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部活動のお時間です! ~運動部編~
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テントの組み立てと撤収を何度か行い、できるだけ早く両作業が終わるように練習を重ねる。
目標時間30分を設定し、ようやく30分以内に組み立ても撤収もできるようになったころにはすでに日が傾きかけていた。
「そろそろ夕飯の準備ですね。飯盒使ってみようって言ってたので、学校に火気使用の確認してきましたよ」
「準備がいいな逆巻、さすがだ」
ニカッと笑う豪の顔を少し眩しそうに見て、天野は続ける。
「外で火を起こされるのは少しまずいみたいなので、家庭科室の方へ行きましょう」
「オーケーオーケー。よし、荷物をまとめて家庭科室だ!」
「ごめん、遅れたー!」
移動しようかというタイミングで駆けてきたのは水泳部の方に顔を出していた寿美礼。
水泳部の方が白虎に連れられて解散した後シャワーを浴びて走ってきたようだ。
手には人数分の缶ジュースを持って。
「これ、差し入れね。今から何するの?」
「おお、佐々ありがとうな。今から家庭科室に移動して夕飯作るぞ!」
「ごはん! いいねぇ!」
一同は家庭科室へ。そこでカレー班と飯盒班に分かれ作業を開始する。
カレー班は最近自炊を頑張っている日向と寿美礼、お手伝いにみゆき。
昨日のうちに士が買って来てくれていた食材を取り出しそれぞれ一口サイズに切っていく。
「ごめんなさい、あまり料理をしたことがなくて」
「いいのいいのー! ジャガイモの皮はピーラー使えばいいし!」
寿美礼は包丁で、みゆきはピーラーで野菜の皮をむき、日向がそれを切り分ける。お肉は安かったので鶏肉で。ただし量は少し多め。
「チキンカレーだねぇ!」
「部活で泳いだし、お腹すいたなー」
切ったお肉と野菜を鍋に入れて火にかける。焦げ付かないように混ぜながらある程度火が通ったら水を入れて沸騰させる。
灰汁が出てきたらお玉ですくい取りつつ、水がなくなり過ぎないように調節する。
後はカレールーを投入して出来上がり!
飯盒組は今日は家庭科室に備え付けられたガスコンロで炊くよう。
飯盒は2重構造になっており、外蓋一杯で3合、内蓋一杯で2合を計ることができる優れもの。
持ち寄ったお米の量を計り飯盒に入れるとお米と同じだけの量水を入れる。
そのまま蓋をして上下に振るとお米がとげるという、何とも優しい設計なのだ。
「飯盒炊爨は火加減が命! 最初は弱火で5分ほど加熱する」
飯盒組と美咲紀はメモを取りながら豪の話を聞き入っている。
弱火で5分。そのあと中火で5分炊いたあと、強火で一気に5分間。そのあと弱火よりももう少しゆるい火で10分間炊き、火からおろす。
「で、ひっくり返して10分間蒸らすからな。外側が熱くなってるから触らねぇように」
ご飯が炊けるまで寿美礼の差し入れジュースを飲みつつ、
「佐々先輩はなんで探検部に入ろうと思ったんですか?」
「んー、そうだなあ、何事も楽しんだもの勝ちって言うし、同じ学校の仲間でアウトドアがたくさんやりたいなーと思って、ね」
ICレコーダーで録音しながら美咲紀が部員たちにインタビューをして回る。
「今日みたいにご飯作ったり、あとでやるキャンドルファイアーもそうだね。
普通は野外活動とかで学生生活の中で数えるほどしか出来ない事でしょ? でも探検部ならみんなで計画して実行できて、それが楽しいんだ♪
寿美礼の笑顔の写真をぱしゃり。寿美礼は部長を務める水泳部だけでなく、探検部という空間で寝子島高校外に出かけることを楽しんでいた。
「えっと、私は……寿美礼先輩と同じように、今しかできないことをやれるっていう事に惹かれて……アウトドアとか、全然やったことなかったし、いい機会かなって」
みゆきの照れたようなはにかんだ表情を写真にぱしゃり。探検部と美術部を掛け持ちするようになって、外に出る機会が増えたのはみゆきにとっていい刺激になっているようだ。
「ん、僕は取材は……あ、よかったらこの前のハイキングの写真見る?」
天野の取り出した写真は九夜山へハイキングへ行ったときに撮ったもの。山の緑と、部員の笑顔。写真の中の天野はなんだかいつもより清々しい表情をしているように見えた。
いつものように澄ました顔で、でも写真の説明をするその横顔はどこか楽しそうで。そんな横顔を写真にぱしゃり。
「テント楽しみだよね、今日初めて組み立てたんだ……! あのテントで夜を明かすのが今からすごく楽しみだよ。この前の九夜山の時もすごく……感動したんだ」
