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小さなテーブルが、椅子が、クローゼットが、ゆらりゆらりと揺れているように見えた。
それほど遠くない場所で聞こえる話し声。
花風 冴来
は思わずお人形に目をやった。
対になった衣装を着た双子のお人形。
冴来のように綺麗な顔立ちをしていて、いつもと同じように無感情に微笑んでいる。
彼女たちが話しているわけではなかった。
そんなことわかっているけれど、ああ、それもこれも全部暑さのせいだと冴来はひとり頷くのだ。
暑さのせいで、感覚を司る部分がおかしくなってしまうような気がするのだから。もう既におかしくなっているのかもしれない。
花風 冴来
はぎゅうとぬいぐるみを抱きしめる。
どれほど抱きしめても、ぬいぐるみは泣くこともましてや慰めてくれることもない。
冴来はそのままベッドに倒れ込んだ。
そうしてどれほど無意味に天井を眺めていただろうか。
天井はたしかに落ちてきそうなほどボロくて頼りないけれど、それでもまだ落ちてくることはなかった。
「おーい、冴来?いるか?」
そんなぼんやりとした思考は強制的に停止した。
堀 和哉
の来訪だった。
「どうぞ、入って」
暑いぬめり気のある空気を伝って冴来の声が和哉に届いたのだろう。
和哉はすこし迷うようにして、扉を開けて、冴来の隣に腰掛けた。
冴来は思わず寝返りをうって、和哉に背を向ける。
ベッド越しに和哉が肩を落としたのがわかった。
(和哉のことは嫌いじゃない)
嫌いじゃないの。と心のなかで言い訳を何度も繰り返す。
「どうした? やっぱりまだ俺が怖いのか?」
その言葉に小さく首を振った。
そんな風に思わせてしまうことを、悩ませてしまうことを冴来は申し訳なくも思う。
(嫌いじゃない……だけど優し過ぎてすこし怖い)
彼がそうして悩めば悩むほど、心を割けば割くほど、冴来は彼と接することが恐ろしくなるのだ。
その気持ちを素直に伝えることも、彼を安心させるために嘘を吐くことも出来ず、冴来の小さな胸がきゅっと詰まる。
「別に。なにもないわ」
ため息を付いても胸は締め付けられるばかりで、どうかこの思いに気づかないで欲しい、いいや気づいて欲しいと葛藤を繰り返すのだった。
「退屈なら外に遊びにいくか?」
和哉の声が優しく落ちてくる。胸の奥で凝り固まってつっかえているわずかにほころんだ。
「こんな暑い日に外で遊ぶ? 冗談じゃないわ。そんなに遊びたければ一人で何処へでも行けば?」
けれど冴来は結局素直になることもできず、痛みが和らいだ分だけ和哉に辛く当たってしまうのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月02日
参加申し込みの期限
2014年03月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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