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追試危機一髪! ~黒い陰謀とヤバイ奴~
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タネはフジコちゃんの絡みつく視線に、普通に気付かなかった。
しかしそのくらいで諦める、フジコちゃんではない。マッチョの体に女の情念を宿しているから、人は彼女を漢女と呼ぶのだ。
ブラシを走らせて、あっという間にタネを優美なサルーキに変身させる。
「あっはは! 誰これいいセンスしてる!」
手鏡を指差してニコニコ笑っていたタネだったが、フジコちゃんが
「そうでしょう? でも眼鏡は邪魔ね」
と、眼鏡のフレームに手をかけた途端に、態度が一変した。
「フジコちゃん先生ってばメガネは顔の一部だから外れないんだよっていうか取るなやめて触らないで!」
区切りもつけずに、一息に叫ぶ。
死守しようと腕をバタバタと振り回したが、闇雲に振り回しただけなので、簡単に受け流されて眼鏡を取り上げられた。
「あっ――!! フジコちゃん先生がタネちゃんのメガネをーもう終わりだぁーなにもかも今日で終わるんだー嫌だって言ったのにーああああああああああタネちゃんもう駄目ー」
タネがごろごろ転がりながら泣き叫ぶ。環は、えっ、なになに? と嬉しそうだ。
「八十八旗ちゃん、出番よ」
タネの眼鏡を掛けたフジコちゃんが、信彦にタネのお守りを押し付けて、次へ向かう。
(うわーん、気になって集中できないんだよ……あ、あれ、また先生こっちに近寄って……)
千鳥 雅人
の耳に、エンジェルブレスが炸裂した。
「ひゃぁあっ!?」
(や、やめてよぉ……なんだかすっごくゾワゾワするんだよぉ……)
ぷるぷる震えるチワワのように、見上げる雅人。
いたいけな青少年が嫌がる姿ほど、フジコちゃんを萌え立たせるものはない。
やたら嗜虐心をくすぐる涙目で身じろぎする雅人を、フジコちゃんは面白がって玩具にしている。
ここからは音声でお楽しみください。
「酷いよぉ……先生、なんでこんなことするんですかぁ……」
「あっ、あっ、やめて、くすぐったい、もうやだぁ!」
「誰か、助けっ……!」
がたん!
派手な音が立った。
雅人のクラスメイトの最速男が、ついに立ち上がったのだ。
「刀君……」
助けてくれるのかと、雅人が期待に満ちた眼差しを向けるが、
御剣 刀
はすいっと雅人の前を通り過ぎると、我が身かわいさにテスト提出してダッシュで教室を逃げ出した。
「悪く思うな、千鳥。俺にお前を助けるのは、無理だ! でも犠牲は、決して無駄にしないぞ!」
「にょえ~! 待って~、見捨てないでぇー……あっー!」
雅人の明日はどっちだ。
さて。ここまで来ると、居残る生徒の数も残り少なくなってきていた。
転校した日付の関係で、全教科の追試を受けていた
常闇 月
は、特殊な過去を持っていた。
そこで受けたらしい対拷問訓練を思い出しながら、ただひたすらにフジコちゃんからの攻撃を耐える。
(く、……集中するのです。このようなテスト、普段通りすれば……)
月の思考を、フローラルブレスが乱暴に断ち切った。
生暖かい息が月のうなじを、これでもかと刺激する。
「っっ………ふぁぅっ」
押し殺した、いやに艶っぽい声が月の唇から漏れる。
(この程度の拷問、耐えられなくてどうします……!?)
月は自分を叱咤するが、やはり年頃の男子の妄想を掻き立てる声を発してしまう。
お陰で、信彦も止めるのを忘れて、手に汗握って様子を見ている始末。
「ぁ、ぅっ」
だがしかし、仰け反り やや虚ろに教室の時計を視界に入れた月は、豹変する。
(もうこんな時間……!)
瞬時に、テストの回答具合と残り時間とを見て、状況を判断する。
(これ以上は不味い)
月が仕事モードに入った。
雰囲気がガラリと変わり、横顔は研ぎ澄まされた硬質な刃のよう。
そうなるとフジコちゃんが犬メイクしようが、犬談義しようが、真夏の夜の妖精を演じようが見向きもしない。
人間らしさをオフった月は、マシーンのようにテスト用紙を埋めていく。
ここが一般人の通う学校である事を理解しているので、妨害するフジコちゃんに手を出す事こそしないが、触れようとすると殺気のこもった視線で牽制した。
無論、フジコちゃんの本懐は生徒に集中させる事なので、そうなった月を見やると、次なる獲物を物色するため彼女は背中を向けた。
(あらあら、私も追試を無事に乗り切りたいわぁ……できるかしらねぇ)
惨状を見やりながら、
早坂 恩
はシャーペンを走らせる。
苦手科目も得意科目も、両方病弱なために早退してしまい、追試になってしまった恩は、留年したら実家に帰る事になるかもしれない。
それだけは絶対に避けたい。
頑張る恩の顔を、フジコちゃんが覗き込む。
そしてフジコちゃんの、たくましい手が恩に伸びた。
「…………!」
手は、恩の額に押し当てられていた。
「具合が悪くなったら、遠慮せずに言うのよ?」
それだけを言うと、フジコちゃんは恩の元を、ゆっくりと歩き去った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
ホラー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月27日
参加申し込みの期限
2013年09月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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