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昼休みを報せるチャイムが校舎に鳴り響き、クラスの扉が開けば大勢の生徒達が思い思いに歩いて行く。
そんな中、
添星 叡知
は昼食を食べる為に学食へ向かおうとしていた。
「あ、添星くーん」
すると、人懐っこそうな女子の声が叡知の名を呼ぶ。
叡知がそちらを火理剥けばぶんぶんと手を振っている
四野辺 蘭月
の姿が見えた。
「添星くーん、一緒にお昼食べへん? 丁度ええ話もあんねん」
「あぁ、良いぞ。俺は学食で定食食べるつもりだから一緒に行くか」
「オッケー!」
注文した定食をトレーに乗せて蘭月に取って貰った席へと移動する叡知。そこで彼が見た物とは――。
モヤシだけが入った弁当を広げる蘭月の姿であった。
「蘭月、それが今日の弁当か……?」
「うん、せやで。先週ちょっと秋物のショッピング行ってもうてね。バイトの給料日までしばらくカッツカツやねん。せやから、材料がめっさ安いモヤシ弁当」
「そうか……モヤシのみか……。幾らなんでもヘルシーすぎるのもアレだぞ。ほら、俺の唐揚げをやるよ」
「え、ええの?」
「あぁ。隣で蘭月がモヤシだけ食べるところを見る方が胃に悪い」
「おおきにー」
叡知から唐揚げを別けて貰うのは悪いと思いつつも、彼に優しくされた事が嬉しくてその感情がありありと表情に出ている蘭月。それはもう満面の笑みである。
そんな蘭月を見ながらご飯を一口食べてから、先程蘭月が言っていた事を叡知は尋ねた。
「それで良い話とは何だ?」
「あ、そうそう。今度体育祭でロミジュリのリレーあるやんか。あれ、ちょっと気になっててんよ」
と、言いながら眼鏡をキラーンと光らせる蘭月。
「ロミジュリのリレー? あぁ、そういえばクラスの連中がそんな話をしていたな……」
「相手を抱っこして走るとか、普通に考えてけっこうハードやん? けどほら、添星くんなら、あたし抱っこして走るくらい余裕やったやろなーって。学科違うからペアで出れへんの、残念やわぁ」
僅かに首を傾げて叡知は少しだけ考えると、確か抱っこが云々と男子が騒いでいた事を思い出したようだ。
蘭月の言う事はもっともであるだろう。この二人の身長差はかなりのものである上に叡知は普段から身体を鍛えている。叡知ならば蘭月の一人や二人、簡単に抱っこしてしまえるに違いない。
因みに蘭月の名誉の為に付け加えておくが、彼女はけして極端に小さいというわけではない。叡知の方が日本の高校生にしてはかなり高いのだ。
「学科が違うとダメだとは聞いていたし、俺はただ走るよりももっと体を動かす方が好きだから辞退したが、蘭月と出れるならば俺も出てみたかったな。ただ、見た目は軽そうだが、蘭月、体重いくつだ?」
「え、体重!? いや、大丈夫やで? まだそんなやないで? 確かに秋の限定スイーツとかはチェックしとぉけど、別に全部食べとぉわけやないしぃ」
それは思春期の女子にかける言葉としては、あまりにもどストレート過ぎる問いだ。
案の定蘭月はしどろもどろになって、言い訳になっていない言い訳。いや、言い訳なのかすら怪しい発言をしている。
流石の叡知も不穏な空気が流れている事に気付き、すぐさま別の話へと変えようと試みる。
「そう言えば、ロミジュリのリレーとはどういう競技だったんだ? 競技内容まではあまりちゃんと聞いていないんだ」
「えーと、あたしと添星君が組んだとするやん? すると、添星君が目隠しした状態であたしを抱っこしてあたしの指示を聞いて障害物競走を走るって感じやね」
どうやら話題転換の方向は間違っていなかったらしく、顎に指を当てて蘭月が説明をしだす。
ちゃんとした競技説明を初めて聞いた叡知は蘭月の説明に対して頷く。
「なるほど。蘭月を抱えて他のペアと競うのか。……なるほど。それは本当に出たかったな。蘭月を抱っこして走ってみたりしたかったが残念」
「え、抱っこしたかった? ふふ、えっち」
と、言うもののその表情は少し赤みがかっていながら満更でもなさそうである。
だが、果たして蘭月は気付いているのだろうか。出れないのが残念と言う時点で抱っこをされてみたかったと言っているのと同義であるという事に。
