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- 種族
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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
七色の星、願い託して
★宇宙を泳ぐペガサスハート（天馬 ひびき）
右腕にバスケットを提げ、左腕に大好きなペガサスのぬいぐるみ・はやぶさを抱いて、
「いってきまーすっ！」
と、ひびきは元気いっぱいでチョコレート色の可愛いお家を出発した。
ひびきは、＜おとぎの国＞のふわふわ原っぱに暮らす女の子だ。
今日は今から、さやさや森へと、パイ用の木苺を摘みに行く予定。
「えへへー。いーっぱい摘んで、甘酸っぱくてとびきり美味しいパイにしようね、はやぶさ！」
はやぶさに満点の笑顔で声をかけた、その時。
「にゃっ！？ あれは！！」
ひびきは、ふんわりと青い空を高く高く飛んでいく“それら”を発見した。
２本のアホ毛がぴょこぴょこと揺れ、黒の双眸はきらきらと輝く。
「＜ペガサスの騎士＞だー！！」
そう、ひびきが空に見つけた“それら”とは、＜ペガサスの騎士＞の一団。
ペガサスは、人間を乗せて宇宙へ飛んでいける唯一の生き物だ。
そんなペガサスと心を通わせる＜ペガサスの騎士＞になるのは、とってもとっても大変なこと。
（すっごく難しい試験があるんだよね）
それでも、いつか、とひびきは夢見る。
いつか、＜ペガサスの騎士＞になって、憧れの宇宙へ飛び立つのだと。
「でも、今は木苺のパイだね、はやぶさ」
『ひびきちゃん。パイは今度にして、木苺、僕に食べさせてくれない？』
「……にゃ？」
ぱちぱちぱちっと、ひびきは、瞳を三回瞬いた。
腕の中から、ほわほわと愛らしい声がした気がしたのだ。
「……今、はやぶさが喋ったような……」
『その通りだよ、ひびきちゃん！』
今度は、喋るだけじゃなくて、ぴこぴこぴこっと手足をばたつかせるはやぶさ。
「にゃんっ！！？」
と驚くひびきを余所に、はやぶさはマイペースに、ひびきの腕の中からよいしょととび出した。
「は、はやぶさ、お喋りできたの！？」
『できるようになったんだよ。ひびきちゃんの宇宙に行きたいって夢が、僕に魔法をかけてくれたの』
ちっちゃな翼でぱたぱたと宙に浮かびながら、はやぶさ。
ひびきは、あまりの嬉しさにぴょんっ♪ ととび跳ねた。
「にょえ？ そうなの？ はやぶさってば、かっこいーっ☆」
『えっへん！ だからね、ひびきちゃん。木苺、僕にいっぱい頂戴？』
そしたらパワーが充電されて本物のペガサスみたいに飛べるから！ とはやぶさが訴える。
「ほわああ！ 本当に！？」
『本当の本当だよ！ ぐんぐん飛んで、宇宙にだって行けるんだから！』
わあああ♪ と華やぐひびきの声。
「そうと決まれば、木苺、山盛り摘まなくっちゃだねっ！」
『うん！ バスケットから零れるくらいに！』
かくして、１人と１匹（？）は改めて、森へと向かったのだった。
※
それから、暫くのあと。
「ほわああああ！ すっごーい☆」
ひびきは、木苺をたっぷり食べたはやぶさと手を繋いで、宇宙をぷかぷかと飛んでいた。
遠くに、砂色の星が見える。
あっちには、甘やかなピンク色の星。
同じくピンクの、綿菓子みたいにもくもくとした輪っかが、星の周りを取り巻いている。
「あんな星、図鑑でも見たことない！ 宇宙は、不思議と素敵で溢れてるんだねっ！」
ひとしきりはしゃいだあとで、ひびきは、はやぶさへとぴっかぴっかの笑顔を向けた。
「ねえ、はやぶさ」
『なぁに、ひびきちゃん？』
「私、絶対に＜ペガサスの騎士＞になるよ！ それで、あの星の秘密も、あっちの星の謎も、全部見に行く！」
