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ぶらり、マタ旅!
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『にけんめにしょうかいするのは、このおみせです』
次に取材班が訪れたのは
茶屋『紗之香』
だ。
和の趣がある町屋風の外観。その店先にかかっている紺色の暖簾が、風に揺られてはためいている。
「いらっしゃいませ」
店内には着物姿の大人びた少女が控えていた。
「マタ旅の方ですね。茶屋『紗之香』の店主代理、
紗乃恭 玲珂
です」
玲珂は取材班に一礼した。
「ここでは、主にお茶を取り扱っています。何か気になるものがあったらお申し付け下さい」
店内は外から感じられる印象よりも広く感じられた。和風建築のあたたかみと明るすぎない照明は、来店客に落ち着いた雰囲気を与える。
「外観も素敵だったけど、中も素敵ですね」
『わたしもこのおみせのふんいき、すきだな』
ほのかにお茶の香りも漂っている。その安らぎを覚えるような、心地の良い柔らかな香りも、店内の雰囲気と合っている。
「この店は歴史がありそうだけど、創業からどれくらいなの?」
「実は開業して20年経っていないまだまだ若い店なんです。ですが茶葉は店主である父が吟味、一押しと言えるものばかりを集めています」
『いろんなしゅるいのおちゃっぱがかえるんだよ』
「へえ~本当だ。日本茶だけかと思ったら、いろいろあるんだねえ」
四々郎は置いてある数々の茶葉を眺め、このみは店内をぐるりと見渡していた。
「ここに椅子とテーブルがあるということは、ここで頂いたりも出来るんですか?」
「はい。この店は、休憩所という意味合いの『茶屋』を意識していて、お茶をその場で淹れてお出しすることも出来ますよ。勿論、お茶に合うお菓子も和洋問わず幾らか置いています」
「お茶菓子も持ち帰りも出来るから、ここで飲食して気に入った組み合わせを買って帰れるんだ」
だから満足度が高い、刀はそう言って玲珂のアシストをする。
「よろしければ、何かお出ししましょうか」
「そうだなあ、じゃあ、今の時期のオススメなんかがあったら、それを頂こうかな」
玲珂は、かしこまりました、とだけ言って手際よくお茶を淹れた。
「やはりこの時期は新茶ですね。お茶請けには若鮎をどうぞ」
そう言ってお茶と一緒に出されたのは、名前の通り鮎の形をした和菓子。求肥とあんこを柔らかいカステラ生地で包み、焼印で鮎の目とヒレをつけている。
『かわいいね』
「和菓子は可愛らしいものが多くて、目でも舌でも楽しめますよね」
「お茶も甘くて美味しいねえ。新茶、いいなあ」
「『マタ旅を見た』と仰って頂いた方には、今お出ししたような、この時期摘みたての茶葉で淹れたお茶を一杯サービス致しますよ」
出演者がまったりとお茶を楽しんでいる間、スタッフは玲珂にも寝子島コレクションの撮影を依頼していた。玲珂は快く引き受けたが、そこに思わぬ落とし穴があった。
「カメラに視線くださーい」
「えっと……」
実は玲珂は盲目だった。普段は自然に振舞っているため、そうと気付く人はなかなかいない。
しかしピンポイントで視線を向けろと言われたら、それは少し難しい。とりあえず声が発せられた位置を推定して、そこに目線を向ける。
「はい、ありがとうございましたー」
スタッフが何も言わないところを見ると、問題なかったのだろう。玲珂はほっと胸を撫で下ろした。
紗之香から出てきた取材班は、ちょうど店の前を通りがかった散歩中の
毒島 柘榴
と遭遇した。
「よう、これは何の騒ぎだ?」
柘榴は、その中にいた見知った顔――刀に何事かと尋ねた。
「あ、こんにちは。この人達は『ぶらり、マタ旅!』の取材班です。俺と小山内は旧市街を案内してるんですよ」
刀は続けて、取材班に「今から向かおうとしていた薬屋の親父さんです」と説明した。
「そういやうちの妻と娘が好きだとか言ってたな、その番組。へえ……てめぇ等が……」
柘榴は、取材班一行を一通り見渡した。その鋭い眼光と迫力のある風貌に、取材班は気圧された。
見かねた刀がフォローにまわる。
「顔は怖いけど、いい人ですよ」
「否定はしねえが、顔が怖いは余計だ。それより……俺もここら辺のことなら少しくれぇなら教えてやれるからよォ、案内してやる。ついてきな」
柘榴を先頭に、一行は次の目的地へと向かう。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
敷石しじみ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
22人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月10日
参加申し込みの期限
2013年08月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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