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ぶらり、マタ旅!
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「他に面白そうなところはあるかい?」
四々郎が尋ねると、刀は商店街をぐるっと見渡した。
「あそことか面白いと思うんだけど……未成年はお断りなんだよな」
刀が指し示したのは、
煙草店『檀屋』
。
古めの三階建ての建物の一階が店舗になっていて、店先には自動販売機と椅子が数脚置いてある。未成年が店内に入るのは禁止されているが、店先で屯するのは許されているらしく、そこは喫煙者だけでなく旧市街を訪れる人の憩いの場にもなっているようだ。
「なんだ煙草屋さんかあ。びっくりした、未成年お断りとか言うから、やらしーお店かと思ったよ」
このみは四々郎を軽く小突いた。
「私達がお店の中にいる間、御剣さんと小山内さんはどうします?」
「俺達は、店の前で待機してます。それでいいよな?」
刀がそう言うと、海は小さくこくんと頷いた。
「こんにちはー」
取材班が店の入り口から声をかけた。店の中では『檀屋』店主の
御堂地 瑛華
が、ゆったりと水パイプを吸っていた。
「いらっしゃい……随分と大所帯だねぇ。何の用だい?」
スタッフの一人が店内に入り、自分たちが『ぶらり、マタ旅!』の取材班であるということと、この店を取材させて欲しい旨を瑛華に伝えた。
「取材……ねぇ? 映画で喫煙シーンがあっただけで文句言われる程度には喫煙者に厳しいこのご時勢に煙草屋の取材だなんて、まぁ何というか物好きだこと」
「電波に乗るとは言ってもケーブルテレビなんで、割りと緩いんだよねー、いろいろと。まあ中には何か言う人もいるだろうけど、こんなに面白そうなところを紹介しないだなんて勿体ない!」
四々郎も一歩前に出てそう熱弁した。
「ま、宣伝してもらえるのはありがたいからね。受けてやっても良いよ」
「ありがとうございます」
カメラやマイク、照明等を持ったスタッフたちも店内に入って撮影を始めた。
「この建物古そうだけど、お店はいつからやってるの?」
「古いのは店構えだけで、オープンしたのは数年前だよ。店としての歴史があるわけじゃあない。この建物が古いのは、母方の婆さんが住んでた建物をそのまま使ってるからだ」
「商店街の煙草屋さんと聞くと、小さなお店でおばあちゃんが店番をしているような、ああいったお店を思い浮かべますけど、ここは違うんですね」
「見ての通り、そういうのとは毛色が違うね。ただ煙草屋って言うよりかは煙草専門店って感じだな」
よく目にする紙巻タバコだけではなく、手巻きのものや、嗅ぎ煙草、噛み煙草などのあまり見慣れない種類のものも多数揃っている。パイプや煙管といった喫煙具や小物まで、タイプの違う様々な物が置いてあった。
「元々喫煙具が好きでいろいろと集めていてね。この店もその延長線みたいなもんだよ。趣味と実益を兼ねているし、悪いもんじゃないだろ? まあ好きに見てくれよ。何か気になるもんがあったら、呼んでくれ」
煙草に詳しくもなく喫煙者でもないこのみは、店内にある商品を物珍しそうにしげしげと眺めていた。パイプが置かれてあるゾーンに差し掛かると、今度は手にとって見てみる。
「……そっちのは喫煙用のパイプだね」
興味津々といった様子で商品を眺めるこのみに触発され、瑛華は我慢できずにそう言った。
「いろいろな形があるんですね」
「あんたが今持ってるのはベント型。その隣にあったのはビリヤード型だ」
次に、このみの興味は瑛華が吸っている水煙草に移った。
「先程から店主さんが吸っていらっしゃるそれも煙草ですか?」
「ああ。これは水パイプっていうんだ」
「実は僕もこれ持ってるんだ。今はインテリアになっちゃってるけどね」
四々郎は苦笑いして言った。
「なんだ、今は吸ってないのか?」
「いや、今でも外ではたまに吸うかな。でも家用に買ったのは間違いだったよ。僕はズボラだから、セッティングとか手入れの手間を考えたら手が伸びなくなっちゃってねー。無駄にでかいの買っちゃったのも悪かったかもね」
「もったいないねぇ……」
水パイプを愛飲している瑛華は、少し残念そうにしていた。
「普通のタバコとはどう違うんです?」
「これは煙を一旦水に通すから、通常の紙巻タバコよりマイルドな味を体験出来る。それと煙が冷たいのも特徴で、これが癖になるって人もいるね」
それから瑛華は水パイプの仕組みや薀蓄、お勧めのフレーバーについて次々と語った。話はそれだけに留まらず、次から次へとどんどん出てくる。
「……いかん。どうしても煙草が絡むと語ってしまうな……!」
初めはあまり取材に乗り気ではなかったのだが、煙草の話になると熱が入ってしまう。瑛華は気持ちを落ち着かせるために、先程から吸っていた水煙草を二、三度吸った。
そんな瑛華の様子を、カメラマンがじっと撮影している。
「……なんだ? 私じゃなくて、店のモンを撮してくれよ」
「いやあ、いい画だったんで、つい」
そのついでにということで、カメラマンは瑛華に寝子島コレクションのコーナー説明をし、出演依頼もしてみたのだが、
「そういうのはいいよ」
と一蹴されてしまった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
敷石しじみ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
22人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月10日
参加申し込みの期限
2013年08月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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