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寝子島、花粉警報発令中!
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H-6〜8地区を担った前衛組の健闘あって、人面樹の数は半分以下の数にまで駆逐されていた。
しかし、テオの作り出した異界のシーサイドタウンはすでに荒廃の街と化している。数センチの花粉が積もり、路上に書かれた「止まれ」の標識は見えなくなり、家々の屋根はどれも黄色く、遠くの景色はぼやけている。人面樹の数は減れど、街に注ぐ花粉の量にさして違いはなかった。
最終決戦は、桜花寮。敷地は広く、屋上からの見晴らしは花粉に遮られてはいるがまずまず良好。敵を捉え損ねることはないだろう。何より、土地勘に優れる人間の多いことが、ここを決戦の場所と決める最大の理由になっている。人面樹たちをここへ誘導するため、入念に包囲網が作られていた。
さわさわさわ。さわさわさわ。
今、人面樹たちがついに桜花寮の敷地へ、その根を張ろうとしている。
『いよいよですね』
屋上で待ち受ける
小山内 海
がスケッチブックに書いて、
奈良橋 博美
に見せる。スケッチブックの白い紙には瞬時に黄色い粒子が被さった。
「うん、人面樹が敷地に侵入とねこったーには書き込んだ。俺は先鋒を支援してくる」
言うと博美、屋上の縁に立ち跳躍。ろっこん「トンビの飛翔」で、人面樹の群れ向けて滑空する。
「俺は1階に収容した怪我人の様子を見て来るよ。小山内は屋上からの火炎瓶投擲、頼んだよ」
屋上を後にする
東中居 陽二
に向けて力強くうなずくと、一つ目の火炎瓶に火を付ける海だった。
先鋒には
哀坂 零葉
と
不破 ふわり
。さらに、なぜか猫耳帽子に猫マフラー、ふかふかのロングコートを纏い、前髪を下ろして完全猫モードの
恵御納 夏朝
が待機していた。防備に徹した零葉と、軽装のふわり、猫コスの夏朝。……シュールだ。
零葉が、花粉避けに差していた日傘を投げ捨てる。人面樹たちの集団とエンカウントの時が来る。
先手を打ったのは夏朝。ホームセンターから持ち出したショッピングカートにガソリンの入った容器をのせ、
「良い子は絶対に真似しないでほしいアターックしゅん!」
人面樹の群れめがけ思い切りプッシュ!
ショッピングカートが人面樹にヒット。が、これ自体にダメージはほとんどない。問題はそこからだ。のっていた容器がこぼれると、ガソリンが彼らの根や幹にトクトクと注がれた。
「はぁ……あまりこうゆう事は……したくないのにね」
つぶやくと零葉、火炎瓶に火を付ける。機敏に駆け出すと、先頭の一体にぶつけた。あらかじめ当てたガソリンのおかげで、人面樹が即座に火に包まれる。
「火炎瓶をぉ、喰らうですよーぅ」
ふわりもノリノリで続く。
「はわわわっ、けっこう燃えるんですねぇ」
轟々と燃えさかる火。桜花寮一体が赤く染まり、ゆらゆら揺れ出す。炎に包まれた人面樹は、他所では聞くことのできない奇声を発しながら、焦げ臭さと共に果てていった。
人面樹もひたすら火の粉を浴びっぱなしなわけではない。火の手をくぐりぬけた数体が、3人に枝攻撃を繰り出していく。
「当たったらひとたまりもないな」
かわしながら、人面樹を分析する零葉。
「アターックしゅん!」
引き続きショッピングカートを押し出している夏朝。が、腕力も限界に達したか、狙いが狂い、人面樹これを回避。
「くしゅん!」
くしゃみを一つしているうちに人面樹が接近し、夏朝を枝攻撃!
「危ない!」
叫びながら飛び跳ねる零葉。夏朝を抱え、地面へ崩れたすぐ後、枝が空を切る。
「どんどん来ますよーぅ」
炭へと朽ちていく人面樹たちの後から、さらに人面樹が、花粉を撒いて寮内へ侵入してくる。
「先鋒、限界か……」
模様を見届けていた博美、携帯を開き状況を拡散しようとした。
「なにこれ。着ぐるみ?」
その博美の横を、
霧下 蕎麦人
がとぼけ顔で過ぎていく。降り注ぐ花粉も気に留めず桜花寮を散歩していた彼は、「何か変なのが暴れてるな」とようやく事態の異常さに気づき、桜花寮戦の次鋒として登場した次第だ。
(興味ないけど、少し自分の力を試してみたかったんだ)
人面樹たちの前に立つ蕎麦人。体を仰け反らせ、枝の一振りをかわすと、
「うはは、ぼーりょくはんたーい」
目を閉じ指を鳴らす。
ろっこん「影の王」。積もった花粉の上にうっすらできている蕎麦人の影がゆらゆらとうごめく。
「初めまして、もうひとりの俺」
影が浮かび上がると、人面樹の前に立ちはだかった。
「たまにはかっこよくやらせてもらうよ」
影が、人面樹の枝を押さえ動きを封じる。その間に蕎麦人、ガソリンを振りかけ、マッチで火を放つ。
「使うのは初めてだけど、中々楽しいじゃん」
めらめらと燃える炎に向けてにんまりとマッドな笑顔を作る。
「ほう、やりますね」
「すごいなー」
感心する零葉と夏朝。
(同世代には興味ないんだよな)
と思いながら蕎麦人、影を自在に操り次の人面樹の動きも止めた。
「うはは、すっげー」
が、枝のしなりを止めるほどのエネルギーを影に強いるのはあまり得策ではなかった。
(ぐはっ、もう体にガタがきた)
蕎麦人のろっこんの反動は大きい。自分の体が一気に衰弱してしまうのだ。
「もう……ちょい……楽しませて……くれよ」
が、願いに反して、影はするすると蕎麦人の足下へと戻っていく。
視界がぼやけ、足取りも重くなる。
(もうちょい練習が必要だな)
と思った直後、蕎麦人、気を失う。倒れる寸前、零葉が拾い上げた。
「世話が焼けますね」
ため息つく零葉。
「そろそろ潮時ですかねー」
後退するふわり。
次の作戦へ移る桜花寮組だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年02月17日
参加申し込みの期限
2013年02月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年02月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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