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さーさーさらさらさくさくさ。
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◆身を委ねるんだ、ほどほどに。
「店中のお菓子を寄越せか……しかもなんか増えちゃったし」
一部始終を息を見ていた
桜庭 円
が息を呑む。
落ち着かなきゃ。
自分の頭の中を整理しながら御剣と小山内のもとへ戻る。
(強盗事件で、お菓子が欲しくて、それからみんながお菓子の食べさせ合いをしてて。自分の意思じゃないみたいだから……)
もしかしてろっこん?
一つの答えを導き出し、俄然興味が出てきた桜庭。
戻ってきた彼女の様子を見て小山内は頭にはてなを浮かべた。
『まどかちゃんどうしたの?』
説明したくてたまらない桜庭は身を乗り出した。
「お菓子をくれなきゃイタズラするぞー!」
店中に響き渡る。
桜庭は困惑した。そんなに大きな声を出したつもりはなかったのに。
驚かせてしまったかなと、御剣と小山内の様子を伺う。
ところが、二人の視線は桜庭を素通りしていた。
(あれれ?)
辿る先には――、
強盗御一行・少年、逆巻、桜井。人質の花風。それから少し離れたところに真辺が。
(店内に変なガキがいる)
イートイン最奥でケーキを食べていた劉もその存在に気がついた。
さして興味もないようで、その手はケーキをつつくのをやめない。
(お菓子強盗?)
命からがらここに逃げ込んだ自分の境遇を思いだし、ブルリと身を震わす。
(寝子島は平和だな)
「……少し騒がしいわね」
「そうかしら? 変わらないと思いますわ」
エレノアと常闇は優雅にお茶を飲む。
そのお隣、大人二人。毒島夫妻が元々騒いでいるためか、少年を見ることもしない。
(強盗……!? あれ? でも、小さい男の子なのね?)
(おや、小さな強盗さんだね)
(可愛い子なんだけど)
カウンターの近くの席に座っているのは花風、芽守、早坂。
花風は恐る恐る少年を見つめ、芽守はサッと手帳を取り出す。早坂はケーキを一口食べる。
それから少年に最も近い位置のテーブルは畑生。
紅茶を口に含み、香りを堪能していた。
ゆっくりとカップを置いてから、少年を見据えた。
「さて……招かれざる客、かね。まあ私は此処の主人ではないのでとやかく言うつもりはない」
世界の住人ではあるがね。
付け足された一言。
「ふむ……なかなか美味だね、紅茶も美味い」
全ての種類のケーキを一口ずつ、食べ終えた畑生は少年に視線だけやった。
「残りは貴様にやろう」
「……何でだよ」
「大体わかったからだ」
「お前が言うことは難しくてよくわからない」
怒っていいのか、喜んでいいのかわからない。
表情が迷子になる少年の頭に畑生が触れて、冷ややかに笑った。
「貴様が分かる必要はない」
(お取り込み中なのだからレシピは自分で察するか。これも勉強というやつかね。彼に言ったようにま大体わかったから良いのだが)
威圧感に少年は後ずさる。
しかし、綺麗には決まらなかった。
体が震えだしたと思いきや、自分で仰々しく宣言し、少年に譲るといったはずのケーキの一つを右手で握りつぶした。
「な、なんだ……!?」
己で己を制御できない非常事態。
少年は飛び上がって彼と間を取り、側にいた桜井を盾にした。
「おいやめろ」
誰に向けられた言葉だったのだろう。
桜井の口に、顔にひしゃげたケーキが塗り込められたがゆえ、真相は彼の中にしまいこまれた。
(お、ちょ、逆巻、助けて!)
側にいる友人に視線で助けを求めるが、近づくどころか遠ざかっていく。
(無理だ)
口にはしないが通じる心。
桜井の目から涙は流れない。鼻水は垂れている。
というのも、畑生の手は口以外にも押し付けられているからだ。
おそらく意志が強いのだろう。……桜井にとってはいい迷惑だが。
二つ目のケーキが桜井の顔に当てられる。チョコレートコーティングされたビターなケーキ。
頬に押し付けられる。実害はない。
目。つむれば回避できるからまだいい。
鼻。鼻の穴。侵入する濃厚なチョコレート。スポンジ。異物。
柔らかくてよかった。そんな風に思えたら幸せなのだろうか。
「やめろ、今すぐやめたまえ。汚いぞ」
畑生は苦しむ桜井を叱りつける。
やめろはこっちのセリフだ!
もしかすると桜井はそう思っているのかもしれないが、意識を失いかけているため、思う余裕もないかもしれない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月03日
参加申し込みの期限
2013年08月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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