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【ネコミケ】熱い一日の最後は星空で
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背中の白い両翼を弾ませて
夢宮 瑠奈
が出店を巡る。動き回った影響で肌は汗ばみ、頬はほんのりと赤かった。手で顔を扇ぎながら見つけた氷水に飛び跳ねて喜んだ。
早速、購入して用意された椅子に座って喉を潤した。
「にゃん氷水っていうんだね」
カップの側面を見て微笑む。そこに高校生くらいの男子が恐る恐る近づいてきた。
「あの、末明(ほのか)せれねさんですよね?」
「違いまーす。通りすがりの天使さんですよ♪」
「ごめん、でも凄く似ていて、びっくりして……」
男子は謝るかのように頭を下げた。顎から一粒の滴が落ちた。結構な汗を掻いているようだった。
瑠奈は笑顔でカップを指差す。
「今日は暑いから水分補給は小まめにしてね。あたしのオススメはこれだよ♪」
「うん、そうだね。ありがとう」
男子は沈んだ気持ちを引っ張り上げた。朗らかな顔で出店の一つに向かう。
瑠奈はストローで氷を突いた。涼しげな音を立てて冷えた水を堪能する。
目が斜め前を見る。二人の女子が話ながら歩いてきた。
「でさ、そのサークルの新刊が良くて、グッズも充実してたから買い過ぎちゃって」
「それ、どこ? 企業のほうじゃないよね? 詳しく教えてよ」
「あたしも知りたいな!」
立ち上がった瑠奈は笑顔で加わった。
「え、せれねちゃん!?」
一人の女子が驚いた目を瑠奈に向ける。
「……それって『CitrusCat's』だよね?」
別の一人は囁くように問い掛けた。
「よく間違われるんだよねー。それでさっきの話だけど、どこのサークル? 興味があるから教えて欲しいな♪」
「えっと『ウィッチクラフト』って言って、少女戦史の同人誌に関係したグッズを売っていたよ。売り子の人が軍服のコスプレしてるから、すぐわかると思う」
「そうなんだ、ありがとう。行ってみるね」
瑠奈は天使に相応しい笑顔を見せた。
水分補給を終えた瑠奈は両翼を羽ばたかせてサークル内を弾むように進む。
笑い声が耳に届いた。見ると人垣が出来ていた。揺れる人々の隙間の向こうに
旅鴉 月詠
の姿があった。
軍服姿で厳めしい顔を作ってスケッチブックに向かっていた。
「……忙しそうだね」
瑠奈は近くのサークルを一巡りした。戻ってくると最後の女性がスケッチブックを受け取ったところであった。
瑠奈の笑顔が弾ける。小走りで月詠に向かって手を振った。
「月詠ちゃん、遊びにきたよー」
「可愛い堕天使さん、見ていってくれたまえ」
「天使だよ~。でも、見るだけでいいの?」
「芸術は観賞するものだよ。ニャンダムのミニ木彫りはいるかい?」
芸術家は商魂たくましい商人となって木彫りの人形を勧める。
瑠奈は、えー、と笑って言った。
「あの~、お二人の写真を撮ってもいいですか」
一人の若い女性がデジタルカメラを持った状態で聞いてきた。
「朕はよいでアルのじゃが」
「キャラが混ざり過ぎだよ、月詠ちゃん」
無表情でボケる月詠に瑠奈がやんわりとツッコミを入れる。傍らにいた女性は思わず噴き出した。
「じゃあ、きれいに撮ってね」
瑠奈は月詠の真横に移動した。中腰になって頬を引っ付ける。
「汗疹ができるぅ~」
「できないよ~」
女性は笑いながらシャッターを切った。
「次はこれだよ♪」
瑠奈は月詠の頭の上に顎を載せた。
「怪奇なトーテムポールはどうですか、お客さ~ん」
月詠は両手を広げて成り切る。
女性は笑って何枚も写真を撮った。幾つかのグッズを買って一礼した。
「まいど、おおきに~」
「月詠ちゃんらしいね。やっぱり、エンターテイナーじゃないとね」
「吹っ切れたようだね」
「そうだね。
あたし
は今から
私
になるよ!」
白い両翼を大きく揺り動かして瑠奈は笑顔で飛び出した。
入れ代わるように
檜扇 舞華
が拡声器を持った姿で顔を出した。
「どうでしたか御主人~」
「少尉か。売り上げは上々だ。少々のイレギュラーが発生して頬が汗疹になってトーテムポールにされたが任務に支障はない」
「うんん!? 難局を乗り越えられたようで安心しました!」
舞華は踵を合わせて直立姿勢となった。直後に表情を緩めて月詠の耳に口を寄せた。
「コスプレ、お似合いですよ」
「私も気に入っている」
親しい友人に接するような声で返した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
14人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年05月07日
参加申し込みの期限
2019年05月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年05月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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