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シネマカフェ『クランク・イン』 第二幕
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【コメディだっていいもんだ♪】
「あれ。修君?」
「あ、あおい?」
スマホに指をかけたまま、
八神 修
はちょっとばかり目を丸くしました。
今まさに目の前にいる
七夜 あおい
へ、電話をかけて呼び出そうとしていたところだったものでして。行き場を失くした男の純情と一大決心に修はしばし目を泳がせ、あおいはきょとんとして首を傾げました。
「なにしてるの? お散歩?」
「いや……この店に入ろうかと思ってさ」
「へえ、シネマカフェ? こんなお店あったんだ~」
眼前に燦然と輝くは、シネマカフェ『クランク・イン』! などと言うと少々オオゲサではありますけれど、ともかく修はこの映画喫茶へあおいを誘い、いっしょに映画を楽しみながらにコーヒーなど、と考えていたところだったのでした。
いえまあ、好都合ではあります。なんの因果かはたまたサダメか、今まさに誘おうとした相手と件の店先にてばったりご対面。ならば!
「ちょうどいい。良かったら、いっしょに……」
「あーっ、そこのおにーさまにおねーさま!」
すっとんきょうな声に、あおいはびくりと飛び跳ねました。
プラチナブロンドの髪にエプロン姿は、まさしくシネマカフェの店員さんです。にっこり♪
「もうすぐ『ゴーストクリーナーズ』が上演開始なのです。カップルで楽しむにも最適ですわよ? さささ、ぜひぜひ」
「えっ? カップル?」
「いや、俺たちは……」
「さーさーさー!」
ぐいぐいぐい。店員さんは儚げな外見とは裏腹になんともゴーインなやり口で、お客二名をゲットしてしまいました。
「まあ……いい、か?」
「うん。私もどんなお店か興味が出てきたし、入っちゃおっか」
ぐいぐいぐいぐい。
聡明なる修のプランとはちょいと異なりますものの、まー結果オーライ!
(店員さん、グッジョブだ)
あおいの苦笑いも可愛らしく、カップル呼びにもわりかしご満悦な修でありました。
来店したふたりをまず驚かせたのは、店内に掲げられた巨大なスクリーンです。
「けっこう本格的なんだな」
音響設備にもこだわりが見えて、修は感心してしまいます。
「お店の雰囲気も、落ち着いてていいね。素敵かも♪」
あおいも気に入ったようでひと安心です。
壁や棚にあふれる映画グッズがかもしだす雑多な空気を楽しみながら、スクリーン真ん前の良い席へ腰かけます。スクリーンへ向かって配置された二脚の椅子はゆったりとしていて、座り心地もふんわり。間に置かれた丸テーブルには、かの有名な『猫と唄えば』のワンシーンを再現したヴィネットフィギュアが賑やかに踊っておりました。
「あらためましてー。シネマカフェ『クランク・イン』へようこそ♪ ご注文はなにになさいますかー?」
先ほどの店員さん、エプロンのプレートによると嬉野 エマは、花のような笑顔で尋ねます。
「それじゃ……コーヒーと野菜サンドを。あおいはなににする?」
「私も修君と同じので。あ、ポップコーンもお願いします」
「ああ。映画にはつきものだよな」
注文の品が届くまで、ふたりは映画談義に興じます。
「修君はよく映画見るの? どんな映画が好き?」
「ひとりでも見に行くし、友だちともよく行くよ。男同士だと、アクションとかSFが多いかな」
「あー、分かるなぁ! 私も弟や妹と、子ども向けの映画をよく見るよ」
「なるほど、あおいらしいな」
やがて映画館でもなじみのブザー音が鳴り響き、徐々に暗くなる店内。ふたりの胸の鼓動まで聞こえそうな沈黙が降りてきたら、いよいよ上映開始です。
さて、『ゴーストクリーナーズ』!
タイミングとはいえ、このチョイスはちょっとどうだろう、と修は思ったりもします。いえもちろん、映画そのものは大いに楽しむつもりですけれど。
主人公は傍若無人な振る舞いが災いし、教員資格を剥奪された大学教授。超常現象への見識の深さから、オカルト専門の掃除屋『ゴーストクリーナーズ』を設立します。元清掃局事業所を拠点とし、街中の幽霊を掃除し始めた彼らは、やがてとんでもない災厄へと巻き込まれてゆくのでした……なんてのが大まかなあらすじです。
(恋愛映画なら、もう少しムードもあっただろうけど……)
時間が違えば『ニャ・ニャ・ニャンド』なども上映されているようで、ちょっぴり残念。甘い空気の中、あおいとの距離を縮めることもできた……かも? しれません。
とはいえ、
「あ、あのゴースト、ちょっとキモカワイイかも」
「あはは、ダメ~こんなの笑っちゃう~!」
「面白いね、修君♪」
当のあおいは思いのほかお楽しみのようでして、けらけらと屈託なく、朗らかな笑みが絶えません。
そんな顔を間近で見ていられるのは、
(まあ、悪くはないか)
「ひゃあっ!?」
『ゴーストクリーナーズ』はコメディ映画ですけれど、時にはほんのり怖いシーンもあって、あおいはぴくりと肩を跳ねさせます。
その拍子に、ついついそうしてしまったのでしょう。きゅうっと握られた手。
「ああ、びっくりした……って、ご、ごめん修君!」
「い、いや。構わないよ」
やわらかく、あたたかくて。これはこれで、悪くはないものです。
(……次はホラー映画かな)
きらん☆
なんてぼんやり考えつつ、隣のあおいのリアクションも楽しみながら、映画を堪能する修でありました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年08月28日
参加申し込みの期限
2019年09月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年09月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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