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寝子高七不思議シリーズ:体育倉庫はダンジョン!?
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奈良橋博美、神薙焔、維都月茉菜の三人はダンジョン内で出会い、そのままチーム……いや、焔流に言って『パーティ』を組んで、ダンジョンのさまざまな試練をともに乗り越えながら進みました。
やがて、また一つ試練にさしかかったようです。
「マットが……マットが追ってくる!?」
茉菜は逃げていますがなんだか嬉しそうです。
「モンスターが強力になってる!? とすれば宝は近い……かも」
焔は逃げながらも、やはり目を輝かせていました。
マットが追ってくる……というのは言葉通りの内容で、普通サイズの体育マットが、意思を持っているかのように後ろ足(?)で立ち上がり、包み込むつもりなのか追いかけて(?)来たのでした。といってもぺたぺたしたその速度はそれほど迅くないのですが。
これを迎え撃つのは博美です。
「可能な限り戦闘は避けたいが、仕方ない!」
空手の構えをとるや、しなやかな蹴りをマット中央に当てました。
会心の当たりでしょう。ずぱんっ、といい音がしてマットは倒れ、そのまま起き上ることはありませんでした。
「わー!」
ぱちぱちと茉菜が盛大なる拍手を送るなか、
「よし」
と額を拭った博美です。このとき「こっちだ!」という焔の呼びかけに二人は振り向きました。
「玄室がある! これはなにかあるはず……」
焔は言うなりもう、壁にあった扉をひっぱって謎の一室を開いたのでした。
扉の向こうには……。
「跳び箱の台座……に突き刺さった竹刀?」
博美はその奇妙なオブジェクト(?)に首をかしげました。
「これもなにかの運動に使うの?」茉菜が好奇心あふれる目で問いますが、
「そうじゃなさそうね」
と言って焔は竹刀に近づきます。
「これは……伝説のエクスカリバーっぽいナニカよ! 多分!」
ちなみに焔の見立てによると、この剣は『Sword+5、竜、悪魔、魔術師特効、石化』の効果があると見込まれるとのこと。ただの竹刀に見えますが、そんなことはないというわけです。
「じゃあこれを抜くものが未来の王となるってこと!?」
茉菜は期待に満ちた目をします。
「それほど抜くのが大変には見えないがなあ」
博美は半信半疑と言った様子。
ところがエクスカリバー竹刀を握ろうとして、電気に打たれたように焔は硬直しました。
「最後の試練を受けなくてはならない、というわけ!?」
跳び箱の前に、何かあるのを見つけたのです。
「って、あれ……体重計か?」
そうです。跳び箱の前の絶妙なポジションに、体重計が置かれていたのでした。
「これを踏まねば聖剣にはたどり着けぬというコトね……恐ろしい」
焔はためらいましたが、それでも、逃げないと断じて体重計に足をかけました。
「その試練、やってやろうじゃないー!」
『アナタノ タイジュウハ……』
デジタルメーターに数値が、つまり焔の重さがシメされそうとした……そのとき!
「乙女の体重を読み上げるですって! ここにはパーティの仲間もいるのに、ええい、させるか!」
焔の表情が一変しました。彼女は手を伸ばして竹刀を抜くと、これで体重計を滅多打ちにしたのです。
「あの、どうしたの!?」
「おい……『聖剣』、やけにあっさりと抜かれてないか……?」
茉菜、博美はかく言うのですが焔には聞こえていません。バシバシバンバン、宿敵を叩きます。叩き潰します。そして叫びました。
「この世から体重計をひとつ残らず駆逐してやる!」
竹刀はたちまちボロボロになって使い物にならなくなりまた。
……というわけで、三人が宝を入手することはかなわなかったというお話でした。
後木真央はダンジョンを行きます。
一人旅だったのですがそれも寂しくなって、とある相棒を引き連れて歩いています。
相棒というのは、もっちり豊かな肉付きの猫、その名も『がおー』でありました。
「がおー、どっちに進んだらいいのだ? そうか、こっちなのだ♪」
真央はいちいちがおーにお伺いを立てておりますが、実のところがおーとしてはどうでもいいらしく、ほわああとアクビをしていたりします。
けれど真央は構わずに、
「猫鳴館に繋がる隠し通路超かっくいーのだ。噂の地下帝国でも良いのだ楽しみなのだ」
とがおーに話しかけながら、わくわくどきどき歩を進めるのです。
このとき、がおーの耳がぴょこんと起き上がりました。
「天野ちゃん!」
真央が知り合いの姿を見かけたからのようです。そう、その姿は
逆巻 天野
でした。
「後木か。探索の具合はどうだ?」
「けっこう手間取ってるのだ」
にゃはは、と明るく真央は笑います。見て、というように、壁についた右手を上げました。
「正統派迷宮攻略法『右手法』で地道に探索しているからなのだ!」
ご存じと思いますが右手法とは、右側の壁に手を付き、ひたすら壁沿いに進むという攻略方法です。いちいちすべてを歩き尽くすことになるため効率が良いとはいいがたいのですが、急がば回れともいいます。確実であるために結局は有効性が高いこともあるのがこの手法です。
頑張るね、と天野はうなずいて、
「僕はおそらくダンジョンに降りた人間のなかでは最後発のようだね。先に入った人たちのおかげでずいぶん道ができていたよ。バレーボールの発射装置が破壊されていたり、障害物競走で使う網が破かれていたり、仰向けになって倒されたマットが苦しげにもぞもぞ動いたりしていた……だから比較的早く移動できたみたいだ」
けれど彼も、途中で通過したロングロング平均台には肝を冷やしたと笑いました。
「およっ、真央ちゃんはまだそれに出くわしていないのだ。いずれ出てくると思うので楽しみなのだ♪」
「楽しいものかどうか……は、わからないけど、その前向きなところは評価したいと思うよ」
「真央ちゃんはね、これが猫鳴館に繋がってるのを期待してるのだ! 学校と猫鳴館が地下でつながってたら超かっくいーと思うのだ! 地図が完成するまでおこもりしようかと思うのだ!」
と、実に前向きな彼女です。しばらく二人は同行しましたが、やがてここで道が分かれました。
「右手法だとこっちに行くことになるのだ」
「僕は奥に向かおうかと思ってる。勘だけどね」
じゃあ、と二人は、互いの幸運を祈って道を別ったのでした。
またねー、とがおーの手をとって振ると、真央は道を曲がります。
彼女の背を見送り、天野はさらに前進しました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
冒険
SF・ファンタジー
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月11日
参加申し込みの期限
2013年08月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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