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寝子島高校
七色の星、想い届けて
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ボールは友達、という言葉が昔の漫画にあったそうだけれど、
工藤 耀
とボールとは単なる友情を超えた、もっと深い関係にある。耀にとってのボールは相棒なのだ。パートナー、互いを補い合うような関係。
今日もその相棒とリフティングを行いつつ、少しずつ少しずつ、耀は寝子島高校の講堂へと向かっている。
膝で打ち上げ足の内側で受け止めて弾き、胸でトラップしてまた足へ。ぱんぱんと軽快に跳ねるボールはまるで、耀の体の一部であるかのよう。
リフティングにコツがあるとすれば、それはボール『を』扱おうとするのではなく、ボール『と』運動しようとする、もっといえば楽しもうとすることだと耀は思う。
「……っと」
ボールが地面にころりと落ちた。小さくバウンドして足元に戻ってくる。
「ま、歩きながらにしちゃ回数いったほうだよな、相棒」
語りかけて拾い上げ小脇に抱える。左手首に巻いたリストバンドが軽く揺れる。リストバンドを飾る刺繍は、ふれ合うようなハートと星だ。
さて、と耀は軽く息を吸い込んだ。
もう講堂は目の前だ。夏休みのせいか周囲には誰もいない。扉は開いているようだが、演劇部が練習に使っているわけでもなさそうだ。
突然こんなところに呼び出して、一体なんだってんだろう。
七音は――とぽつりとつぶやいた。
それにしてもおかしいな、小首を傾げてしまう。
ついさっきまで、耀は夜空の下にいたはずだった。飽かずにずっと見上げていた記憶があった。空は美しく、星が降ってきそうだった。
いや実際、降ってきたのだ流れ星が。それもひとつやふたつじゃない、赤にはじまり緑に黄色紫色、こんな調子でたてつづけに七つも!
……の、はずだったんだが。
あれは夢だったのか、それともこれが夢なのか、いつの間にか耀は真昼の寝子島高校にいて、土埃の匂いを嗅いでいる。相棒とたわむれるようにリフティングに興じつつ、講堂のところまでたどり着いていたのだった。
ま、いいか。
耀は結論を棚上げすることにする。
昨夜の思い出が鮮烈すぎて、このときにふっと蘇っただけかもしれない。それにいまは、もっと大切な、もっと正面から向き合いたい予定がある。
「七音ー、来たぞー」
約束の時間ぴったりのはず、外扉をくぐって講堂に入る。案に反して入口付近に彼女の姿はなかった。
シューズを脱いで奥へ進むと、入り口には黒いカーテンがかけてある。
「暗いな」
入ってみて驚いた。入り口だけではなかったのだ。映画の上映会のときみたいに、窓という窓には黒い天幕がおろされ、電気まで落とされていた。パイプ椅子の座席がぎっしり整然と並べられているあたりも上映会に似ている。
ただ、観客は自分以外はないらしい。冷房は効いており涼しい。肌寒いくらいだ。
「おじゃましまーす」
なんとなくそんなことを言って、最前列の椅子に座る。相棒は足元に置いた。
「なんか始まるんだよな……? おい」
と告げた耀の声が広い講堂にこだました。
そのときだった。
「えへへ……おっまたせー」
七音 侑
の声がしたので耀は安堵した。けれどもすぐにまた面食らうことになる。
ぽっとスポットライトが灯り、暗いステージ中央に立つ侑を照らし出したのだ。
「にー!」
と呼びかけ手を振る彼女は、羽根飾りと紋章のついたドゴール帽をかぶり、鼓笛隊のような衣装に身を包んでいた。服のカラリングは明るい紺とグリーン。白いスカートからすらりと伸びた、左右のタイツも同じ色に染め分けられている。
「工藤君、今日はほんと、来てくれてありがとう!」
襟元にピンマイクがつけられているようで、侑の声はよく通る。
「おう! 来たぞ!」
なんだか楽しくなってきた。マイクに負けぬ声で耀は言い返す。
「いまからね、ウチのファッションショーを見てもらおうと思うんだー!」
「マジで!?」
「えへへー、驚いたー?」
「驚きまくりだ。すごいサプライズだな」
でもね、と照れ笑いしながら侑は言う。
「これから、もっともーっと、驚くことになると思うにー!」
チョコ菓子『パッキー』をうんと大きくしたようなバトン、これをくるくるっと回して侑は高らかに告げた。
「ミュージックスタート!」
ステージ上に電飾が灯った。
学校設備とは思えないゴージャスさ。まるでブロードウェイあるいはラスベガス、眩しいくらいの光の奔流、どっとばかりに押し寄せる。
押し寄せるのは光だけじゃない。軽快な音楽も!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年06月11日
参加申し込みの期限
2019年06月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年06月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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