そこまで言い切って、ひびきは、「にゃ！」と声を上げる。
『ひびきちゃん？』
「はやぶさ、見て、星の欠片だ！ 食べると甘くて美味しいって、本で読んだよ」
煌めく欠片を、一粒、ひょいぱく。
ひびきの表情が、辺りのどんな星よりも明るくなる。
「おいしーっ！ ……そうだ！ 今日のおやつは、星の欠片パイにしようっと☆」
そうと決まれば、バスケットの中に星の欠片を集めなければ！
胸をわくわくと膨らませて、ひびきははやぶさと一緒に、宇宙をどこまでも飛んでいく。
右腕にバスケットを提げ、左腕に大好きなペガサスのぬいぐるみ・はやぶさを抱いて、
「いってきまーすっ！」
と、ひびきは元気いっぱいでチョコレート色の可愛いお家を出発した。
ひびきは、＜おとぎの国＞のふわふわ原っぱに暮らす女の子だ。
今日は今から、さやさや森へと、パイ用の木苺を摘みに行く予定。
「えへへー。いーっぱい摘んで、甘酸っぱくてとびきり美味しいパイにしようね、はやぶさ！」
はやぶさに満点の笑顔で声をかけた、その時。
「にゃっ！？ あれは！！」
ひびきは、ふんわりと青い空を高く高く飛んでいく“それら”を発見した。
２本のアホ毛がぴょこぴょこと揺れ、黒の双眸はきらきらと輝く。
「＜ペガサスの騎士＞だー！！」
そう、ひびきが空に見つけた“それら”とは、＜ペガサスの騎士＞の一団。
ペガサスは、人間を乗せて宇宙へ飛んでいける唯一の生き物だ。
そんなペガサスと心を通わせる＜ペガサスの騎士＞になるのは、とってもとっても大変なこと。
（すっごく難しい試験があるんだよね）
それでも、いつか、とひびきは夢見る。
いつか、＜ペガサスの騎士＞になって、憧れの宇宙へ飛び立つのだと。
「でも、今は木苺のパイだね、はやぶさ」
『ひびきちゃん。パイは今度にして、木苺、僕に食べさせてくれない？』
「……にゃ？」
ぱちぱちぱちっと、ひびきは、瞳を三回瞬いた。
腕の中から、ほわほわと愛らしい声がした気がしたのだ。
「……今、はやぶさが喋ったような……」
『その通りだよ、ひびきちゃん！』
今度は、喋るだけじゃなくて、ぴこぴこぴこっと手足をばたつかせるはやぶさ。
「にゃんっ！！？」
と驚くひびきを余所に、はやぶさはマイペースに、ひびきの腕の中からよいしょととび出した。
「は、はやぶさ、お喋りできたの！？」
『できるようになったんだよ。ひびきちゃんの宇宙に行きたいって夢が、僕に魔法をかけてくれたの』
ちっちゃな翼でぱたぱたと宙に浮かびながら、はやぶさ。
ひびきは、あまりの嬉しさにぴょんっ♪ ととび跳ねた。
「にょえ？ そうなの？ はやぶさってば、かっこいーっ☆」
『えっへん！ だからね、ひびきちゃん。木苺、僕にいっぱい頂戴？』
そしたらパワーが充電されて本物のペガサスみたいに飛べるから！ とはやぶさが訴える。
「ほわああ！ 本当に！？」
『本当の本当だよ！ ぐんぐん飛んで、宇宙にだって行けるんだから！』
わあああ♪ と華やぐひびきの声。
「そうと決まれば、木苺、山盛り摘まなくっちゃだねっ！」
『うん！ バスケットから零れるくらいに！』
かくして、１人と１匹（？）は改めて、森へと向かったのだった。
※
それから、暫くのあと。
ひびきは、木苺をたっぷり食べたはやぶさと手を繋いで、宇宙をぷかぷかと飛んでいた。
遠くに、砂色の星が見える。
あっちには、甘やかなピンク色の星。
同じくピンクの、綿菓子みたいにもくもくとした輪っかが、星の周りを取り巻いている。
「あんな星、図鑑でも見たことない！ 宇宙は、不思議と素敵で溢れてるんだねっ！」
ひとしきりはしゃいだあとで、ひびきは、はやぶさへとぴっかぴっかの笑顔を向けた。
「ねえ、はやぶさ」
『なぁに、ひびきちゃん？』
「私、絶対に＜ペガサスの騎士＞になるよ！ それで、あの星の秘密も、あっちの星の謎も、全部見に行く！」
