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運気UP!? あやかり待ち受け! 幸運の猫を探せ!
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猫を探していたシダは、空き地へ続く路地の手前で、飛び出してきた猫とそれを追う利平とすれ違った。
「待て、俺のドリーム!!」
利平は猫の模様シールに張り付いて、今にも飛んでいってしまいそうな宝くじを一目散に追いかける。
「まて! ねこ 追いかける ダ…」
「駄目なのだ…」
シダの言葉を引き継いで、近くにいた真央が言う。
「どっちのおネコさまも、あんなふうに追いかけちゃ駄目なのだ! みんなだって自分が追いかけ回されたら嫌に違いないのだ! 生きてるものに面白半分でこんなことしちゃ駄目なのだ~!」
利平を止める為、彼の後を追って走り出そうとする真央をシダが引き止める。
「なんで止めるのだ!?」
「シダも ねこ好き ねこ ベトナムにもいる ねずみとる いいコだから 好かれてる だから 今の 悪いひと」
シダは利平の去った方角を睨んで、
「チアントイ(変身)!」
のかけ声と共に、ろっこん『ベトナムユニコーン』でサオラへと変身していく。
「おお! すごいのだ!」
真央が目を輝かす。
「この姿なら かけっこ負けない 見つけたら ぜったい 追いつく 背中乗るか?」
シダの問いに、真央は思い切り頷いた
「もちろんなのだ!」
「しっかり つかまってろ とばすぞ!」
真央とがおーを背に乗せたシダは、利平を追って住宅街を駆け抜けていった。
猫と神は気まぐれの象徴だ。その気があれば向こうからやってくるだろうという考えの元、情報を集めるでもなくのんびりと歩いていた
旅鴉 月詠
は、白黒のハチワレ猫ににゃーにゃーと呼び止められた。
建物の影から出てきてお腹が空いたとねだる猫に、月詠はポケットを探る。
「果たして、これは何の気まぐれのひとつだろうな」
そう言うと、何故か丁度ポケットに入っていた煮干を猫に与えてやった。
猫は夢中で煮干にかじりつく。噂の2匹の猫を追いかけんが為に、他の猫達を蔑ろにするのは月詠の性に合わない。
「噂の変わった模様の猫達の事を、君は知っているのかね?」
猫の事は猫が知っているだろう。彼らの扱いは猫世界ではどうなっているのだろうか。
猫はそしらぬ顔で、煮干の匂いのついた月詠の手に鼻先を寄せた。
「なるほど。初対面の人間に教える義理はないか」
月詠が猫の頭を撫でてやる。
「まあ、猫にはテリトリーと巡回コースがあるわけだから、この辺りにいれば運がよければ会えるかもしれないな」
月詠の呟きに、独りで日課の散歩をしていた
逆巻 天野
が足を止めた。
「その猫って、そんなに有名な猫なのかい?」
いつものように散策していたら、猫を探しているらしき同級生を見かけて、一体何事かと思っていたところだ。
「てっきり、誰かの飼い猫でも探しているのかと思っていたよ」
天野は月詠の隣に腰かけ、持っていた猫用おやつを猫に与えながら言った。月詠が頷く。
「今朝、幸運の猫が目撃されたとかで、ずいぶん噂になっているみたいだ」
新しい猫がエサに釣られてやってきた。
「やあ、君がもうひとつの噂の主か」
月詠は、猫の背の破れたハート模様に気付いて言った。
「君もひとりかい?」
お菓子を差し出しながら優しく声を掛ける天野に、三毛猫は嘲笑するような視線を向けた。
「『はぁ? あんたと一緒にしないで』と言われた気がした」
天野が感じた事を月詠が言葉にしてくれる。
確かにそういう気もしたが、猫はプライドの高い生き物だと言われているし、気のせいかもしれない。
考え込む天野の手から、器用にお菓子をひったくり、三毛猫は遠慮無く食べ始めた。
「不幸な猫と呼ばれ、その能力が故に貶されているのではないかと思っていたが、その様子なら杞憂のようだな」
面白そうに言う月詠に、天野が尋ねる。
「不幸な猫ってなんだい?」
「さあ。受動的な神魂がたまたま宿っているのか、噂事態が影響してるのか。何にせよ、写真を撮らなければ影響はないよ」
月詠がそう説明している間に、もう一匹、三毛猫がおやつの輪に加わった。
「ようこそ。君が噂の幸運を呼ぶ猫だね」
月詠が歓迎する。三毛猫の背には、錦鯉の模様が象られていた。
珍しい模様の三毛猫達の様子を眺めていた天野は、ある事に気がついた。
「あれ? こっちの魚模様の子は、男の子かい?」
三毛猫はその殆どが雌で、雄は千匹に1匹とも言われている。もしそうなら、珍しくて幸運なのは、模様だけが理由ではないのかもしれない。
錦鯉模様の三毛猫を撫でようと伸ばした天野の手がぺしりと猫パンチで阻止された。破れたハート模様の猫だ。
「………」
もう一度手を伸ばす。
ぺしり。
もう一度、
ぺしり。
「ああ、君はこの子のボディガードなのか」
納得する天野に見せ付けるように、破れたハート模様の猫は、おやつを食べ終わった錦鯉模様の猫の頬を舐め、ちらりと視線で天野を牽制した。
「『馴れ馴れしく触ろうとするんじゃないわよ』と聞こえる気がする」
月詠が通訳する。
「じゃあ本人はどうかな?」
天野が破れたハート模様の猫に手をのばすと、がぶりと噛まれた。
そう痛くはない。引くと離してくれるが、また触ろうと手を伸ばすとがぶりとやられる。
「『馴れ馴れしいのよ』と言ってる気がする」
月詠の言葉に、天野はうーんと唸った。
「たぶん、君が好かれてないのは、模様じゃなくて、性格の問題じゃないかな」
天野の言葉に、破れたハート模様の猫は天野の手をもう一度がぶりと噛んだ。
ぴくり、と猫達の耳が動くと、破れたハート模様の猫は天野の肩に飛び乗り、彼を台にしてその後ろの塀に上がった。
錦鯉模様の猫もそれに続く。遠くから、猫を探す人の声が聞こえた。
「君達も追いかけ回されて大変だね」
月詠の言葉を背に、2匹はそろって塀の上を駆けていった。
「すみません、三毛猫を見かけませんでしたか? 模様が錦鯉みたいに見える猫なんですが…」
手分けして猫を探していた陽奈に、月詠は逆の方向を指した。
「あっち」
「ありがとうございます」
丁寧に礼を言って陽奈が走り去る。猫達を逃がす為とはいえ、嘘を教えたのは少し心が痛む。
「まあ、僕も共犯だから」
天野の言葉に罪悪感が少し軽くなった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
青丹 よし乃
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月06日
参加申し込みの期限
2013年08月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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