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【生徒会選挙】歴代生徒会長からの挑戦状~リゾルブ・ワールド!
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●さゆるとマリス
選挙が本格化する数日前のこと。
外したボタンの一つもなく、スカートが長すぎることも短すぎることもなく、一糸乱れぬ完璧に制服を着用した
朝鳥 さゆる
が久々に学校に姿を現した。
両親は3年前に他界し天涯孤独な身であるさゆるは、夜毎行きずりの快楽に溺れるなど爛れた生活を送っており、二学期になっても相変わらず学校は休みがちな状態が続いていた。
たまに来ると祭り状態な高校に、ふと思うことは――『余りに場違い』。
さゆるの大人びた物憂げな美貌は、二十三、四歳くらいにしか見えない。
学生らしい賑わいが、まるで似合わないことこの上ない。
場違いすぎて帰ろうと踵を返す。
と、目の前に選挙管理委員長・
南波 太陽
の屈託ない笑顔があった。
「チョリーッス! さゆるちゃんだっけ。何していいかわからない~って顔してるユーに朗報! 選挙管理委員になっちゃわない!?」
――は? 唐突になんなのこの人?
そんな胡乱げな眼差しも、太陽には前向きな快諾に見えたらしい。
「ハイ、決まり! じゃあこの子の手伝いをしてくれないッスか?」
そう言って紹介されたのは、見慣れた女。
(……Malice?)
でもどこか印象が違う。
Maliceはいつも悪意に彩られた微笑を浮かべているのに、なぜか今日はそんな様子はない。
それどころか、怯え切ったような表情で、こちらを見ている。
その表情に、太陽は初対面同士かと勘違いして、互いを紹介してくれる。
「こちら
葉利沢 倫理子
ちゃん! 倫理子ちゃん、こっちは……」
「朝鳥さん……ですよね?」
倫理子はおずおずとさゆるを見つめる。さゆるは違和感に片眉を上げた。
「なーんだ知り合い? だったらやりやすいっすね! 倫理子ちゃん、さゆるちゃんに何をしたらいいか教えてやってほしいっす。あとは頼んだッスよ~!」
つむじ風のように去っていく太陽を見送って、倫理子はため息。
「あの……朝鳥さん、話したいことが……もうすぐ1時間目始まるから、昼休みに、屋上で」
◇
昼休み、二人の姿は屋上にあった。
さゆるが感じた違和感は倫理子が倫理子であったこと。
さゆるが邂逅していたの冷酷かつ狡猾で攻撃的な人格「Malice」であったが、今は一時的に本来の人格・倫理子に戻っているということを、さゆるはこのときようやく知った。
Maliceが倫理子の身体を支配してから3か月。
期末テストから夏休みの間中、Maliceはさゆるの住む部屋に入り浸っていた。
夏休みも終盤になると勝手に住み着いて、昼夜問わず爛れた情事に溺れた。
土曜の適当な時間にさゆるの部屋へとMaliceが訪れ、その夜から日曜の夕方まで泥沼のような情事に溺れるのがここ最近の二人の週末の過ごし方。破滅的だろうが生産性がなかろうが知ったこっちゃない。ただ貪り合うだけの関係。
そんなさゆるとの情事を終えて桜花寮に戻った日曜日の夕方、Maliceは再び倫理子に戻ったのだという。
倫理子は言った。
「Maliceは『しばらく留守にするけど、また戻ってくるわ。3か月間の記憶は朝鳥さゆるって子から聞いてね』と言い残して消えたわ……そこからは、私のまま」
けれど、今日まで怖くて聞けなかった。
Maliceのいう、さゆるという女は学校に滅多に来ないことで有名だった。あまり芳しい評判は聞かない。見たら忘れることができないほどの美女だとも聞いていた。
……まさかそのさゆると選管の仕事をするとは思わなかった。
「いったい何があったというの?」
思い切って尋ねる。
さゆるはため息をついた。
Maliceの邪悪な意図が手に取るように判る。
Maliceは倫理子をさらに傷つけるつもりなのだ。
自分が黙っていても、きっとMaliceが言うに違いない。
そう考え、さゆるは本当のことを告げた。
自分とMaliceが出会い、Maliceがこじ開け、続いている爛れた関係のことを端的に。
「……週末ごとに一緒に過ごす仲というわけ」
話が進むにつれ、悄然とする倫理子の表情。まさか自分の知らないところで、自分の身体がこの美しい女と繋がっているとは思いもよらなかった、という顔。
(Maliceと違って、この物静かな少女にとっては、さぞショックな話でしょうね。当事者であるあたしの口から知ったのがせめてもの救いかしら)
話は終わり。
倫理子の方は小刻みに震えている。
慰め方なんて知らないから、さゆるは黙って立ち去ろうと踵を返す。
その背中を引き留めるように、倫理子が腕を回して涙声で縋りついて来た。
「朝鳥さん、お願い……Maliceが戻ってくるまで、私のそばにいて……!」
「どうして? 関わり合いたくないと思わないの?」
「このことを知っているのは私と朝鳥さんだけ……他の人にはきっと理解できない……だから……」
さゆるはまたひとつため息を吐く。
背中から回された腕をそっと外し、倫理子の方に向き直って華奢な肩を抱く。
そばにいるくらい構わない。その震えが止まるまで。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
ゲーム
定員
1000人
参加キャラクター数
36人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年10月12日
参加申し込みの期限
2019年10月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年10月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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