そこまで言い切って、ひびきは、「にゃ！」と声を上げる。
『ひびきちゃん？』
「はやぶさ、見て、星の欠片だ！ 食べると甘くて美味しいって、本で読んだよ」
煌めく欠片を、一粒、ひょいぱく。
ひびきの表情が、辺りのどんな星よりも明るくなる。
「おいしーっ！ ……そうだ！ 今日のおやつは、星の欠片パイにしようっと☆」
そうと決まれば、バスケットの中に星の欠片を集めなければ！
胸をわくわくと膨らませて、ひびきははやぶさと一緒に、宇宙をどこまでも飛んでいく。
あとがき
担当マスター：
巴めろ
ファンレターはマスターページから！
お世話になっております、ゲームマスターの巴めろです。
まずは、ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました！
７周年記念シナリオのリアクションを、お届けさせていただきます。
この形式のリアクションの執筆は初めてで、ちょっぴりどきどきだったのですが、
いざ執筆が始まると、ものすっっっごく楽しかったです！
どのイラストも本当に素敵で、妄想力が刺激されまくりでした……！
楽しむと同時に、当然ながら、とても真摯にＰＣ様方と向き合わせていただきましたので、
皆様の心に残る、佳き夢となっておりますことを心より願うばかりです。
この先も、お任せレベルの高いシナリオ、出させていただけたらなぁ、などと思っているのですが、
もし需要があれば、という形になって参りますので、
感想を頂けますと、とび上がるほど嬉しいことに加え、今後の指針としても大ッ変有り難いです……！
勿論、皆様から頂く感想は、いつでもかけがえのない心の栄養、執筆の活力なのですが！
また、今回、７周年記念シナリオということで、個別コメントも用意させていただきました。
ご確認いただけますと幸いでございます。
重ねてになりますが、ご参加くださった皆様に心からの感謝を。
この度も、本当にありがとうございました！
まずは、ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました！
７周年記念シナリオのリアクションを、お届けさせていただきます。
この形式のリアクションの執筆は初めてで、ちょっぴりどきどきだったのですが、
いざ執筆が始まると、ものすっっっごく楽しかったです！
どのイラストも本当に素敵で、妄想力が刺激されまくりでした……！
楽しむと同時に、当然ながら、とても真摯にＰＣ様方と向き合わせていただきましたので、
皆様の心に残る、佳き夢となっておりますことを心より願うばかりです。
この先も、お任せレベルの高いシナリオ、出させていただけたらなぁ、などと思っているのですが、
もし需要があれば、という形になって参りますので、
感想を頂けますと、とび上がるほど嬉しいことに加え、今後の指針としても大ッ変有り難いです……！
勿論、皆様から頂く感想は、いつでもかけがえのない心の栄養、執筆の活力なのですが！
また、今回、７周年記念シナリオということで、個別コメントも用意させていただきました。
ご確認いただけますと幸いでございます。
重ねてになりますが、ご参加くださった皆様に心からの感謝を。
この度も、本当にありがとうございました！
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2019年06月09日
- 参加申し込みの期限
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- 2019年06月16日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2019年06月16日 11時00分
