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ぶらり、マタ旅!
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その頃
定食屋『おにざき』
の店内では、
鬼崎 あやめ
があたふたしていた。
「もう、つくしちゃんったら急なんだから……!」
落ち着かない様子で、店内を忙しなく動き回っている。幸というべきか不幸というべきか、店内に客はいないから存分に慌てることが出来る。
しかし慌てるばかりでは仕方がない。一先ず状況を把握しようと、あやめは中三の義妹に電話で言われたことを思い出した。
――今日、『ぶらり、マタ旅!』の取材が来るからよろしくなのです。
――女子高生が切り盛りしてる店として売り出すので、お姉ちゃん頑張ってなのです!
そう、確かあやめの可愛い義妹はこんなことを言っていた。そしてこれから置かれるであろう状況を想像して、こう結論を出す。
「……無茶ぶり!」
店主である叔父はすでに出掛けてしまっている。
どうせいつものようにパチスロにでも行っているのだろうから連れ戻せばいいのだが、そんな時間があるのかどうかさえわからない。少なくとも店を離れるのは得策ではないだろう。
つまり自分が腹を括るしかない。
「うぐ……泣いてる暇はないわ、あやめ。閑古鳥が鳴いているこの現状を打破するためにも、頑張らなくちゃ! ……とりあえず取材班が来るまでに自己暗示掛けないと。私は出来る子……私は出来る子……私は出来る子……」
あやめは取材班が店に訪れるまで、そうやって自己暗示をかけ続けていた。
「女子高生が切り盛りしてる定食屋といえば……たぶんここだな」
取材班一行は、商店街の一角にあるこぢんまりとした店舗の前にいた。店の外には、定食屋『おにざき』と書いた看板が出ている。
どうやらそこで正解だったらしく、スタッフの一人は刀に礼を言った。
「いらっしゃいませ、お待ちしておりました。ようこそ、定食屋『おにざき』へ」
店内ではあやめが可憐な笑顔で待ち構えていた。
先程までぶつぶつと自己暗示をしていたおかげか、緊張しつつもいつものように爽やかな接客をすることが出来た。
「あなたが、このお店を切り盛りしている女子高生?」
席についたところで、四々郎があやめに問いかけた。
「はい。私、『店長代理』の
鬼崎 あやめ
です。本日はよろしくお願い致します」
「これまた可愛らしい子がやってるんだね。店長代理ってことは……今日は店長さんはいないのかな?」
「店長は……本日は都合がつかず外出しております。普段も他用で忙しいので私がお店を回すことが多いんです」
本当は、今日も普段もパチスロ三昧なんですけどね。あやめはそう心の中でだけで呟いた。
「大変だねえ」
「いえいえ。ところで、ご注文は何に致しますか? 今日のお勧めはさんまの蒲焼がメインのサンマさん定食です」
「なら僕はそれを頂こうかな」
四々郎はすぐに注文を決めたが、このみはメニューを眺めながら迷っていた。
店内の壁には手書きのメニュー表が貼られていた。
メニューには、猫島定食(海鮮丼)、サンマさん定食(さんまの蒲焼き)、おにざきスペシャル定食(ロースかつ)、日替わり定食とある。
「じゃあ……私は猫島定食にします」
あやめはメモ帳に、注文を書き付けた。それから海と刀にも尋ねる。
「お二人はどうします?」
『さっきラーメンたべてきたばかりだから、わたしはまだたべられそうにないかな』
「俺はまだ食えそうだけど、手持ちが心許ないな」
「そんなの気にしなくていいよー。番組経費で落とすからさ。さっきのラーメン代もこっちで持つし」
ねっ?と四々郎はスタッフに爽やかな笑顔を見せた。
スタッフ一同は四々郎に恨めしそうな目を向けていたが、刀はそれに気付かない。
「じゃあ日替わり定食で」
むしろお言葉に甘えて貰えるものは貰っておこうと、そう注文したのであった。
寝子島コレクションの撮影もちゃっかり済ませ、おにざきへの取材は一通り終わった。あやめは丁寧にスタッフの一人一人と手を取り、笑顔で挨拶を交わす。
「本日はありがとうございました。また、いらしてくださいね?」
実はここで、あやめのろっこん【リリスの微笑み】が発動していた。
手を握られ笑顔を向けられたスタッフ達は、皆あやめに魅了されてしまっていた。
「は、はい、絶対また来ます!!」
こうしてあやめは、やすやすと定食屋『おにざき』のリピーター確保に成功したのだった。この店の将来は、案外明るそうだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
敷石しじみ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
22人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月10日
参加申し込みの期限
2013年08月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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