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「宝探しか……。あの理事長マジで何でもありだな」
「本当にね」
『理事長先生、凄いよねー』
クラスメイト達が恐らく理事長の思い付きで行われる事となった宝探しゲームについて騒いでるのを横目に、
御剣 刀
がそう言う。その様子はまたかと言う内心が透けて見えるようであった。
だが、
橘 千歳
もそれに同意するように苦笑し、
小山内 海
は逆に本当に感心しているように頷きながらスケッチブックを二人に見せていた。
この三人の様子からも解るように、この学校では見慣れた光景なのである。
「でも、俺は和菓子フェアの方が気になる。放課後に行ってみないか?」
「ええ、良いわよ。どんな感じなのかしらね」
『何があるのかな? 羊羹あるといいな。特に水羊羹。9月になったけどまだ暑いし。千歳と刀は何が食べたい?』
三人は放課後に和菓子フェアに行く事を決め、休み時間の間はその事について話すのであった。
『何だか思ったより結構いろんな種類があるねぇ。みたらし団子にお饅頭、あ、水羊羹あった』
「本当かなり沢山あるわね。どれだけ力入れたのかしら……。うーん、どれも美味しそうだけど……私何にしようかな?」
「思った以上に本格的だな、これ」
放課後になり、海、千歳、刀は購買部へとやってきたのだが、学校の購買部での一時的なフェアとは思えない様子に三者三様に驚きの声を上げる。
理事長発案とは言え、果たしてこれはありなのだろうかとすら思うが実際に行われている以上はありなのだろう。
『和洋折衷のも置いてあるんだ。ほらこの抹茶プリンとか小豆シューとか色々あるよ。これだけあると迷っちゃうなぁ』
「うーん、俺はおはぎとみたらし団子と羊羹にするかな。飲み物は緑茶で。この組み合わせが美味いんだよな」
「刀君は食べ物によって飲み物も合わせる派なのね」
抹茶プリンや小豆シュー等の商品を指差しながらどれにするか迷う海の横で、刀はどうやら購入するお菓子を決めたようだ。
刀がお菓子に合わせて飲み物も決めているのを聞いて、千歳は納得したように頷いている。
「あぁ、その方が美味いからな。ただ、どら焼きとかになると牛乳との組み合わせもいい……あ、カステラあるかな。あったら牛乳と一緒に買うのも良いな。確かあれも和菓子だからあってもおかしくはない筈」
「カステラ? カステラが和菓子に分類されるなんてよく刀君よく知っていたわね。カステラ自体はスペインから伝わったものだから、日本生まれのお菓子ではないけど、分類上洋菓子か和菓子かは明治時代以降に入ってたがどうがで決まるから、室町時代に日本に伝わったカステラは分類上は和菓子になるのよね」
『よし、それじゃ私は水羊羹と抹茶プリン買っていこっと。飲み物は……冷たい緑茶かな。麦茶やほうじ茶も合いそうだけどここは緑茶だね』
刀と千歳がカステラの分類上の話をしている横で、海は水羊羹と抹茶プリンを購入する事に決めたようだ。
色々と選択肢があって悩んでいた海だが、やはり水羊羹は外せなかったらしい。
「あ、海ちゃんも買う物を決めたのね。私は……あ、八つ橋がある。八つ橋は京都の銘菓の一つなのよね。私は八つ橋にしようかしら」
買う物を決めた海の方へと視線を向けた千歳は、その視線上に八つ橋があるのを偶然見つけ八つ橋を買う事に決める。
こうして三人のそれぞれのチョイスにて買うお菓子が決定された。
「うん、美味い、美味いぞー! やっぱり食べたくなった時に食べるのが最高に美味いよな!」
『本当美味しいねー。この抹茶プリンもしっかりとした抹茶の味がするし。 千歳が買ったのは八つ橋?』
「ええ、そうよ」
男らしく大きな一口でおはぎを口にすると、余程美味しかったのかテンション高く感想を言う刀。
それを微笑ましい様子で見ている海と千歳。そして、海はどうやら千歳が食べているお菓子が気になったようで、千歳に尋ねていた。
「千歳は八つ橋か、八つ橋も美味いよなー。もちもちしてて……そう言えばなんで八つ橋って言うんだ?」
