてお名前をお教えください。――ならば私の名前を捧げましょう、麗しの君、貴女の名前と交換に」
ロミオは――後木は、小さく柔らかいその手で、ジュリエットの――フジコ先生のゴツイ手を取る。
愛を囁くと、フジコ先生は恥ずかしそうに小さく首を振る。
ふにゃん。後木はとろけるように笑って、名前を叫んだ。
「ゴンちゃんは、まおと名前を交換するのだ。だからゴンちゃんはこれから
後木 真央
と名乗るのだ」
一瞬、フジコ先生は、部屋中の人間は、思考を停止した。
「まおは今日から
富士山 権蔵
と名乗るのだ」
授業開始から五分経過するかしないか。
後木が乱入してジャスト一分。
爆弾投下。
当のフジコ先生は思考が追いつかないのか、まったく反応しない。
「今日は日直でお仕事があるから一旦もどるのだ。また遊びに来るのだ」
そうして爆弾魔は風のように消えてしまった。
「せ、先生。少し体が緊張してるわ。リラックス、リラックス」
尾鎌がフジコの肩をほぐす。
八神は先生に近づき、耳打ちする。
「先生、巻いていかないと時間が……」
フジコはいつも通りの落ち着いた表情でこう告げた。
「頭のシーンからはじめるわよ」
響 タルト
は首をかしげる。
(先生……怒ってないの?)
静かで穏やかないつものおネェ口調だ。
様子を伺い、誰も動かない。
「同じこと、何度も言わないわよ。早くなさい!!」
雷が落ちた。
「はい!」
響は咄嗟にピンと背筋を伸ばす。
既にボロ雑巾のように酷使したというのに、力を振り絞って声を張り上げる生徒たちであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月16日
参加申し込みの期限
2013年07月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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