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運気UP!? あやかり待ち受け! 幸運の猫を探せ!
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飼い猫・花遊の身体に憑依した幸次は、人間には狭すぎる路地を歩いていた。
占いをあまり信じる事のない幸次には、ラッキーアイテムを持ち歩く程度の事は許容出来ても、写真を撮るために猫を追い掛け回すというのは理解しがたい。
(猫も迷惑してるんじゃないかな)
そんな事を考えながら、猫の好きそうな生垣をくぐると、噂の2匹の猫が日向で揃って毛繕いをしていた。
幸次は、猫らしいやり方で2匹との距離を縮めた。花遊になりきって、お互いの匂いを嗅ぎあう。
『君が人間の間で有名な三毛猫君だね。俺は万条幸じ…ゃなくて、飼い猫の花遊。君は何ていうの?』
幸次の質問に答えず、錦鯉模様の猫は幸次の首に引っ掛けられていた煮干入れに鼻を寄せた。
幸次は器用に前足で煮干入れを首から外ずし、2匹の前に置いた。
猫達は警戒しながら煮干入れの匂いを嗅ぐ。
幸次は、猫達に語りかけた。
『最近、人間達の間で君の事が噂されてるみたいだけど、人間に追いかけられたりしてないか?』
錦鯉模様の猫はまだ煮干しの匂いを嗅いでいるが食べる様子は無い。お腹がいっぱいのようだ。
『人間が君の事、不幸になる猫って言ってるみたいだけど、嫌じゃない?』
破れたハート模様の猫は、再び毛並みを整えていた。
(なんか、相手にされてない?)
同じ猫として気は許しても、心は許して貰えないという事だろうか。
『何かあったらうちの飼い主を頼ってよ。力になるよ』
連れ立ってその場から立ち去ろうとする猫達に幸次が言った。
2匹がちらりと幸次を振り返る。猫達が小さく頷いたような気がした。
助けになりたいという幸次の気持ちは、2匹に伝える事が出来たと思う。
宝くじを追っている利平は、目当ての偽模様猫を見失って焦っていた。
「いかん、時間だけが過ぎていく。早く三毛猫みっけねーと!」
どや顔で駄洒落を言う余裕はあるらしい。
そんな利平の少し先を、2匹の三毛猫が歩いていた。
「いた!」
駆け寄る利平に、猫達が逃げる。
「待ってくれ! 俺のドリームを返してくれ!!」
そんな利平に、真央とがおーを背に乗せたサオラ姿のシダが追いついた。
「猫をいじめちゃダメなのだ!」
真央達が利平の行く手を遮る。
「いじめてねぇ!」
利平はサオラの胴の下をくぐり、猫達を追う。
「ダメ! おいかけたら にげる あたりまえ!」
シダの言葉に、利平が思わず言い返す。
「それはこっちの台詞だ!」
2匹の三毛猫は、揃って突き当たりのブロック塀を飛び越えた。
利平も塀に飛びつきよじ登ると塀を越え、猫達を追って走った。
小柄な真央も後に続こうとするが、塀を登るというより、ぶら下がる形になっている。先に塀に上ったがおーが心配そうに真央を見ている。
「とっ、届かないのだ~!」
「シダ 台にして 追って」
真央の足元に身体を寄せたシダの提案に真央が頷く。
「わかったのだ! ありがとうなのだ!」
真央は塀を越えると、急いで利平を追った。シダは先回りをしようと駆け出した。
陽奈は月詠に教えてもらった道を探していたが、猫がなかなか見つからないので、最終兵器『国産鰹節削りたて徳用大袋』を取り出した。
「仕方ありません、これでおびき寄せるしか…」
といって、鰹節を撒いてみても、集まってくるのは他の猫達ばかりだ。
「困りましたね…あら? 背中に何かついてるみたい…」
新しくやって来た猫が、紙切れをひらひらとくっつけている。陽奈がとってやろうと手を伸ばした時、陽奈と猫達の間を鰹節を吹き飛ばす勢いで2匹の三毛猫が駆け抜けていった。
「あれは…! 美咲紀さんにお知らせしなくては!」
陽奈は2匹の背中の模様を確認して、携帯を取り出した。
