ワイルド飯を食べよう！｜リアクション

ワイルド飯を食べよう！

●集合！

　寝子サンマ個人的企画『ワイルドな俺とワイルド飯を食べよう』当日は晴天に恵まれた。
「これで美味い飯があれば最高だぜ！」
　腕組みして、参加者が来るのを待つサンマさん。
　バーベキューコンロ、炭、調理器具といった道具一式は、朝早くにサンマさんが猫又川上流まで運んできた。
「全部お前が運んだのか。すげえな」
「大変だったろう、サンマさん」
　ワイルド夫婦代表ということでサンマさんに参加させられた魚戸ケンゾウ、ハルコ夫妻が感心する。
「ワイルド飯が食えるんだったら、これくらいどうってことねえぜ！」
　と強がっているが、実際は汗だくで「死にそうだったぜ……」というのが本音だ。
　なかなかやりますね、と思いながら、鳴鏡院総悟は他の参加者と休憩用のテントを張っていた。

「んぁ？　サンマさんが何かイベントを始めたのか？」
　企画を知った李小麗は、ワイルド飯って何なのだ？　といろいろ調べてみた。
「ふむふむ……そういうのを作ればいいのか。よーし！　面白そうだから、しゃおりーも参加するのだ！」
　そうと決まれば、食材を用意するまで。

「皆でワイルド飯を食べる企画があるのね。面白そうだわ」
　大食い女子の楡宮遠海は、ワイルド飯につられて参加。

「ワイルド飯いいな！　山の上で食べる飯は最高だが、近くで作って皆で食べるのも楽しそうだ」
　野外活動の知識を活かす時が来た！　と龍目豪も参加。

　五十嵐尚輝先生とばったり会った御巫時子は、猫又川でサンマさんが主催のイベントがあるので行ってみませんかと誘う。
「川の近くなので、涼しいと思います」
「そうですね……今日も暑くなりそうなので、気分が悪くなったら休憩してくださいね……」
　熱中症になっては大変、と五十嵐先生は時子を気遣う。
「食材は現地調達ですので、お手伝いをお願いします」

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