「何故、八つ橋と言うのか? そうね、八ッ橋の由来にはいくつか説があるのだけど……箏曲の祖として知られている八橋検校を偲び箏の形を模したことに由来しているという説があるわ」
『へぇ、八つ橋の名前の由来ってそういうのだったんだ』
「まぁ、でも生八つ橋は箏の形には見えないけどね」
お菓子を口にしながらも聞いていた海と刀は感心しながら頷いている。
だが、そこで刀はふと気になり千歳へと尋ねる。
「なるほどな~……千歳って琴とか演奏できるの?」
「え、急に何よ?」
「いや、なんとなく楽器を習ってたとかありそうだったから。で、ほら八つ橋の話で琴の話が出てきたから気になってさ。何か演奏出来てもおかしくなさそうな気がして」
『うんうん。確かに千歳、琴とか演奏できそうかも』
刀の脳内では着物を纏って琴を演奏する千歳の姿が浮かんでいるのだろう。そして、それについては海にもまた同じようなイメージがあるようだ。
確かに黒髪長髪で凛としている千歳に琴は似合っているのは確かだろう。
「あぁ、なるほどね……。でも、よく混同されるけど箏と琴は違う楽器よ」
「え、そうなのか?」
「多分刀君が想像してるのは和琴だと思うけど、和琴は琴ではなくて箏なの。琴は弦を押さえる場所で音程を決めるけど、箏は、柱(じ)と呼ばれる可動式の支柱で弦の音程……いや、まって、良く考えたら私達はお菓子食べにきたんだったわ。和琴の話はまた今度ね、刀君」
「あぁ、うん、お菓子食べようぜ」
『ふふ。二人って集中したり夢中になったりするところ良く似てるよねぇ』
千歳と刀のそんな様子を見てニコニコと笑いながら海が言う。二人ともに自覚はあるので何とも言えずに顔を見合わせた後、黙ってお菓子を一口食べた。
そんな二人を笑いながら見ていた海だが、刀と千歳が食べているお菓子も気になったようで二人に提案をする。
『ねぇねぇ、千歳のも一口頂戴。私の羊羹も一口上げるからさ。はい、あーん』
「あ、あーん」
いや、提案というよりもどうやら宣言だったようだ。有無を言わさずに千歳の口へと羊羹を近づける海に対して千歳は恥ずかしそうにしながらもあーんと口を開いて食べる。
『刀はたくさん買ったね。私の抹茶プリンも食べてみる? はい、あーん』
「おっくれるの? ありがとう……うん、プリンも美味しいな。お返しだ団子をどうぞ。あーん。」
そして、今度は刀へと同じようにする海。だが、千歳とは違いそれを恥ずかしそうな様子を見せずにあーんと食べると、味わった後にそのまま海へお返しだとみたらし団子を差し出す。
「ほら、千歳も団子どうだ?」
その上、千歳にも海へと同じようにひょいっと団子を差し出した。
「あ、ありがとう」
あまりの自然な仕草に、千歳は驚いたように瞬きをしてから刀へとお礼を言うとそっと団子を食べた。
「うん。あー、のんびりと食べる和菓子が美味い。偶にはこういうの良いよな」
『そうだね。こういうのも良いねー』
「そうだ、ちょっと英語で分からないところがあったんだ。よかったら二人とも教えてくれないかな?」
「そうなの? 私は構わないけど」
『私も良いよー』
「うん、ありがとう」
「でも、それは後でね。今はこのまま楽しみましょう」
こうして刀、千歳、海の三人は和菓子フェアでまったりとした一時を過ごすのであった。
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3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
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定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年07月18日
参加申し込みの期限
2019年07月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年07月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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