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部活動のお時間です! ~運動部編~
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【水泳部編】
「さあ、準備運動はばっちりかしら? 水をなめると痛い目見るわよ!」
幼い顔に似つかわしくないわがままボディを競泳水着に押し込み、その上から真っ白なパーカーを羽織った
相原 まゆ
先生がホイッスルを吹きならす。
各自ストレッチに励んでいた部員が集合し、今日の部活が始まった。
一部の「泳ぎ、水に慣れたい組」は一番端のレーンでまゆ先生が一緒に入り様子を見る。
それ以外はそれぞれ部長である
佐々 寿美礼
にタイムを計ってもらうようだ。
「今日も晴天♪ プール日和だねぇ!」
照りつける太陽に負けじと寿美礼は大きく伸びをする。
一通りアップで泳いだ後、綺麗に水気を拭き取り上からジャージを羽織る。
「さあ、最初は誰から行くー?」
寿美礼の呼びかけに
エカテリーナ・クロキ
がすっと手をあげる。
「400のタイムの後1000のタイムを計ってほしいんだけど、大丈夫?」
「もちろん!」
エカテリーナのしまった体が水に飛び込む。
キックにあまり力を入れず、腕の力だけで進んでいく。
エカテリーナはトライアスロン大会への出場を予定しているため、できるだけ足を酷使しない泳ぎの練習をしているのだ。
もちろん、競泳の400メートルフリーもかなりのスピードだが、エカテリーナ自身は競泳よりもトライアスロンの方が今は大切だった。
400を泳ぎ切り、一度プールサイドにあがる。そしてそのまま休まずにプールに飛び込んだ。
1000メートル。いつもはコースを潰してしまうという理由で学校のプールでは自重していたのだが。
タイムを計るというのなら計ってもらいましょう。
ターンの時以外は極力足を使わずに。先ほどと同じように腕の力だけで進んでいく。
「すごい……」
ストップウォッチとエカテリーナを交互に見ながら、寿美礼は見惚れたようにため息をついた。
「どうだった?」
泳ぎ終え、プールサイドにあがったエカテリーナに記録ノートを手渡す。
エカテリーナはふんふんと頷いてありがとうとノートを寿美礼に返した。
「あ、あの、よかったら腹筋触らせてもらえないかな、なんて」
おずおずと申し出た寿美礼の言葉にエカテリーナは
「腹筋? いや触ってもいいけど……面白くないよ? 固いだけだし」
と言って腹部を差し出した。
寿美礼が恐る恐る触れる。女性らしいしなやかな手触りの下にはしっかりとした筋肉が詰まっていた。
「すごい……!」
「そう? ありがとう。んー、ちょっと筋トレしてくるね」
大きく伸びをして近場で暇そうにしていた部員を捕まえると、腹筋や背筋のトレーニングをはじめるエカテリーナ。
「見習いたい、けど、ちょっと無理かも」
寿美礼はエカテリーナの腹筋の感触を忘れないようその手をそっと握りしめた。
「水、こわい……なぁ」
雨崎 荒太郎
は恐る恐るといった様子でプールに足を浸す。服装は制服のまま。
荒太郎は海でおぼれた経験から水に対する恐怖心を捨てきれないでいる。このままではだめだと思い、水泳部の扉を叩いたのだが……。
「や、やっぱり、今日のところは見学で……いいかな?」
広く、そして深いプールにトラウマが刺激され、足がすくんでしまう。
そんな荒太郎の横にふと、小柄な影がかかった。
「とうっ!」
と勢いよく飛び込んだのは
李 小麗
。呆気に取られている荒太郎が見ている前で顔を水からのぞかせると、そのままぱしゃぱしゃとその周辺を泳ぎ回っていた。
――犬かきで。
「き、器用だね……」
荒太郎の口から出た言葉は偽りのない素直な感想。
その言葉に小麗は小さくピースをしてみせた。
「しゃおりーはちゃんと泳ぎを習ったことはないのだ。でも犬かきなら誰にも負けないのだ!」
「すごいなあ、僕なんて水に浸かるのすら精いっぱいだよ」
