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運気UP!? あやかり待ち受け! 幸運の猫を探せ!
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住宅街にある店で買い物をしてから空き地へ到着した誉、美咲紀、陽奈、雪の4人は、いつの間にか七輪を囲んで鯖を焼いていた。
「市橋さん、私達、なんでこんな事になっているの?」
美咲紀が今更ながらの疑問を誉に投げ掛ける。
「何を言うか椿。猫と言えば魚、魚と言えば鯖、鯖と言えば七輪だろう」
「それは、答えになっているのでしょうか…」
陽奈が遠慮がちに呟く。
「あ…でも、ねこさんは集まってきたみたいです…」
雪の言葉通り、匂いにつられて続々と猫がやって来た。
「完璧な焼き加減…いや、作戦だな」
料理が趣味の誉は、集まった猫達と鯖の焼き加減を見て満足そうに言った。
「何やってるんだ、市橋」
呆れたように言いながら、
八神 修
と
維都月 茉菜
が空き地に入ってきた。
「椿の手伝いだ。三毛猫を探してる」
誉の言葉に、茉菜の目が輝く。
「知ってる! 錦鯉模様の猫さんのお話だよね?」
「もしかして、2人も三毛猫ちゃんを探しに来たの?」
美咲紀は仲間が増えるかと期待したが、
「ちょっと違うの」
茉菜が否定して、持っていた小型のデジカメを見せた。
「ここならねこの写真がいっぱい撮れそうだから、八神くんにカメラ貸りて、上手なねこの撮り方教えてもらう事になったの」
「そういう事だ。じゃあ維都月、早速撮ってみるか?」
修が自分の足元を指差すと、一匹の灰色猫が修の足に身体を摺り寄せていた。
「かわいい!」
茉菜がカメラを構える。
「維都月、手ブレ補正付きだから気楽に撮るといい。なるべく猫の目線の位置で。アップを撮りたい時はさっき教えたマクロモードを使え。メモリーの容量は多めにしてあるから、沢山撮った方がいい」
「うん、わかった」
茉菜は教わった通りにカメラを構え、猫を撮る。
「八神くん、なんだか猫が増えてきたよ」
茉菜は困った顔で修を見上げた。
「ああ、分かってる」
今や修と茉菜の周りは猫だらけだった。何故か動物に異様に好かれる修のせいだ。
それを見ていた誉は少々むっとした。修が動物に好かれる体質なのは知っているが、自分の焼いた鯖よりも体質に魅力を感じられるのはいささか納得いかない。
「よし、そろそろか」
誉は猫の為に冷ました鯖の尻尾を割り箸で摘んで持ち上げると、猫達に向かって誘うように揺らす。
「ほーら、俺の焼いた鯖は美味いぞ?」
美味しそうな鯖は、すぐさまパクリと食らいつかれた。
「ほんとだ、これ、すごく美味しいね」
三希 環
に。
「……ちがう。俺が呼んだのは猫だ」
「大丈夫。猫達も気に入るよ?」
環は誉の焼き鯖を猫達の方に差出して、優しく呼ぶ。
警戒しながら近づいてきた猫達だが、一匹が食べ始めると、すぐに他の猫も魚の周りを取り囲んだ。
「ね?」
人懐っこい笑みを向けられては、誉も頷くしかなかった。
そんな誉の指先を湿ったものがくすぐる。見れば、誉の指についた魚の匂いを舐めとる白い子猫がいた。
誉がそっと頭を撫でると、ゴロゴロと喉をならしながら懐いてくる。そのまま子猫のピンク色の耳、細い喉元、やわらかい背中からふわふわのお腹をくすぐるように撫でると、途中から地面に横たわって身をくねらせていた子猫が誉の指を両前腕で掴み、甘噛みしてくる。まだ柔らかいピンク色の肉球に指を挟まれた誉はもう子猫しか目に入らなかった。
茉菜は、誉に甘える子猫の姿を色々な角度からカメラに収める。
「かわいい!」
同じような呟きとシャッター音が茉菜の近くで聞こえた。
写真の画質が良いと評判のオレンジ色の折りたたみ式携帯を手にした
恵御納 夏朝
だ。
夏朝の携帯には、当然のように猫のシールが貼られ、ストラップも猫だらけ。中身も容量の6割が猫関連のものという筋金入りの猫好きだ。
「猫さんが、こんなにたくさん…撮りたい…!」
夏朝は熱に浮かされたように呟いた。あまりの猫天国ぶりに我を失いかけても、猫の目の為、フラッシュ機能をOFFに設定するのは忘れない。
夏朝は猫だらけの八神に引き寄せられ、座り込んでは熱心に猫の写真を撮っていく。
「私も頑張らなくちゃ!」
茉菜も負けじと、猫まみれの八神を撮り始める。
パシャ!
「にゃ!」
パシャ、
「ほっ!」
パシャ…
「とぅっ!」
「やっ、八神くん、八神くん! 猫じゃないのが写るよ!」
修は、怯える茉菜の後ろで悪戯っぽく笑う真央を睨む。
「後木、何やってるんだ?」
タルトに宣言した通り、真央と召還三毛猫・がおーは頑張って撮影を邪魔していた。
「真央ちゃんとがおーは正義、すなわち猫の味方なのだ! 猫差別をする写真魔人どもの邪魔をするのだ~!」
「なんだそれは」
誉の冷静なツッコミにも真央は負けない。
「とぼけても無駄なのだ! 修ちゃんこそ、そんな大きいカメラで猫をどうするつもりなのだ! 修ちゃんが敵の幹部とは知らなかったのだ! 修ちゃんは友達のよしみで真央ちゃんが倒してやるのだ! 覚えてろなのだ!」
びしりと指を突きつけられながら真央にそう言われた修がどうしたものかと対応を考えている間に、真央は他の撮影者の邪魔をするべく走り去った。
夏朝の撮影の邪魔をするつもりで、夏朝に楽しそうに撮影されていたがおーも急いで真央の後を追う。
「猫差別ってなんだろ?」
茉菜が、慌しく去って行った真央を見送りながら言った。
「さあな。それより、維都月と猫の写真も撮ってやるよ」
八神は足元でじゃれるブチ猫を抱き上げ、茉菜に渡した。
慣れてない茉菜に受け取られた猫の身体が、だらーんとぶら下がる。
「ひゃあ」
慌てて抱きなおすと、猫は茉菜の腕の中で文句を言うようににゃあと鳴いた。
「やわらかい」
温かくて柔らかくてもふもふで、重い。そんな生命の感触に感動する。
「八神くん、すごく可愛いね!」
「そうだな」
修は、自慢のカメラに猫と茉菜の笑顔を収めた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
青丹 よし乃
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月06日
参加申し込みの期限
2013年08月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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