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あいにくの雨となった。
小雨が石畳をぱらぱらと打っている。
その音を聞きながら、鴻上彰尋は鳥居のところで立っている。
両膝をぴったりと揃えて。紺色の傘の柄を、肩にのせて。
この天気のせいか境内に人の姿はない。鳥居の赤がなければ、一枚の白黒写真のような光景だった。
あの日目にした香川王堂の表情、悟ったような笑みが忘れられない。
だからといって医師でもない自分にはもう、ただ祈ることくらいしかできない。
――じいさんの時もそうだった。
夢に祖父が現れたのは、そんな想いが心の片隅にあったからなのだろうか。
困った時の神頼み、と書けば安っぽくなるかもしれないけれど、いてもたってもいられない気持ちで、数日と開けずして彰尋は寝子島神社に行くことにしたのだった。
しかし単身で赴くには心細くて、彰尋はある人に声をかけていた。このような状況で彰尋が会いたい人は、まちがいなく心に在った。久しく会っていない気がする。
元気かな、忙しいかな。
夏休みももうすぐ終わる。
明けたら考えなきゃいけないことがたくさん押し寄せてくる。
宿題を解く手も鈍ってきているかもな。どうかな。
シャイン・ア・ライト。
彼女のことを考えるだけで、まるで光でも差してきたかのように、薄暗いこの風景も明るくなってくるのだった。
「雨になっちゃったね」
飾り気のない橙色の傘。新品ではなさそうだし、むしろ使い込んでいるように見えるが、16本骨らしく上品なフォルムだ。
傘の内から、
七夜 あおい
が顔を見せた。
「ごめん、呼び出しちゃって」
「いいんだよ、特に用事もなかったし」
行こうか、と彰尋はほほえみかける。うん行こう、とあおいは応じる。
傘を並べて鳥居をくぐった。
雨は律儀なほど均等に、地を、樹を、本殿を濡らしている。
水舎(みずや)で手を洗いハンカチで拭く。
深閑とした本殿に入り、傘をたたんだ。
短い沈黙のあと、あおいは口を開いた。
「今日は、なにか願いごと?」
「うん。ちょっとね……知り合いが病気で……」
その『知り合い』について具体的な名前は出さないでおく。
「平癒の祈願ってことね。私もお祈りしておくよ」
「いいよ、あおいさんは自分のことを」
構わないよ、とあおいは口元を緩めた。
「彰尋くんの願いが叶えば、私だって嬉しいから」
「……ありがとう」
賽銭箱に小銭を投じる。ごとりと音が立つ。
鈴を鳴らし手を合わせた。二礼二拍一礼というらしい、うろ覚えながら、だいたいの作法通りにして祈る。
香川さんの手術がうまくいきますように――。
祈る。
雨の音しか聞こえない。
律儀なほど均等に、地を、樹を、本殿を濡らす音が。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年05月27日
参加申し込みの期限
2019年06月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年06月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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