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8月23日。
早坂 恩
は、
御薗井 E セレッソ
と共に島外の遊園地にやってきていた。
夏休みということもあり、遊園地は大盛況。
「すごい、にぎわってるわね~!」
セレッソは動きやすいスカートにフロント結びのトップスで、ぴょこぴょこと嬉しそうにスキップなんてしている。
「今日は遊びつくしましょ!」
「私……こういうところってあんまり来たことなかったから、すっごく楽しみだわ」
くる、とセレッソを振り返り、恩はにこりと目を細める。
「それに何より、セレッソちゃんも一緒だものね」
セレッソちゃんが一緒だから。その言葉に、どきりと胸を弾ませる。
「ばっちり、エスコートするワ!」
何といっても、今日は恩センパイのお誕生日ですもの! と張り切るセレッソ。二人は、園内へ足を踏み入れる。
「ねえねえ恩センパイ! せっかく来たのだからカワイイお耳をつけましょう?」
くいくい、と恩の手を引っ張ってセレッソは入り口付近のマーケットに入った。
「可愛いのが売ってる……。耳がついているのね♪」
「ね! えへへーワタシはうさぎみたいな耳のカチューシャにするノ!」
「かわいい! とっても似合うわ。じゃあ……私これをつけていこうかしら」
恩が手に取ったのは、猫耳に後ろ側にも小さくしっぽがついているタイプの、愛らしい帽子だった。
「わー! それゼッタイ似合うノ!」
会計を済ませ、さっそくかぶってみよう! と二人は耳をつける。
「なんか気分高まってきちゃうわね!」
「ん! さっそくいきましょー!」
センパイはなになら乗れる? と首をかしげるセレッソに、恩はうーんと悩む。
「あんまり絶叫系を何度もっていうのは無理なんだけど、一回くらいならいけるわ」
じゃあ、あれは? とセレッソが指をさした先には、ゴンドラのような乗り物。
「あら、楽しそうね」
「これならあまり速くなくて安心ナノ!」
さっそく並んで、ゴンドラに乗り込む二人。ぐんっ、とゴンドラは高度を上げ、くるくると回りだす。
「きゃーっ! ふふふふっ」
速度は速くないものの、高さと揺れがどきどきする。まるで空を飛んでいるよう。楽しくなると笑ってしまうセレッソを、恩は微笑ましく見守る。
「高いわね。大丈夫?」
「ん! ふふふ! きもちいいノーッ!」
存分に空飛ぶゴンドラを満喫して、次に向かうのは……。
「次はあれなんかどうかしら、『海賊ネコ船長の宝探し! 参加賞が貰えるよ!』ですって。楽しそうだわぁ」
「謎解き? ワタシもできるカシラ?」
「大丈夫よ、一緒にやりましょ?」
「ん!」
二人で、幽霊船の中へ入っていく。ところどころにちりばめられたヒントを見ながら、ゆっくりと前へ。
「あ! あの模様何かのヒントかもしれないワ!」
セレッソが指さした先にあった壁の模様。恩はそれを見て、はっとする。
「あの模様、さっきどこかになかった……?」
「さすが恩センパイナノ!!」
「どこだったかしら……地下の宝箱だった……?」
「きゃあ!」
セレッソが悲鳴をあげる。とっさに恩はセレッソを庇うように手を引いた。
「あ、だ、だいじょうぶ、なノ。天井からなんか降ってきたのヨ……」
「水……? よね? びっくりしたわね、大丈夫?」
「驚かせてごめんなさいナノ……」
「ううん、無事でよかったわ。あ、さっきの水滴で地面に何か浮かび上がってきたみたい」
なにがスイッチになってたのかしらね~、と、謎を解読していく。無事に幽霊船から脱出すると、出口ではネコ船長が待っていた。
「おめでとうにゃぁ! 勇敢なる乗組員として認め、これをプレゼントするんにゃ!」
「わー! ありがとうナノ!」
セレッソの手に渡されたのは、ネコ船長のメダルバッヂ。
「良い記念品になったわね♪」
「二人分あげるにゃぁ。お揃いでつけるにゃぁ」
「ま。ありがと~♪」
ボートに乗ったり、二人乗りでゴーカートを楽しんだり……。回しすぎたコーヒーカップ、少し疲れたら、レストランでニャンドオムライスを食べて、フラッペに浮かぶ猫マシュマロにきゃぁきゃぁ言いながら写真を撮って……。長い夏の陽もすっかり傾いてきたころ。
「あのね恩センパイ、ワタシ最後にあれに乗りたいノ!」
セレッソが指をさしたのは、ライトアップされたメリーゴーランドだった。
「わぁ……素敵ねぇ」
「子供っぽいカシラ?」
「ううん」
ゆるりと恩は首を横に振る。
「小さい頃パーパと一緒に乗った事があって、センパイとも一緒に乗りたかったノ」
「一緒に乗りましょ!」
やった! と飛び跳ねるセレッソ。
「何がいいかしら、お馬さんもいいし馬車もいいわねぇ。セレッソちゃんの乗りたい物に乗りましょう♪」
「う、悩むノ~! じゃあ、……じゃあ……」
二人乗りの白馬を指さす。
「ふふふ!」
恩を後ろに、セレッソは無邪気に笑う。ちょうど馬の首に抱き着くようにして乗るセレッソと、手綱を横から持つようにしてセレッソが横に落ちないようにガードする恩。さながら、貴族の遠乗りだ。
「なんだか、懐かしいノ」
「ふふ、小さい頃とは、違う?」
恩の声が耳をくすぐる。
「っ……! もちろん、パーパとは違う、のヨ。っひゃ!」
がくん、と揺れが来て、とっさに恩がセレッソを抱きとめる。
「結構揺れるのね。びっくりした」
「っわ……」
高鳴る鼓動を悟られないように、でも、悟られてもいいもしれない。複雑な思いで、セレッソは目を閉じる。やがて速度を落としたメリーゴーランドが、止まる。楽しい時間もそろそろ終わり。
「誕生日おめでとうナノ!!! センパイ!」
白馬から降りてメリーゴーランドの前でカバンの中からプレゼントを取り出す。
「! ありがとう……!」
「去年は日傘にしたけれど、今年はハンカチとタオルのセットにしたワ」
「開けてもいい?」
大きく頷くセレッソ。さっそく、恩は包みの中を見てみる。
「わあ、可愛いわねぇ」
「えへへー、暑い季節に生まれたからプレゼントしたくなっちゃうノ」
使うのがもったいないくらい。そういうと、セレッソは「ちゃんと使ってネ」と笑う。
「わかったわ。大事にするわね」
ありがと、ともう一度告げて。まだもう少しおしゃべりできるように、ゆっくりとふたりは帰路に着くのであった。
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担当ゲームマスター
寿ゆかり
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年05月19日
参加申し込みの期限
2019年05月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年05月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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