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「ああ痛い痛い、参りました。濡れた床を踏んでスッテンコロリ。いやあ、酷い目にあったものです」
言葉とは裏腹に、中年男性――
根積 宏一郎
(ねづみ・こういちろう)は妙にニヤニヤしているのである。
「申し訳ありませんっ!」
千絵は深々と頭を下げる。
「えらいまた派手にこけよったなあ」
千絵と根積のあいだに七海が入った。
「お兄さんいけます? うち、簡単な救急キット常備してますから手当しますわ」
根積は、鞄をさぐる七海をとめるように言う。
「お兄さん、って私のことですか? ご冗談を。どう見てもおじさんですよ」
「なんでーな、うちと同世代でしょ?」
「同世代って、お嬢さんどうみても中学生くらいでしょう!? いや小学生かも」
「うち、アラフォーですよ?」
「アラフォー!?」
これには根積のみならず千絵まであ然としている。
「せや。なんなら運転免許見ます? よう中学生くらいと勘違いされるし、小学生とか言われることもしょっちゅうやけどね……立派なおばさんやねんよ。こんなん冗談では言わんです♪」
「はあ……なんともこれは……失礼しました」
ようやく根積はそれだけ言うも、あとはただ呆然と、すりむいた肘を出して七海に消毒されていた。
「じゃ、ちょっと染みるけど我慢して下さいねぇ」
さすが一児の母、慣れたもので、あっという間にバンソウコウを貼って処置をすませた。
「お兄さん、顔色悪いですけどちゃんと夕飯食べてます? うちもちょお小腹空いてますし、よかったらお菓子でもつまんで軽くひと息入れません? ハブ・ア・ブレーイク♪」
なんて言ってチョコレートを出したとき、七海は無自覚ながら『ろっこん』を発動させていた。周囲の空気をなごませ、のんびりとした優しい気持ちにするという魔法のような能力だ。
「ああ、これはどうも」
もはやなすがまま、根積は渡された一口チョコをぽりぽりとやりはじめている。
「店長代理さんも」
七海は、チョコの入った小袋を千絵に向ける。
「私ですか? あの飲食は奥のテーブルで……」
「まあまあ、カタいこと言わんと」
「そうですね、ではいただきます」
千絵もまた、七海のふりまく幸せ効果にはあらがえない。ひとつつまんで食するのだった。ポリフェノール配合とかで体によくて、味もおいしい粒状のチョコだ。
「ところでどうして、私が店長代理だとご存じで?」
今日は息子はいないと判断し、七海はあっさりと素性を明かしてぺこりと頭を下げた。
「うちの子がお世話になってます~」
「い、いえいえ……七枷さんには私こそお世話になりっぱなしで……!」
慌てて千絵も頭を下げる。
「うちの息子、ちゃんとやれてます? あの子昔は可愛らしかったのに、最近は冷たくてちゃんとしてるかうち心配で~」
「いつも助かってます。七枷さんには土日中心で入ってもらってますが、陳列とかいつも熱心にしてくれるんです」
などといい感じで話が進み始めたので、
「ああどうも、では私はこのへんで……」
会釈しいしい根積は店を後にし、そのまま表通りまでまっすぐ進んで横断歩道で足を止め、空を仰いだ。
「いい一日でした……って、こんなはずでは……」
それでも、まあいいか、と根積はつぶやいている。このまま警察まで出頭しようか。
このとき折悪しく、いや、折良くか。
道をギリギリに走っていた原付バイクが根積の真横をかすめ、その拍子に彼の肘をしたたかに打ったのである。
「……!」
出し抜けに凄まじい音を聞いて真白は飛び上がった。
買い物袋を提げたまま音のしたほうに向かってみれば、なんと発生源は『クラン=G』、まさに真白が行こうとしていた店ではないか。
「ちょ……なにがあったの!?」
仰天して駆け出す。買い物袋はその場に残した。
すぐに原因がわかった。一台の原付バイクが店に突っ込んでいたのだ。入り口のガラス戸を粉砕して煙を上げている。
それにしても奇妙だ。車輪が空回りしている。バイクは上下逆さまになっているのだ。猛スピードのあまり空中で反転したのか。それとも……ありえないことではあるが、誰かに投げ込まれたとでもいうのか。それに、
誰かいる。バイクの下敷きになっている。
ヘルメットはしていない。それどころか緑のエプロンをしているように見える。
胸騒ぎがして、危険をかえりみず真白は店の敷地に飛び込んでいた。
そのときだった。悲痛な声が聞こえたのは。
「しまった……店員さん!」
焼き印を入れられている牛に似た絶叫だった。
「私、そこまでやるつもりじゃなかったんです! あなたにそこまでの怨みはない……ああどうしよう!? あああ……!」
叫びは、こちらに背を向けて立つヘラクレス像のような巨人から発されていた。
(世界は枝分かれした)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年10月23日
参加申し込みの期限
2019年10月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年10月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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