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優木 遥斗
は思いを巡らせる。
あの夜。
あの夜、遥斗は
泰葉
の部屋で……不安そうな泰葉のそばで、過ごした。
半グレのような男三人組からすんでのところで彼女を救出し、手当をさせてと彼女の部屋に導かれたのだ。
「もう私のこと、忘れて」
泰子はそう言った。
「できません」
遥斗は拒否した。強く。
泰葉をベッドに入れ自分はカーペットの上に三角座りして、「落ち着くまで見ていますから」と言い聞かせ彼女を休ませた。
いつしか膝を抱えるのをやめ、遥斗は正座して背筋を伸ばしていた。この姿勢のほうが落ち着くし、心も鎮まる。
泰葉は寝間着姿で、微笑みながら遥斗を見つめていた。
部屋の灯が消えてもしばらく、遥斗は彼女の視線を感じてた。
やがて泰葉の寝息が整うのを確認すると、黙って部屋を後にしたのである。
あの夜――思いを巡らせる。
泰葉さんの心の何かに触れたような気がしたし、全然まだ、泰葉さんの本当の気持ちはわからないようにも感じる。
だから自分からは、彼女に指一本触れなかった。
触れてしまうと一層遠のくような気がしたからだ。
あれから、二ヶ月ちかく経つ。
遥斗は穏やかな日々を送っている。
「優木、なんか変わったな」
あるとき剣道部の友人に言われた。
「そうか?」
どこが変わった、と遥斗は問い返した。
「そう訊かれると巧く言えないんだけどな……強いて言えば、雰囲気が、か」
友人は自信なさそうに言って笑った。
「なんだか大人になった、って感じかな。同い年なのに、先に行かれたような気がする」
「自分ではそんなつもりはないんだが」
遥斗は涼しげに告げて笑みを返した。
それが『大人』なのかどうかはわからない。だが言われてみればいくらか、自分の人生に真面目に向き合うようになったような気がする。これまでがそうでなかったというわけではない。だから、これまで以上に、という意味で。
あの夜がきっかけだったのだろうか。
以来、遥斗は落ち着いて学校生活や勉強をこなすようになった。
といっても活力が失せたわけではない。むしろ逆だ。アルバイトや部活動では相変わらず腹が減り、大食いし、夜はよく休む。空いた時間も無駄にせず、集中して勉強することが日課となった。
時間を作って、図書館によく行くようにもなった。
なんでもない日常を繰り返せることが、どれだけ幸福なことなのか。
切に思う。
それは一瞬で破壊されることがあり得ると。
そういえば今から一ヶ月ほど前、遥斗は警察から事情を訊かれることがあった。
「五葉泰子(ごよう・やすこ。泰葉の本名)さんのこと、だけどね」
こぎれいな身なりをした私服警官だった。ワージントンというイギリス系の苗字だ。あまり威圧的にならぬよう、気を配っていると思われた。周囲に誰もいないことを確認してから、確認のため警察手帳を見せて、
「こういう事件があったこと、知っているかな?」
とあの夜、遥斗が追い払った三人組がたどった運命について語った。一命はとりとめたらしいが、特にリーダー格の赤沢なる男のダメージは大きく、おそらく一生車椅子なしでは歩けない体になったということだった。
泰葉にも当然、警察は聞き込みに行っただろう。
その泰葉が遥斗の名を出したのだろうか。
泰葉に限ってそれはないだろう。だとしたら、三人組の線からつながったのかもしれない。
遥斗は堂々と、なにひとつ隠すことなくその夜のことを話した。
泰葉さんにつきまとっていた人に注意したらわかってくれた、と。
直接的な暴力は振るっていない。これも事実だ。
「なるほど」
ワージントンという刑事は、それ以上の説明を求めなかった。三人組が悲惨な目に遭ったとき、遥斗がそこにいるはずがなかったということはすでに調査済みなのだろう。『わかってくれた』の意味も、遥斗の体格や無表情な坊主頭が放つ威圧感から推量したらしい。
じゃあ最後に、とワージントンは言った。
「教えてくれないかな、優木君と五葉泰子さんとの関係について。言いにくいことかもしれないけれど」
「自分にとって大切な人です」
遥斗ははっきりと答えた。
「ですが、男女の関係はまったくありません」
うなずくとワージントンは、自分の名刺を渡して立ち去った。
「邪魔したね。なにか思いだしたことがあったらいつでも連絡してよ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年10月23日
参加申し込みの期限
2019年10月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年10月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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