浸していた足を引き上げて、プールサイドに体操座り。やっぱり水は怖いのです。
「しゃおりーはみんなみたいにちゃんと泳いでみたいのだ!」
「僕も、水に慣れるくらいのことはしたいんだけど……」
「じゃあまずは水着になるところからね!」
いつの間に背後にいたのか、まゆ先生が荒太郎の肩を叩き不敵な笑みを浮かべる。
荒太郎は背中に嫌な汗が流れるのを感じた。
「プールに来て水着にならんとはどういう了見かー!」
「ご、ごめんなさいーっ!」
まゆ先生の言葉にはじかれたように走り出す荒太郎。その後ろから「プールサイドは走らないっ!」という追撃を食らい、躓きながらも早歩きで更衣室へと向かって行った。
「さて、小麗ちゃんは泳げないわけじゃないのよね?」
「はいなのだ! でも、あの、みんなみたいなちゃんとした泳ぎは出来ないのだ……」
しょんぼりとした表情の小麗に、まゆ先生は慈しむような笑顔を見せる。
「大丈夫よ、水は貴女を拒んだりしないわ」
まゆ先生はプールに入り、小麗の手を取ると誘導するようにその手を引く。
「まずは感覚に慣れましょう。体を水面に浮かせる感覚で、顔を水につけるの。……出来そう?」
「やってみるのだ」
まゆ先生の手に感覚を集中させ、体から力を抜く。体が水面と平行になったところで、意を決して顔を水につけた。
「……ぶはっ」
「息は水中で出し切ってしまって、顔をあげたときに吸うの」
まゆ先生のアドバイスの通り息継ぎを繰り返していく。コースの端まで来たら、今度はキックをつけて。
「ゆっくりでいいから、息継ぎの感覚を体で覚えるの」
むやみに力を込めたキックではなく、波を持ち上げるような、優しい動きで。
小麗は憧れていた普通の泳ぎに近づいている感覚に高揚していた。
はじめて水泳部の人たちの泳ぎを見たときは、その美しさに圧倒され、同じように泳ぎたいという感情に襲われた。
それが今、着実に彼らの泳ぎに近づいてきている感覚。小麗はまゆ先生にその思いを打ち明ける。
「しゃおりーは、まゆ先生みたいなバタフライを泳いでみたいのだ。……難しいのだ?」
「最初は難しいかもしれないわ。でも基本的な身体の使い方を覚えれば後は応用だから」
「……がんばるのだ」
突如プール入口付近にいた部員たちがざわめきはじめる。
そんな部員たちの間を割ってプールサイドに入ってきたのは色素の薄い長髪を靡かせた長身の女性。
魅せるスタイルの良さに、切れ長の瞳。ひとたび水に飛び込めば、そのしなやかな両手足から流れるような波を生み出す。
「プールが澄んだ海岸に見えるぞ……」
「人魚がいるわ……」
「いや、きっと海の女神なんだ……」
「あ、ちがう汐崎先輩だ!」
「相変わらず美しい……」
「まるで北欧神話の体現だな」
「汐崎先輩が歩いた痕に花が咲くらしいよ」
「え、まじで、見たい」
「珍しいですねー、汐崎さんが休日の練習にいらっしゃるなんて」
モブたちのざわめきに苦笑しつつ、寿美礼がプールサイドに腰かけたハイエに声をかける。
「ん、ちょっと……職員室に用事があったから」
ハイエは軽く首を振ってまとめていた髪をほどく。
本来なら3年生のハイエは受験に集中するため部活に来る必要はない。が、今日は進路の関係で登校し、帰りに顔を出したようだ。
水泳に関しては誰よりも愛していたが、夢だった水泳選手を諦めてからは少し荒れていた時期もあった。
最近では将来の目標もでき、プールにも気が向けば泳ぎに来るようになったので水泳部内では「汐崎先輩と一緒に泳ぐことができたらタイムが伸びる」等という噂が立つ程になった。
「今日はタイム計ってるんですけど、1本どうですか?」
寿美礼の提案にハイエはどうしようかな、と首を傾げる。あまりタイムなどは気にせず泳ぐのが最近の楽しみなのだが。
「ハイエ先輩っ、よかったら俺と泳いでくれませんかっ!」
横から口を挟んできたのは
志波 武道
。隣のレーンを泳いでいたようだが、そのままプールサイドにあがる。
割れた腹筋とブーメランタイプの水着を水が伝う。
「今日はまた一段と……」
