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吊り橋幽霊、喧嘩成仏!
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日も暮れ、暗くなって来た牧田家の中では、景貴とメグが持って来たライトで芽守のメモ帳を照らしながら、検証が続けられていた。
芽守がろっこん『サーチ・オブ・メモリー』で導き出したキーワードは、『牧田』『幸恵』『尚太』『早田』『抗争事件』『暴力』『行方不明』『病気』『ひと月前』『帰郷』『墓』『手紙』『吊り橋』『鉄パイプ』『包丁』だった。
「最初の4つは重要人物の名前でいいわよね」
若菜が言うと、芽守がその後を続ける。
「『行方不明』は、牧田と尚太ですかね。病気らしい早田と幸恵は、手紙によると福岡だそうですから」
「『抗争事件』があったんは、17年前やで」
柳司が改めて図書館の記事の事を話した。
「手紙の日付は16年前だったわよね。じゃあ、少なくとも一年間は幸恵は生きてて、早田と寝子島を離れた事になるわ」
ひふみの言葉に、景貴が昼間に桜台墓地で見た事を話す。
「お墓には、幸恵さんの名前も尚太くんの名前もありませんでした」
手紙を見ていたメグが顔を上げた。
「ねー、お墓参りに来た女の人、やっぱり幸恵さんじゃないかなー? ここにも来たと思うよ。手紙に埃ついてないもん。玄関も簡単に開いたしー」
「ほんなら『帰郷』いうんは母親やな。帰って来たんは、きっと『ひと月前』や」
柳司がそうに違いないと言う。
「『吊り橋』は場所でしょー。『包丁』と『鉄パイプ』は武器? それだけー?」
メグは納得いかない様子だ。
「死体の遺棄場所と凶器じゃない? 本当は、この家に牧田の遺体があって、何かのきっかけで悪霊化したのかと思ったんだけど。ざっと見ただけじゃわからないわね」
先ほど柳司に手伝ってもらって覗いてみたが、屋根裏にも腐り落ちた床板の下にも、怪しい物や痕跡が見当たらなかった。
「それじゃ、今出た情報をまとめてみましょうか」
景貴が申し出た。
「ここには、『牧田』に『暴力』を受けていた『幸恵』さんと『尚太』くんが住んでいました。17年前に集落で『抗争事件』が起き、その後、牧田と子供が『行方不明』になりました。どちらが先か判るかい、健作?」
景貴に問われて、芽守がメモを調べる。
「子供が先だな。警察と近隣の者達で子供を捜した時、飲んだくれた父親は何もしなかったという証言があったからね」
景貴は頷いて続けた。
「2人が行方不明になった後、牧田の組の親分である『早田』は、幸恵さんに自分の『病気』の看病を頼み、一緒に福岡へ行ったような『手紙』が残されています。そして現在、幸恵さんが『帰郷』されたようです。『墓』参りと昔の家、つまりここに足を運んでいる形跡があります。それが、牧田が悪霊として復活したきっかけではないでしょうか」
「執着か、怨恨か…」
芽守の呟きに、ひふみが眉を寄せる。
「怨恨なら、牧田殺したのって、まさか……」
――バリーン、ガシャガシャ。
突然、居間の横にある割れかけた窓を破壊して牧田の幽霊が入って来た。
「幸恵ぇえ、尚太ぁああ! ここかぁあああ?」
地の底から響く不気味な声に、その場にいた全員が総毛立った。
「き、きゃぁああっ!」
メグが思わず叫ぶ。
「皆、逃げてっ!」
叫んだ景貴は、すぐにリュックから神社の水入りペットボトルを取り出し手足にかけて、皆が逃げる時間を稼ごうと前に出た。
それを見た柳司も、手早く持っていたペットボトルの水をタオルと制服のズボンの膝から下にかけて靴ごと濡らし、景貴の横に並んだ。
「べちゃべちゃで気持ち悪いけど、しゃあないわな」
柳司は濡れたタオルを拳に巻き、腰を落として攻撃に備えた。
牧田の鉄パイプが容赦なく2人に襲い掛かる。
なんとか避け切るが、景貴が卓袱台に脚をとられ、体制を崩した。
牧田がにやりと景貴を見下ろす。
「かげちゃん、危ない!」
メグは景貴をぎゅっと抱きしめ、自分の体を盾にして庇おうとする。
「いけません!」
景貴はメグを抱えたまま振り下ろされた鉄パイプを避けると、メグを玄関の方に押しやり、もう一度自分を攻撃しようと腕を振り上げる牧田の懐に入り込んだ。
景貴は牧田の襟ともう片方の腕を掴んで力いっぱい前に引き寄せると、牧田の体勢を崩し、柔道の内股で牧田を投げ飛ばす。古い箪笥が牧田の体で押しつぶされた。
「早く外へ!」
牧田から離れた景貴は皆を促し、メグの腕を掴んで自らも玄関へ向かって走った。
「高校の時、柔道やっててよかった…。メグちゃん、嬉しいけど、怪我するような守り方をしたらダメだよ?」
景貴に怒られ、メグが反省する。
「ごめんなさーい」
その間に倒れた牧田が体制を整え、こちらに向かって来る。
急いで玄関を飛び出した一同は、行く手をパンダに阻まれた。
「ひふみお嬢さん、無事ですかい!」
「パンダーっ!?」
メグが悲鳴をあげる。
「パンダ? ふざけてる場合じゃありませんぜ!」
聞き覚えのある声に、ひふみが怪訝な顔をした。
「もしかして、松崎…?」
「こんな顔、私の他に誰がいるってんです」
竜平の顔はパンダにしか見えない。一人でタバコを吸っていた松崎は、ろっこん『白黒グリズリー』が発動し、パンダへと変身していたのだ。
パンダ、いや、竜平はひふみ達の後ろから追って来る牧田を見て、早く逃げろとひふみ達を急かせ、牧田との間に立ちはだかった。
持っていた水筒のふたを外……せない!!
「なんじゃこりゃあああっ!!」
今更、己の手を見て驚く竜平の白黒の毛皮に、若菜がペットボトルの聖水をたっぷりと振りかけた。
「すまねぇ!」
取り乱している場合ではないと、竜平は、追って来た牧田と対峙する。
「どけぇえええ、着ぐるみ野郎ぉおおおおお!!!」
牧田の振り下ろす鉄パイプを、頭上で交差させた腕で受けた竜平は、じんっとしびれる腕を押し返しながら、牧田を睨み付けた。
「……響かねえんだよ、守るべきもんしか殴れねぇ、弱虫の攻撃なんかはよ!」
竜平が、鉄パイプをはね除け、そのままパンダの逞しい手で牧田の顔を殴る。
さすがの牧田も体ごと吹っ飛んだ。
「走れ!」
竜平の号令で、皆は集落の入り口に向かって一斉に走り出した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
青丹 よし乃
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
ホラー
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月05日
参加申し込みの期限
2013年09月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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