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暴け! 大人だけのヒミツの暗号
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賑やかな店内にも響き渡る大きなドアベル。
勢いの良さにやれやれと文也は大げさに肩をすくめ、
桜栄 あずさ
の来店を出迎えた。
「いらっしゃい、今日は何をお持ちになったんですか?」
「アイスクリームよ。ここのは安っぽくてコーヒーも台無しに――」
文也があずさと話し込んでいるのを確認した瀬莉は、今がチャンスとばかりに手にとった本を再確認するように開いた。
大人が使う暗号だからと油断していた。ここは古書店、大人だって一昔前は子供だったのだ。
「やった……!」
少し古ぼけた、子供向けの推理小説。瀬莉には聞き慣れない『ポケットベル』という機器を使った暗号のエピソードが載っていて、もしやと読みすすめると、同じように数字を2つセットで使う暗号だった。おまけに解読表まで載っている。
先程みんなで予想した法則は合っているようだし、これを伝えればいい。
その前に――こっそりとこのページだけスマホで撮影して見比べたい。何の資料もなく解いているように見せたかった、というのも少しはあったのだろう。そーっと、そーっと。瀬莉がカメラを構えていると、そこへ静かに影が落ちた。
「…………っ!!」
「お店の商品を勝手に写真に撮るだなんて……お嬢ちゃんは手前どもと同じく悪の道が向いているのでは?」
文也はくつくつと笑って、正面に座り込む。彼女が撮ろうとしていたものを確認すると、「ふぅん?」と悪戯な笑みを濃くした。
「あ……ごめんなさい……」
ここが悪の秘密結社であろうとも、その前にお店だ。売り物の本を撮影するのは、やっぱり悪いことかもしれない。
それとも、秘密結社で使っている暗号のことがバレて怒っているのだろうか? 瀬莉は素直に謝って立ち去ろうとすると、文也は「まあまあ」となだめた。
「こっち側なら、撮ってきな」
文也はかな文字の部分を片手で隠し、アルファベットの方だけ見せるようにした。
あまり使ってない暗号のはずだけど、高校生組が解けてない暗号があるというのだ、これくらいのサービスはしたって構わないだろう。
「ありがとう!」
返事もそこそこに、瀬莉は解読表を素早く写真に収め、画像に問題ないか確認すると、小説はきちんと本棚にしまって立ち去っていった。
先程まで怯えていたと思ったのに、忙しい子だ。
文也はくすくすと笑って、ご褒美の準備を続けることにした。
「むー……」
色んなテーブルをまわって、コトコは確信した。―63956945―は、絶対にアイスクリームのことだ。
「ふ、ろ……おふろ? ふろ…………」
アイスクリームを、他の言い方でなんというか。さっぱり思いつかず店内をウロウロしていると、あずさの元にアイスの乗った飲み物が運ばれた。
「おねーたんのあいしゅがのってうじゅーちゅ、これれすか?」
数字だらけのメニュー表を取り出し、―25696269 63956945―を指してみた。
「あら、よく知ってるわね」
注文時のメモをひらりと見せてくれたので、コトコはしっかりと確認する。今度こそ、みんなで探している―25696269 63956945―が見つかった。
キラキラ輝くようなアイスクリーム、ひんやり冷えたグラスの中は黒くて、漂う香りは――
「こーひーの、あいしゅじゅーちゅれす!」
コトコは見せてもらったお礼を言うと、今度は近くに居た彰尋の元へ駆けていった。
「にーたん、おにーたん! こえ、あいしゅ! こーひーの、あいしゅじゅーちゅ!」
「すごいな、69は伸ばし棒だったんだね」
「れも、ふろーとはあいしゅにならないれす……」
しょんぼりしているコトコに、あまり喫茶店へ来たことがないのかな、と思った彰尋は安心させるように微笑んだ。
「大丈夫だよ。コーヒーとかオレンジジュースとか、飲み物にアイスが乗っている物をフロートって呼ぶんだ」
「ふろーちょは、あいしゅ……?」
「そうだよ」
「じゃあ、じゃあ……こっちは、にと、ごれ……こ! ここあ!」
「きっとそうだね! さあ、みんなにも教えてあげよう」
念願のアイスジュースの暗号が解けたことを大喜びしながら、コトコは少年探偵団の面々を呼びに向かった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年08月13日
参加申し込みの期限
2019年08月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年08月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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