寿美礼は言葉を濁す。続きは察していただきたい。
「いいけど、フリー?」
「俺はフリーしか泳ぎませんよ」
キメ顔でそう宣言するとゴーグルをつけ肩を回す。ハイエも髪をまとめ直し、立ち上がる。
他部員たちがその様子を興味深そうに見守る中、寿美礼のホイッスルと共に2人が飛び込んだ。
潜水時間はハイエの方が長かったが力強いキックは武道に分があがった。
ターンから潜水。ハイエの芸術的とも取れるその流れに、一部の部員が見惚れていた。
泳ぎ終え武道、ハイエの順にプールサイドにあがる。そこでハイエはふと、思ったことを口にした。
「なにか、悩み事でもあるの?」
「えっ」
思っていなかった言葉に武道は思わず聞き返す。テンションはいつも通りだし、悩んでいる様子など微塵も感じさせていないはずなのに。
「な、なに言ってるんデスカー、いつも通りデスヨ?」
「……ならいいが」
目に見えて動揺し始めた武道だったが、ハイエはあえてそれ以上は追及しなかった。
だが最後に一言。
「フリーしか、泳がないの?」
「いや、そういうわけではなく、ちょっと言ってみたかったんです」
おちゃめに舌を覗かせた武道に、ハイエは呆れたように息を吐いた。
「あ、ハイエ先輩、こんにちはー」
「雨崎か……今日は水着なのね」
水着に着替えた荒太郎の姿に、ハイエは少し微笑む。前々から泳ぎを教えてほしいと言って来ていた後輩に、ハイエは「教えてあげようか」と声をかけた。
「制服でプールサイドに居たらまゆ先生に怒られちゃって……ハイエ先輩がいいなら、ぜひ!」
「わかったわ。志波、もう大丈夫?」
「はいっ、アリガトウゴザイマシタ!」
そそくさと寿美礼の方に向かって行った武道を見送り、ハイエと荒太郎はまゆ先生と小麗の泳いでいたあたりに移動する。
ハイエが2人とも見てくれるというので、まゆ先生は他の部員の様子を見るためにプールから上がった。
「私の愛しい愛しいまゆっちーっ!!」
まゆ先生がプールから出たところを見計らって、まゆ先生のそのボディに抱き着かんと特攻する影がひとつ。
「プールサイドは走らないっ! って、うわぁああっ!!」
いつもの調子で注意しようと振り向いたまゆ先生の目の前には意志の強そうな黄色い瞳が。
冴木 白虎
はまゆ先生の腰を抱き、自分の方へ引き寄せるとその頬に手を添える。
「はぁ……今日も今日とて変わらず可愛らしい。このまま食べちゃいたいくらい」
「や、やめ、ていうか近いわ!」
ばちーん、とまゆ先生の平手がクリーンヒットするが、白虎はめげない。
「あなた、水泳部じゃないでしょ! 何しに来たのよ、もう!」
「今日は愚弟が記録会で本土に行ってるからねー、まゆっちのところに来ても鉢合わせすることもないし。あ、柔道部にも一応顔は出したんだよ? でもやっぱりまゆっちほど優先する必要はないかなって!」
まゆ先生はそのホールドから逃れようともがくが、緩むどころかむしろきつくなっていく。
「まゆっち本当に可愛い……私の愛の寝技で愛でさせて? ね?」
「た、たすけてー!!」
男子部員数人掛かりでようやく引きはがすと、白虎はプールサイドのすみっこに連れて行かれる。
その間もまゆ先生に対する愛を叫び続けていたが、その後は邪魔をするようなことはせず、ただまゆ先生の姿を凝視することに務めていた。
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時織椎
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
66人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月08日
参加申し込みの期限
2013年08月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月15日 11時00分
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