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寝子島高校
ぶらり、マタ旅!
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一行は、次の場所への移動のために寝子島駅前まで戻ってきていた。そしてその周辺で取材班を探していた
龍目 豪
と出会う。
豪は取材班に同行していた天野と真央に軽く挨拶をして、早速取材班に提案を持ちかけた。
「鈴島行きに興味ありませんか? 自然が豊かに残っていてアウトドアの穴場だと思います」
豪は探検部の活動として、鈴島キャンプを行う予定を立てていた。
鈴島に渡ることを全く考えていなかった取材班は、その提案にすぐさま乗った。もちろん豪も同行を願い出る。
早速スタッフが鈴島への行き方を調べてみると、どうやら星ヶ丘から海上タクシーに乗るのが一番手軽で手っ取り早い方法のようだ。
予約は済ませたが、まだ出港まで時間がかかるのだという。
「時間空いちゃいましたけど、どうします?」
「そうだなあ……」
考えてはみたものの特に良い案が思い浮かばなかった四々郎は、天野に何か良いところはないかと尋ねた。
「うーん……木天蓼市動物園はどうです? 前に一度バイトしたことがあるんだ。今なら動物ふれあいコーナーにモルモット、ウサギと、限定で羊の赤ちゃんにも会えたような……」
「いいねえ。でも動物園はそれだけで一時間の番組が出来るから、また次の機会にしたい気もするなあ」
「とりあえずはそこに向かいましょうよ。道中で何か面白いものがあるかもしれませんよ」
レポーターの二人と、天野、真央、豪の合計五人は、ロケバスに揺られながら動物園へと向かう。参道商店街から寝子島駅まで戻ってきていたのは、駅前に停めてあったロケバスに乗って移動するためであった。
「ぶらり旅って、普通は徒歩なんじゃ?」
天野がそう突っ込んだが、
「僕たちの仕事はね、カメラの前でぶらり旅をすることなんだ。だからカメラ外ではバス移動していても全く問題ないんだよ」
四々郎は屁理屈で受け流した。
「でもバス移動中にも外は注意深く見てますよ。面白そうなものを見逃さないように」
このみに習って、真央も外を観察してみることにした。ちょうどその時、ロケバスは赤信号に捕まってしまった。
「あ、こういう停車時なんかは特に良いですね」
「ふむふむ……。あれ? あそこにいるのは蓮ちゃんじゃないのだ?」
真央は外に
森 蓮
の姿を見つけた。左手に大きなゴミ袋、右手に火ばさみを持っている。ゴミ拾いの最中のようだ。
誰かと話しているようだが、どこか様子がおかしい。その誰かは蓮に食って掛かっているように見える。
「よくわからんけど、絡まれてるみたいだな。助けに行くか」
近くの駐車場にバスを停め、蓮の元へ向かった。
「蓮ちゃーん!」
蓮と話していた相手は、真央たちが駆け寄ってくるのを見て逃げてしまった。
「大丈夫なのだ? 何かされなかったのだ?」
「はい、何もされていませんよ」
「何があったんだい?」
蓮はゴミのポイ捨てを注意したことで絡まれていたのだが、それを言いふらすようなことはしない。大したことではない、と言葉を濁した。
「何も無いのだったらよかった。ところで君も寝子高の生徒かい? ちょっと取材させてもらってもいいかな」
「構いませんよ。今日はテレビの撮影があると聞いていましたが、皆さんがそうなのですね」
まずこのみは、蓮に自己紹介を促した。
「私は、
私立寝子島高校を最高の学校にする会
、通称寝子最高の会の
森 蓮
です。と言っても、会員は私一人だけなのですが」
「普段はどんな活動をされているんですか?」
「寝子島高校を改善する活動であれば、何でもやっています。今日は校外清掃活動です。寝子島署からやって来て寝子島総合病院付近まで、頑張ろうと思っています」
真央が蓮を見つけたのは、寝子島郵便局近くの交差点だった。既に予定の半分ほどは終えているようだ。
「偉いねえ。でも一人だと大変じゃない? よく頑張れるねえ」
四々郎がそう聞くと、蓮は大真面目に語り始めた。
「私一人の力は小さいですし、私がしていることは些細なことかもしれません。
ですが、私たちのわずかな貢献を積み重ねれば、それだけ不幸を減らせると、私は考えています。
『悪、小なるも為すことなかれ。善、小なるも為さざることなかれ』という故事成語もあります。
地味な努力を愚直に続けることは勇気のいることですが、私にはいかなる犠牲を払ってでも他人に奉仕したいという衝動があります」
そう言って更に続ける。
「生きること自体、心躍ることですが、他人のために生きることは、最高に楽しいことではないでしょうか」
そこまで聞いて、このみは蓮にぱちぱちと拍手を送った。
「世の中には素晴らしい高校生がいるもんですねー」
蓮を知る三人は、蓮らしいと頷いていた。しかし蓮と初対面であった四々郎は、その語りを聞いてうなだれる。
「横谷さん……」
「なんですか縦山さん」
「僕は汚れた人間だね……彼がとっても眩しいよ……」
「そうですね」
このみはさらりと冷たく言い放った。
取材班はそこで蓮と別れた。
再び動物園に向かってバスを走らせようとしたが、スタッフの一人がそろそろ出港の時間になると言う。
「動物園に行く時間、なくなっちゃいましたね。残念ですけど、また次の機会に行くとしましょう」
そうして一行は、星ヶ丘へと向かった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
敷石しじみ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
22人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月10日
参加申し込みの期限
2013年08月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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