私立寝子島高等学校。それは寝子島に唯一ある高校であり、伝統ある男女共学校だ。正式名称は上記の通りだが、通常は略した寝子高と呼ばれる事が多い。
学科は普通科以外に体育科と芸術科が存在し、学年が上がると体育科と芸術科はより細分化されていき、専門的な授業が増えていく稀有な授業方針を取っている。それが故に専門的な知識が身に着き、各分野で活躍する人材を輩出している。
そんな寝子高だが、日常的な学校の風景というのは他の学校とそう大きく変わるものではない。
朝に生徒が登校して、授業が4限まで行われてから昼休み。昼休みには生徒達がグラウンドや教室などで思い思いに過ごしているのを見る事が出来る。そして、再び授業が2限行われた後は放課後となる。
放課後も部活を行う生徒、教室で話をする生徒、友達と一緒に帰る生徒とそれぞれで違う姿が見れる事だろう。
例えば、ある日の
御剣 刀と
小山内 海、
橘 千歳の3人は昼休みを一緒に食べた後に雑談をしているようだ。
「美味い和菓子を食べたいな……」
「和菓子、和菓子ね。おはぎとか、あんころ餅とか?」
『ようかんとか水よかんも美味しいよね』
「どれを食べるか悩ましいな……」
「何でもう食べる事が確定しているのよ。と言うか、今お昼を食べたばかりなのにもう食べ物の話とか本当に良く食べるというか何と言うか」
仕方ないなと言う感じで少し呆れているかのようにさえ見える千歳だが、いざ行くとなれば一緒に行く事は間違いないだろう。
海と言えば、そんな千歳の事をいつもの事だと理解しているのか嬉しそうに微笑んでいるが何かを思い出したのか再びスケッチブックを掲げた。
『そう言えば購買で和菓子フェアが始まったんじゃなかったっけ?』
「む。そう言えばそうだったな」
「あぁ、また理事長のいつもので始まったんだっけ?」
千歳が言った言葉を肯定も否定もせずに困ったように笑う海。
寝子高を語る上で忘れてはならないのは刀達の話題にも出た理事長の存在である。
桜栄理事長はとても優秀な理事長であると同時にユニークな面もあり、突飛な発想で人を振り回す事もあるのだ。
例えば、ついこの間突然自分が和菓子が食べたくなったからと購買部で和菓子フェアを始めるよう指示したのである。
一体、どこにそんな指示を出す理事長がいるのだと言うのだろうか。
それ以外にも突発的に大勢の人間を巻き込んだ何かをする事もある。
「おい、大変だ!」
「何だよ、騒がしいな」
「何か理事長が放課後宝探しゲームやるんだってよ! 宝を見つけた奴にはちょっとしたご褒美があるらしいぜ!」
と、こんな風にだ。
こんな寝子高では生徒の数だけ一日が存在する。果たして、どのような一日があるのだろうか。
こんにちは、昂祈です。
まずは、御剣 刀さん、小山内 海さん、橘 千歳さん、ガイドに登場して頂きありがとうございました。
もしご参加頂ける場合はプランなどはご自由にお考え下さって構いません。
概要
今回のテーマはシナリオ名通りの「寝子高での一日」です。
舞台はそのまま寝子高となります。
寝子高でどのように過ごしているのかをアクションとして書いて頂ければと思います。
例えば、誰かと一緒の朝の登下校風景、昼休みの昼食タイムやお遊びタイム、体育や調理実習等の授業風景、放課後の雑談やお遊びタイム、部活動での様子等が考えられますね。
またガイド中にあった和菓子フェアを堪能したり、とある放課後の宝探しゲームに参加するというのも良いでしょう。
勿論、これ以外のものでもご自由に考えて頂いて構いません。
宝探しゲームについて
理事長の妙な考えから始まった突発的な宝探しゲーム。
生徒が普通に立ち入る事が出来る場所に隠された宝と描かれた黄色いボールを探すというもの。
ヒントとかは特にないので完全に運を試されるゲームとなっている。
見つけた人には購買の好きな物を1個無料で買える券が進呈される。
因みに1人1個限定なので、沢山見つけてもご褒美は1つしか進呈されない。
見つかるかどうかは探し方と運次第になります。
和菓子フェアについて
こちらで売っているものはおはぎ、みたらぎ団子、ようかん、八つ橋といったものがあり、それ以外にも一般的な和菓子ならば大抵のものがあります。
寝子高以外の方のご参加について
寝子高OBが遊びに来たり、学生へ家族が忘れ物やお弁当を届けに来るなど、理由があれば寝子高生以外でも参加できます。
○NPCについて
遠藤 健。
高校二年生。
同行のご希望があれば、一緒に参加します。
基本的に皆様のアクションに沿った行動をとります。
また遠藤以外のNPCの方でも、特定のマスターさんのキャラでなければ誰でもご指定して頂く事ができます。
気になるNPCさんがおられればどうぞご一緒に参加をしてみてください。