少し遅れて利平が駆けつける。
「三毛猫、見なかったか?」
利平の言葉に陽奈は猫達が掛けて行った方向を指し示すが、利平の視線は、陽奈の足元に釘付けだった。
「あの…?」
「あった、俺のドリーム!」
利平は猫の模様にくっついた宝くじに手を伸ばすが、猫達は蜘蛛の子を蹴散らすように逃げて行く。
「また逃げられた! 待ってくれぇ~!」
教えた方向と別の方へ走っていく利平に戸惑いながら、陽奈は美咲紀に目撃情報を送り、自身も猫を追う事にした。
陽奈からの情報を受け取った美咲紀は、猫達が走ってくるであろう先を予想し待ち構えていたが、なかなか猫がやってこない。
仕方なく猫缶を手に、辺りの猫に聞き込みを開始した。
「猫は人の言葉を聞くっていうもんね」
さっそく見つけた猫に、猫缶をご馳走しながら尋ねる。
「背中に錦鯉模様の三毛ちゃんが、今どこに居るのか、知らないかなぁ? ちょっと写真が撮りたいだけなんだ。なんとかニャンコネットーワークの情報、教えてもらえないかなぁ」
奇跡(猫社会情報網)を信じる美咲紀が真剣に交渉すると、お礼とばかりに猫が歩き出した。
「わかるわ、着いて来いって事ね!」
猫はわき道に入り、猫じゃらしの茂みを進む。美咲紀もはぐれないように着いて行く。
やがて、ぽっかりと開けた陽だまりスペースに出た。
見れば沢山の猫達が思い思いにくつろいでいる。別の集会所のようだ。
「なんですか、ここは天国ですか」
猫達の愛らしさと、ニャンコネットワークが実在するとの確信に打ち震える美咲紀の視界に人影が写った。
「死っ、死体!?」
美咲紀の声に、昼寝をしていた伸幸が目を覚ます。
「えー? 死体? それは大変だねぇ…」
「い、生きてる…」
ほっとした美咲紀が思わず座り込んだ。
「今度は生きてるのー? それはゾンビだねぇ…」
大きなあくびをした伸幸が、ようやく美咲紀を見た。
「こんなところで何してるのー?」
「猫を探してるの。背中に錦鯉模様の入った猫なんだけど」
美咲紀の言葉に、伸幸が記憶を辿る。
「そういえば…」
「見掛けたの!?」
「俺も探してたんだっけー…?」
伸幸ののんきな答えに、美咲紀はがくりと肩を落とした。
「あーでも、ここ猫いっぱいいるしー、そのうち来るんじゃないかなぁ」
「そんなのいつになるかわか……いた」
伸幸の後ろの木の陰から、2匹の三毛猫が歩いて来た。その背には、錦鯉と破れたハート。
「へぇ、錦鯉模様って、思ったよりヤーさまっぽくないんだねぇ。見れてラッキーだなー」
伸幸が感心する隣で、美咲紀が携帯を構えた。
パシャ。
「我、錦鯉猫を見つけたり!……あれ?」
今度こそ勝利宣言と思った瞬間、画面には笑顔で映る真央とがおー。
「なんで!?」
「真央ちゃんとがおーは、おネコさまを守るのだー! 伸幸ちゃん、おネコさまを追っていた、シラスくさい奴はどこにいるのだ!?」
いきなり話を振られても、伸幸はそんな人物に心当たりはない。
「見なかったねぇ」
「はぐれたのだ。でも、きっとまたおネコさまを追ってくるに違いないのだ。おネコさまは真央ちゃんが護衛するのだ!」
真央は、いつの間にかいなくなっていた三毛猫達に気付いて後を追った。
再び待ち受けを撮り逃してショックを受ける美咲紀の頭上を、金色のカナリアが飛んで行く。ラッセルだ。空から案内してくれるのだろう。
美咲紀は、自分の運を信じて今度こそはと再び走り出した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
青丹 よし乃
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月06日
参加申し込みの期限
2013年08月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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