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★神様のおともだち(
愛猫 萌々子
)
神の実在が人々に広く知られ、そしてその神達が、時折、人の世に交わる世界。
萌々子はその世界の島国<ニッポン>で、ある神を信仰する『白の教団』の教祖として生きている。
萌々子が『白の教団』を立ち上げたのは、つい半年ほど前のことだが、
「萌々子様! 萌々子様だぞ!」
「<聖なる部屋>を空けることさえ稀だと聞くのに、まさかお姿を見られるだなんて……」
という具合で、今や、街に出るだけで人々が騒ぐような、ものすごい有名人だ。
目当ての店を目指しながら、萌々子は、内心にため息を吐いた。
(こういう待遇には、どうしても慣れませんね)
けれど、それも致し方がないことだ、と萌々子は理解し、納得もしている。
何せ萌々子は、半年前、神の祝福を受けたのだ。
前髪に隠れた額には、その祝福の印がくっきりと浮き出ている。
猫の肉球のマーク。
神が人間に与える祝福の印は彼らの趣味によりけりだが、“彼女”は、猫が好きだった。
「おばさん、お久しぶりです。にゃんこ焼きのあんことクリーム、ありますか?」
「! 萌々子ちゃ……いえ、萌々子様。教祖様がこんな小さな店に寄ってくださるなんて……」
「おばさん、そんな、どうか泣かないでください」
にゃんこ焼き屋のおばさんを宥めながら、萌々子は眉を下げる。
半年前までは、毎日のように、熱々のにゃんこ焼きを買いに来ていた。
(おばさんはいつも笑顔で声をかけてくれて、時々にゃんこ焼きをおまけしてくれて……)
自分を取り巻く環境はこんなにも変わってしまったのだと、改めて実感する。
鈍い痛みが胸を刺した。けれど。
(これが、私の選んだ道ですから……)
※
にゃんこ焼きを買ってすぐに、萌々子は『白の教団』本部の自室――<聖なる部屋>へと戻った。
「つ、疲れました……」
ぽふん、と、純白の、綿雲のようにふかふかとしたベッドにダイブする。
熱々出来立てのにゃんこ焼きを食べたい。
ただそれだけのことで、こんなにも大ごとになるなんて。
ベッドに、よいしょ、と座り直す。
お行儀が悪いな、とは思いながらも、萌々子はそこで、にゃんこ焼きの包みを開いた。
ふわわんと、温もりと甘い香りが立ち昇る。
自分の手が、自然とにゃんこ焼きを半分に割っているのに、萌々子は苦笑した。
(彼女と食べる時は、いつもこうして、わけっこしていましたものね)
彼女。
萌々子と同じ年頃の女の子の姿をした、力の強い神様。
何気なくも幸せな時間を1年ほど共に過ごして、別れの日に、彼女は自身の正体を明かしてくれた。
祝福を授けてくれたのは、萌々子の幸せを願ってのことだ。
けれど萌々子は、彼女が去ったあと、平穏な日常を捨てて教祖となる道を選んだ。
(神様の力は、人間達の信仰が深ければ深いほど、より強くなるから)
彼女が萌々子に祝福を与えたように、萌々子もまた、彼女に幸あれと願っている。
(そう。例え、もう二度と会えなくても)
それでも、萌々子と彼女は、ずっと、ずっと、友達だ。
にゃんこ焼きを黙々と食べ終えて、萌々子は、壁に飾った沢山の写真を見た。
どれも、萌々子が撮影した、彼女の写真だ。
萌々子は、教祖として、教団員達に一切の偶像崇拝を禁じている。
それに、共に街を冒険した彼女こそが神だったのだということは、誰にも明かしていない。
彼女が再び人間の世界にやってきた時に、以前と同じように、自由に過ごせるように。
(でも、この写真達だけは、捨てられませんでした……)
写真の中で、彼女がにかっと笑っている。
萌々子が、写真の中の友人にそっと微笑みかけた、その時。
「萌々子様! 萌々子様!」
と、部屋の外から声がした。
急ぎ立ち上がって、扉の方へ向かう。
「どうしました? そんなに慌てて、何かありましたか?」
「いえ、その……」
扉の向こうの声は、困惑したように言う。
「猫を連れた少女が、萌々子様に、久しぶりに遊びに来たよと伝えてほしい、と……」
黄色の双眸を、ハッと見開く萌々子。
脳裏に、大好きな友達の太陽みたいな笑顔が、鮮やかに浮かんだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年06月09日
参加申し込みの期限
2019年06月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年06月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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