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●涼しの境内
長い階段を登りきると、そこは別世界と言っても過言でもなかった。
塵ひとつない石畳の参道は目に涼しげだったし、なによりも青々と茂った木々が『いらっしゃい』『お疲れ様』とでも言うように、あるいは包み守ってくれるようにそこに立ち並んでいたのだから。
小山内 海
は大きく息を吸った。
細い肩と一緒にワンピースの裾も上下する。
「……ここはいくらか涼しいみたいですけど、本当に今日は暑いですね」
北条 冬華
の言う通りだ。
いくら神社が涼しいと入ってもそれでもまだ暑いのには変わりないのだ。
海と同じように冬華も思い切り深呼吸をしている。
彼女の装いは、白のタンクトップにホットパンツ。
ワンピースのように裾が翻ることはないけれど、その代わりにしっとりと湿ったタンクトップはそのたわわに実った果実を余すことなく浮かび上がらせ、呼吸に合わせてふるふると震えるのだった。
『あつかった、やっぱりナツだね』
海はその姿をわずかに羨みながら、真っ白なスケッチブックに書き込んだ。
「ですわね~」
海のノースリーブのワンピースも汗で体に貼り付いてしまって、気持ちが悪い。
涼めばすこしは引くだろうか?
「涼めば、乾くかもしれませんね」
冬華も同じように考えたらしい。
神社に向かわずに木陰に座り込んで、ふたりは喉を潤した。
「ドリンクがあってよかったですね」
『ネッチュウショウになっちゃうからね』
くすくすと笑い合っていると、階段を登る音が響いてくる。
思わずそちらを注視して待っていると、やってきたのは
宮祀 智瑜
だった。
「海さん冬華さんこんにちは」
暑さを感じさせない笑顔と挨拶に思わず海の顔もほころんでしまう。
『こんにちは、ミヤマツリさん』
海が書いているうちに「宮祀さん、こんにちは」と冬華が返事をする。
それ以上立ち話をすることもなく、彼女は神社に行ってしまう。
こんにちは、と言いそびれてしまった。
胸の奥が小さくささくれだったようなしびれを感じた。
けれどそれ以上にこんなに暑い中、わざわざお参りするなんてどうしたんだろうという疑問が海の中に広がっていく。
その疑問のお陰で痛みを自覚せずに済んだのかもしれなかった。
お参りを済ませると、智瑜は急ぎ足で去っていく。
急いで書きなおして、海は彼女の目にはいるように大きく掲げた。
掲げてから、どきんどきんと胸が鳴る。ここまでして挨拶をするのは、嫌がられないだろうか。
『またね、ミヤマツリさん』
そんな不安な胸の内を文字は語らない。
「わざわざありがとうございます。海さん」
それが功を奏したのかどうかはわからないが、智瑜はにこりと笑顔を返してくれた。
ほっと胸を撫で下ろすと、さらさらとささやかな木の葉の音が耳をくすぐる。
海のまぶたは徐々に重たくなっていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月02日
参加申し込みの期限
2014年03月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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