「えっち? ……そうなのか? そんなこと初めて言われたな。だが、全く外れているわけでもないのかもしれん。大義名分つきで蘭月を抱ける機会を逃したのは普通に惜しい」
「んくっ。ちょ、何を言うとんねんっ!?」
まさかの叡知の言葉に口に含んでいた水を危うく吹き出しかける蘭月。
流石に不意打ちだったようで叡知に抗議の言葉を上げるも叡知の方は正しい事をしていると言わんばかりの表情だ。
「いや、素直な感想だが?」
「んもうっ! 真顔でそんな事を言うから添星君は性質が悪いよねっ!」
先程以上に顔を赤くしてバシッと叡知を叩く蘭月。
そんな蘭月こそが可愛いと思う叡知だが、それを口にすると余計に叩かれそうな気がして流石に止めておいたようだ。
「んんっ。ちゅーか今のあたしらがロミジュリのシチュエーションやんか。チームは同じ白猫組やから、なんか別の競技で一緒できたらええな」
「そうだな。体育祭で蘭月とペアを組める競技があるといいな」
咳払いして何とか立て直す事に成功する蘭月。だが、未だに少し赤い顔をしているような気がするのは言わぬが仏というものだろう。
「あ、思い出した。蘭月は、勝負下着というものを買ったらしいな?」
だが、そこで何を思ったか叡知は再びとんでもない事を言いだした。どうやら今思い出したようだが、何故ここで言おうと思ったのだろうか。
「おんぇっ!? 勝負下着っ!?」
それを聞いた蘭月は女子が出してはいけないような事を出しているがそれも仕方ない事だろう。
「なんでそれ知って……。あ、あれはね、ちゃうねんよっ。メンズバレンタインデーでセールしてたから親戚のねーちゃんが選んでくれてっ」
「だが、勝負下着と言うからには必勝祈願にご利益があったりする下着なのだろう? それを装備すれば鬼に金棒。俺たちペアが勝ったも同然だな!」
「ちゃうちゃうちゃう! 確かにね、勝負下着なんやけどもっ。そういう勝負やないというか……」
「ん? いや、勝負下着なんだろう?」
勝負下着の意味を正確に知らない叡知は首を傾げるが、それを見て蘭月はただただ顔を赤くする。
周りに聞こえないように小声ながらもまるで大声であるかのような器用な事をしている。
(あぁぁああっ。添星君に何て言えばええのっ? 勝負下着の勝負は男女の勝負やとかっ? でも、それで男女の勝負を聞かれたら? あ、いっそ添星君に見せるためのし、た、ぎって言えるかぁああいっ!)
内心で凄まじい勢いで考える蘭月。だが、慌てすぎていてその考えは支離滅裂である。しかも――
「ん? 俺に何て?」
少しだけとはいえ口に出してしまう始末である。
「ぶっ! え、今聞こえたっ!?」
「いや、ちゃんとは聞こえなかったが俺の名前を言っているのは聞こえたな」
「あ、そうっ!? それならええんよっ! あ、勝負下着はね、いつか教えるね! うん、あ、そうそう! 添星君、今度一緒に遊びに行こうよ!」
「ん、あぁ、それは構わないが……」
「うん、じゃあ、そういう事でね! あ、この唐揚げ美味しいなー」
ニコニコと笑いながら最早自分でも何を言っているのか解らなくなっている蘭月。
後日、デートの約束を叡知から改めて聞くものの嬉しくはあるが何でそんな事になったのか疑問符を浮かべる事になる蘭月であった。
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3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
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定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年07月18日
参加申し込みの期限
2019年07月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年07月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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