そう語る日向の目にはきっと満点の星空の下でみんなでテントに座っている様子が浮かんでいたのだろう。
その期待にきらめく瞳を写真にぱしゃり。
「邪衣くん? ああ、迷子お……すごくたくましいよね!」
慌てて口から出かけた言葉を飲み込む。
日向は「迷子王」ほど士に似合う称号もないように感じていた。
「部長ですか? すごく頼りになります。知識の浅い人たちを先導してくれる、リーダーというか、隊長、みたいな。……尊敬、してますね」
褒められたことにちょっとこそばゆそうにしている豪と、つられて照れ笑う士をぱしゃり。
いい師弟コンビだなあと美咲紀のメモに記載されている。
「で、熊皮はどうされたんですか?」
「え、熊皮?」
美咲紀の質問に一瞬驚いた顔をした士。無意識に頭部に手をやり、熊皮がないことを確認する。
「あ、探検部で活動するときは極力着ないように言われてるんです。朝は光村と合わせてかぶっていたけど……活動中はみんなに選んでもらったこのパーカーを着てるんです」
着用している紺色のパーカーを指示し笑う。そこには探検部の絆が見えた。
「……素敵ですねっ」
幸せそうな笑顔を見ると、美咲紀もつられて嬉しくなる。探検部の突撃レポーターを引き受けてよかったと、改めてそう思う美咲紀だった。
「たのもう!!」
勢いよく開いたのは相撲部の部室の扉。中にいた3人がびくりと扉の方を振り向く。
豪の後ろには飯盒を持った天野と、カレーの入った鍋を抱えた士。その後ろに探検部の面々が待機していた。
「ちゃんこ鍋と聞いたんでな、俺たちもカレーとご飯を炊いたから一緒に食べようじゃないですか」
そう言ってお邪魔しまーすと部室内に入る。
蓮お手製のちゃんこ鍋は具材たっぷり。
「……お鍋に、アボカド?」
「タンパク質ですよ、どうぞ」
具材としてではなく副菜として作られていたアボカドのサラダを小皿にとりわけ寿美礼に差し出す。
「美容にもいいんですよ」
蓮はにこっり。没は探検部の持ち込んだカレーをもらってさっそくスプーンを口に運ぶ。
「うんっ! 美味いねぇ! ご飯がいつもより香ばしい気がするんだよ!」
「飯盒で炊いたんだ。上手い具合に炊けてるだろ?」
食べる手が止まらない相棒の横で天野もちゃんこ鍋をいただく。
ほっこり温かく野菜たっぷりのちゃんこ鍋。
「美味いな」
「でしょー!」
探検部と相撲部の夕食会はちゃんこ鍋を2回作り直したところでお開きとなった。
「龍目先輩、お腹痛くならないんですか……?」
ちゃんこ鍋もカレーもそのほとんどを胃に収めた豪を心配そうに見上げるみゆき。
自分の数倍は軽く胃に収めているであろう豪の胃袋はブラックホールなんじゃないかとまで思ってしまう。
「これくらい平気だぜ! さあ、お待ちかねのキャンドルファイヤーだ!」
体育館に戻り、各自飲み物を片手にろうそくの準備を始める。
アルミホイルを貼った台の上にカップ型のキャンドルを並べていく。
「……あ、そうだ」
天野は寿美礼に差し入れでもらった缶ジュースの中身を飲み干すと手持ちの工具で缶を半分に切り落とした。
半分になった缶に器用に細工を施していく。最後に針金で割り箸に吊るし、中にキャンドルを入れて炎を灯した。
「うわあ……綺麗……」
天野のキャンドルランタンから映し出される模様に日向は思わず感嘆の声をあげる。
キャンドルが作り出す影は電灯のそれよりも柔らかく、風に揺れる度に影を揺らした。
「それいいな、俺も作る」
対抗意識が生まれたのか士も天野の横で新しいランタンを作り出す。
それに倣って他のメンバーも各々にランタンを作り出した。
台に並べられたキャンドルと、それぞれが作ったキャンドルランタンの光が体育館を包む。
「今日は、素敵な1日でしたね」
ロマンチックな情景を写真に撮りながら美咲紀がぽつりとつぶやく。
まるで非日常の世界を切り出したような空間。
手作りの寝袋で眠る体育館での夜が更けていく――。
翌朝、両隣を熊と猪に挟まれていた美咲紀の絶叫が体育館内に響き渡ったという。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
時織椎
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
66人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月08日
参加申し込みの期限
2013年08月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月15日 11時00分
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