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犬だっているんです!
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夢宮 瑠奈
はいつものように帰り支度をし、いつものように帰宅する、そのはずだった。なにやら放送が聞こえていた気もするが、残された今日の日をどんな風に過ごそうか。その考えに夢中であまり耳には入っていなかったのだ。
「きょうもフツウな一日だったね。何も問題ないし。明日も楽しくなれば……えっ!?」
廊下を歩いている瑠奈を、きょうの世界はフツウのままにはしておいてくれなかったのだ。かなりのスピードで駆けてくる赤茶色い塊は、むくむくとした和犬の子供だ。それを長身の女生徒が見事なストライドで追い上げる。二年九組、フォルトゥス家の三女
ティナ・フォルトゥス
だ。愛犬家のティナ、自分も力になりたいと迷子のいえやす捜索に乗り出したのだが、『たくさんの知らない人』そして『知らない場所』に驚き、極度の緊張状態に置かれた子犬は犬好きのティナのことすら警戒してしまっていた。
赤茶色の塊は真正面の瑠奈をかわして走りたかったのだろうが、爪が廊下を滑ってしまい、目の前でころりと横ざまに転んでしまう。そのまま背を滑らせて、瑠奈のすねにぶつかる形となった。ほわほわと暖かい毛の感触がする。
「わっ、にゃっ!? なな、なに、いきなり!?」
瑠奈は反射的に塊を抱き、持ち上げる。子犬だとはっきりと確認できた。黒い瞳はいっぱいに開かれ、不安げに濡れた鼻を鳴らしている。
「ねえ、あなた名前は? どこから来たの?」
突然出会うことになった珍客に、瑠奈は問いかける。ティナが追いつき、ほっとしたように子犬と瑠奈を見た。
「その子は『いえやす』というそうですわ。先ほど校内放送で捜索願いが出ていた犬なのだけど……」
自分よりはるかに背の高いティナを見上げて、いえやすを手にしたまま瑠奈は驚く。
「えっ!? この子迷子なのね。飼い主さんを探さなきゃ……寮には連れて帰れないし」
「子犬だから上階には上がらないだろうと思って、一階だけを探したのは正解でしたわ」
「逃げてだいぶたつのかなぁ……見つけたけど、どうしよう、この子」
「会議室で、犬と猫がどうとかいうにぎやかな話し声が聞こえていましたわ。ひょっとしてこの子と関係あるんじゃないかしら」
これまでずっと走り続けたいえやすは、疲れたのかぐったりとしている。上級生にあたるティナの得た情報によると、いえやす騒動が発端で、いちばん愛らしい動物は犬か、猫かを決定する会議が始まったのだという。
(激論ヒートアップだったら、顔を出しただけでボコボコされちゃうかも……? ううん!)
瑠奈はネガティブな考えを振り払う。
(動物好きに悪い人はいないはずよ)
なし崩し的に会議室へ同行するティナにとっては、犬猫会議は興味の外にあった。だが、
(ま、いいわ。迷い犬は放って置けないし、この子についていきましょう)
と、世話好きな一面を発揮するのだった。
「あのう……失礼します。迷い犬を保護したのですが……」
夢宮 瑠奈
がそっと顔を出す。しかし彼女が見たのは激論が飛び交うものの、『犬猫大会議』とは何か違う様相を呈したものだった。黒板には『ウサギもかわいい』『カピバラ』『ハシビロコウ』『サンマさん』などの名称が呪文めいた形に並んでいる。何かおどろおどろしいのは事態を収集できずにいる雪乃先生の筆致が、焦りすぎでよれよれしてしまっているからだ。
「あっ……し、失礼しました……」
これはだめだ、と判断してしまった。瑠奈は静かに頭を引っ込める。ティナがそうっと扉を閉めて、二人は何事もなかったかのように会議室を後にした。抱えられた子犬は窮屈そうにもぞもぞと身をよじる。
「どうしたのかな? 下りたいの?」
ところが廊下に下ろしたとたん、子犬は走り去ってしまった。ぱたぱたとリードを引きずる音が響く。
「やだ、待ってー!」
「追いかけるなら私が。飼い主に出会ったら犬のことを伝えて」
パニックになる瑠奈にそう告げて、ティナは子犬の影を追って走り出した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
しじま
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月30日
参加申し込みの期限
2013年08月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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