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8月の☆ハッピーバースデー
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「お誕生日おめでとー、こずえお姉ちゃんだねぇ」
「梢くん誕生日おめでとー!」
8月12日。
壬生 由貴奈
と
卯木 衛
は、
屋敷野 梢
の誕生日の祝いを口にして手をたたく。
「お誕生日ありがとーございまーす!」
そして、梢はいたずらっぽく笑って見せた。
「今の私は卯木君より年上ですよー。梢お姉ちゃんって呼んでくれていいんですよ!」
「いやいや、数日しかかわんねえだろ!? 背だって同じ……ってかミリ単位でみれば俺のほうがでかいのでは?」
「っふふふふふ」
笑いだす梢に、衛はプレゼントの包みを手渡す。
「ってそうじゃねえよプレゼントだよ。はいこれ、おめでとう」
「わあ、ありがとうございます、何が入ってるんでしょ?」
「はい、うちからもプレゼントだよぉ」
由貴奈は、花束を手渡す。快活を表すカンナ、ひらめきを意味するトレニア、そして、風に舞う胡蝶を思わせるクレオメ。誕生花で綺麗にまとめられたアレンジメントは、華やかで美しい。
「綺麗……。こっちの箱は何でしょう?」
「……そうだねぇ、後で開けてみてねぇ」
中身は、誕生石のペリドットのネックレスだ。
「っと、あとこっちは由貴奈さんに」
「むむ? うーちゃんからうちにプレゼント?」
「開けてみたらわかりますよ!」
由貴奈と梢は、促されるまま包みを開ける。
「わぁ」
そこには、花飾りのついた揃いのかんざしが。
「色違いなんだね~」
「お祭りとか一緒に行くだろ? お揃いでつけてんの考えたらいいなって思って……で~由貴奈さんのも買っちゃいました」
そうなんだ、と頷き、
「ありがとぉ、こずえちゃんとでーとするときに着けてくよぉ」
ふんわりと、笑った。
「……そして、私も卯木君へプレゼントを用意してましたー」
「おー!? 梢くんからも貰えんのか」
「お誕生日おめでとーございます!」
ぽんっ、と渡されたのは、封筒。
「ん?」
「あ。まだ開けないでくださいね!」
「えっ」
「私が逃げ……帰ってからでおねがいしまーす」
「何が……ホントに何が!? すっげー気になる……」
ふっふっふ、としたり顔の梢に、衛はうんうんと唸っている。そのさまが面白くて、由貴奈は楽し気に観察していた。
「お誘いいただき、ありがと~ございました! あとは若いお二人で……」
それじゃあ、と梢が去っていくのを見送り、いなくなったのを確認してからそっと封筒を拓く。そこには、シーサイドタウンの『マリンパラダイス ペア招待券』と、ぐっどらっく!とだけ書いたお手紙が――。
ひょこっとのぞき込んで、一言。
「いつ行こうねぇ~」
のんびりと由貴奈が笑うのだった。
一方。
如月 庚
は、梢に渡すプレゼント探しでシーサイドタウンをうろうろしていた。
(……インスピで行くべきとは思ったもののそのインスピが来ねぇ……)
現地で探しながらイメージが降ってくるのを待つほかないと、そういう結論に達したわけだ。
(そーいや俺の誕生日ん時はあいつからブックカバー貰ったな。ってなると……何か、日常で役ん立つ物が良いか)
日常で使うものといえば、文房具とかだろうか。適当に目についた文房具店に、ふらりと入る。それからしばらくなにやら物色し、庚は店からようやっと出てきた。なんとなしに、街をふらふらと歩く。
(さて、さくっと渡して……)
スマホで連絡を取ろうか、と電話帳を起動したところで、目の前に梢がいるのに気づいた。
「おお、丁度いい所にいたわ」
「あ。どーも如月くん、さてはストーカーしてましたね!」
「してねーよ。サイべ行こうぜ。奢ってやるからよ」
安めのイタリアンファミレスに、誘う。
「な、なんですかそれは。自分から奢るなんて、アレですか。何か狙ってますね!」
「はぁ? なんだそりゃ」
いつもの軽口に、笑う。
「……奢ってくれるなら回らないアレの方が……」
「あ、んじゃ奢んのやめるわ」
「いえ、言われるがままついていきまーす!」
レストランに着くと、さっそく注文を済ませる。
「アンチョビピザと、ミラノドリア」
「私、ミネストローネとたらこパスタお願いしまーす!」
結構食うのな、なんて言われて、せっかくの奢りですから、なんて笑う。料理が来る前に、と庚は小さなラッピングの箱を手渡した。
「おらよ」
「あ、私の誕生日覚えてたんですね」
「おう」
「さては、ストーカーですね!」
「ちげえよ」
「何はともあれ、プレゼントありがと~ございます! 開けてもいーですか?」
「ん」
軽口の応酬も、慣れたものだ。うきうきした手つきで梢は綺麗に包みをひらく。
「おお……これは、おお……なんか高級な出で立ちですね」
ラッピングをはがすと、そこにはさらに木製のケース。開けば、オリーブ色をしたボールペンがベロア地のバンドで止められていた。オリーブ色に白蝶貝細工の蝶がひとつ、あしらわれているのが上品だ。
「色だったり蝶だったり、シンパシーを感じます」
「そか。気に入ったか?」
「ありがとーございます、大切にしますね!」
よかった、と庚が笑うと、梢は小さく声を上げて。
「もしかしてストーキングで私の好みを?」
「ちげーよ」
(まったくこいつは……いつもと変わらん減らず口だ)
庚はいつもと変わらない梢とのやりとりに、心地よさを覚える。――この親友とも恋人ともつかない奇妙な関係がいつまで続くか分からないが……。
「……末永く使ってやってくれ」
長い付き合いになれば良い。そんな風に願って。
白蝶貝は、きらりとひとつ、羽ばたくように輝いた。
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担当ゲームマスター
寿ゆかり
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年05月19日
参加申し込みの期限
2019年05月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年05月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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