this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
さーさーさらさらさくさくさ。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
22
つぎへ >>
◆檸檬くん、席を探す。ひやひやと。
「ねえねえかげちゃん、いちごない?」
宮島 メグ
はねだるように従兄弟の荒井を見つめる。
普段は言葉通りねだっているのだが、今日は違った。
宮島もはじめはそのつもりだったのだが、雨の中予想外の盛況のため荒井と知吹二人ではとても回らない。
そこで、宮島も急遽手伝うことになったのだ。
荒井は接客用笑顔とは少し違った笑顔を見せる。
甘い。甘味という意味ではなく、娘に甘いという感覚で甘い笑み。
「奥の冷蔵庫にあるよ」
「はーい」
落ち着いたらましゅまろ食べようね。ふわふわとした睫毛で三日月を描き、宮島は奥へと消えていった。
残された荒井は眉を八の字に、小さく息をついて仕事に戻る。
「店長さん、美味しいレモンゼリー下さいっ! それからハニーフィナンシェも」
「はい! かしこまりました。ただいまご用意させていただきますね」
いつだって眩しく爽やかに。
六月一日宮 檸檬
は注文をするものだから、荒井もついつい元気な声で返してしまう。
「今日もレモンなんですねー、いらっしゃいませ!」
常連の来店に知吹も会話に交じる。
「ここのレモンゼリーは絶品だからなー。あ、日替わりはリンゴか……っ」
笑顔から一転。六月一日宮は憎しみのこもった眼差しをメニューに向けた。
これには荒井も知吹も苦笑するしかない。
「今度はレモンジュースにしますね」
荒井がフォローすると、ハッとしてすぐさま笑みを貼り付ける。
ありがたいっす。精一杯お礼を告げ、大人しくスイーツが運ばれてくるのを待つことにする。
(どこか空いてないかなー)
六月一日宮は満席に近いイートインスペースを見渡す。
手前にいるのは
芽守 健作
と
花風 もも
だ。
(残りの三個を待つべきか。これは先に食べてしまうべきか、それが悩みどころだ)
きっちりとスーツを着込んだ男、芽守が目の前にあるケーキを凝視する。
(今日の雨は、なんだか優しいね……ふふ、景貴さんのケーキ、美味しい)
花風はケーキを堪能しているのにどこか寂しそうな表情をしている。
(姉様と一緒に食べられたら、もっと美味しいのに……)
白磁の指からフォークが離れ、小さくため息をついた。
六月一日宮はこの辺りはもう席が埋まっているのを確認し、奥へ進む。いや、進まない。
「フフ、柘榴の好きなティラミス、ネ。食べさせてあげるデース」
満面の笑みを浮かべた褐色肌の美女・
毒島 イヴ
がキラリと光るフォークを両手に持ち、構える。
柘榴と久々にスイーツデートなのデース! 幸せが満ち満ちたその笑顔に邪気や悪意など微塵もない。
「ハイ、アーン」
イヴの右手のティラミスが
毒島 柘榴
の口にねじ込まれる。
もう片側のフォークが旦那の左目に向かい直進する。
ギュンギュンと空間を切り裂き、三叉の凶器が急所を狙う。
瞳まであと一センチ。
柘榴は涼しげな表情。
パシン。子気味良い音とともに手刀で払いのけられた。
「あーん、残念」
語尾に星マークが付きそうなイヴ。柘榴の頬はだらしなく緩む。
「このじゃじゃ馬め、可愛いなぁ」
「スイーツ美味しいデース」
「美味しいな」
「この後はスシデース?」
「ああ、わかったよ。このワガママさんめ」
銀の閃光が走る。見えない手が払いのける。走る。のける。走る……。
結婚してから十五年。
今でも気分は新婚気分な二人の愛の重力に縛られ、六月一日宮の足は動かない。
恐怖の右隣は
魂行 凪
。テーブルいっぱいのお菓子を一人でひたすら貪っている。
(あー幸せです)
顔に食べかすとしあわせを引っさげ、ただ黙々とケーキに手を伸ばす。
もう片側の隣は空いている、が。
当然、回避してさらに奥に進んだ。
(恐ろしい愛を見ちまったな)
たらたらと背中を汗が伝う。練習後のような滝汗。
次もあんなのだったらどうしようかと周りを見ると、カップルと仲良く談笑する三人が目に入りほっとする。
(あ、シグレさんだ)
バイト先の先輩、
シグレ・ナイトウォーカー
が目に入る。
六月一日宮が見たことのない慈しむような目をしたシグレ。その先にはお人形のような女の子が。
(お隣、お邪魔します)
声をかけずにこっそりと心の中で呟いて、ようやく六月一日宮は腰掛けることができた。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
22
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
さーさーさらさらさくさくさ。
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月03日
参加申し込みの期限
2013年08月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!