this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
NECO MUSIC FES 1370!
<< もどる
1
…
14
15
16
17
18
…
36
つぎへ >>
『宇宙海賊スペースキリコ』と『CY-KILL・リディッシュ』の激闘を熱い眼差しで見守っていて、白燕はふと瞳を輝かせた。
「忠星!」
「……はい、白燕様」
白燕の声音と瞳の輝きに、忠星は僅かに嫌な予感を感じ取る。
「これを機に忠星もカプギアをしてみるか?」
「はぁ、私もカプギアを?」
乗り気でないことを伝えようとするも、
「そうだ、忠星の機体を作ろう!」
「いえ、私は結構いい歳なんですけど」
「どんなのがいい?」
火の粉のようにきらきらと輝く緋の瞳を前にして逆らえるはずもない。
「まぁ、作るだけなら……」
頷いた途端に手を取られ、カプセルギアを扱うガチャガチャの前に引っ張られた。ネコテックに塩見原重工、ナインナイツカンパニー、それぞれに特徴のあるパーツブランドをひとつひとつ説明する白燕の楽し気な横顔を見つめ、忠星は心からの笑みを溢れさせる。
「私のギアパーツは全てナインナイツカンパニー製だ」
ならば、とナインナイツカンパニーのガチャガチャを一度回し、忠星はギアを一体手に入れる。それを確かめ、白燕は満足気に大きくひとつ頷いた。
ずっと握りしめていた『サンゴクナイト』を小脇に抱え直し、スマートフォンを取り出す。カプセルギアを操作するための専用アプリ【A.I.C.O.】を起ち上げれば、ふふふ、とどこか得意げな笑みが溢れた。
「まずは戦いの見本を見せてやるぞ!」
『サンゴクナイト』を店舗脇の空いたスペースに立たせ、操作説明をしながらギアを操る。主の教示を受けつつ、忠星は自分のスマホにも専用アプリをダウンロードした。
忠星が一通りの動きを覚えたところで、白燕は特設ステージに立つ。
「私は遠慮します。見ているだけで、……」
「技術習得には実戦経験が最良なのだ」
嫌がる忠星をステージの上に押し上げ、白燕は『サンゴクナイト』を操る。『サンゴクナイト』と共に得意のカンフーのアクションをしてみせる凛々しい少女の繰り出す技に観客たちから拍手があがった。
「……すみません」
白燕が注目を浴びている間を縫い、忠星はステージ脇のバンドに小さな声で曲の演奏を頼む。
「さあ、いざ! 忠星!」
「かしこまりました、白燕様」
ふたりが対戦のため向き合った瞬間に流れ出すのは、アップテンポなアニメのオープニング。
「忠星!」
対峙したまま白燕は顔中で笑った。
「この曲は私の好きな曲なのだ!」
なんだか嬉しいぞ、と声を弾ませる白燕に対し、
「あぁ、白燕様の好きな曲ですか? 良かったですね」
当の忠星は穏やかに微笑むばかり。
パレードのざわめきに混ざって聞こえて来るアニメのオープニング曲に、手を引く竜世の足取りがますます早くなる。
「タイラもっと急げよ!」
「お前と一緒にするなっ」
決して離すまいときつく握られた手をぐいぐいと引かれ、タイラは息を切らして喚いた。
「……この、体力バカが……」
張ったつもりの声が乱れる息に呑まれて掠れて顔をしかめる。半ば引きずられる格好で壁一面にガチャガチャの機械がズラリと並ぶ玩具屋の前に立つ。息を整えつつ汗の伝う頬を拭いつつ、歓声の上がるステージを見遣って、
「……ああ、」
ステージ上で繰り広げられるギアバトルに竜世がここまで全力疾走してきた訳を知った。
「そんじゃさっそくバトルだ!」
「っ、こら、このトリ頭っ……」
走って来た勢いのまま参加受付場所で受付を済ませ、
「兄ちゃんお願い! あれあれ、日曜日の朝やってるアニメのあのかっこいいバーンブワワ! ってなる曲!」
ついでにステージ脇のバンドのお兄さんたちにも曲のリクエストもする。止める間もない竜世の動きを叱る余裕もなく、
「丁度バトルすぐ出来るって! 行こうぜタイラ!」
戻って来た竜世に再度手を引かれ、特設ステージに引っ張り上げられた。観客の声援を耳にして、タイラはふと今自分が着ている衣装のことに気づいた。
「っ……」
ここまで走るのに精いっぱいで周りの目を気にも出来ていなかったけれど、急激に恥ずかしくなる。フードを目深に被ったところで、トランペットとドラムの疾走感のある音楽が響き渡った。
「ギアスタンバイ!」
その上、瞬く間もなく竜世がバトル開始の声を上げる。羞恥に頬を染める間も惜しみ、タイラはポケットから自分のカプセルギア、バルティーグルを取り出し構えた。
「ギアスタンバイ!」
タイラの準備が整ったことを確かめ、竜世は琥珀の瞳を勝気に笑ませる。バトルステージ上に対峙する視線がぶつかったその瞬間、
「行くぜスターライトナイト!」
「バルティーグル、アイツを捻じ伏せろ」
互いをライバルと認めるふたりは同時に声を上げる。紅い竜が翼を羽ばたかせ、白い虎が吼える。
「まずはフレイムチャージで加速だ!」
「来るぞバルティーグル! 避けろ!」
竜世が初撃に移るより早くその動きを読み、タイラはギアに命じる。竜世とは幾度となく戦ってきている。その戦い方を誰より傍で見てきている。だから、戦いの癖も行動も手に取るように分かっている。
(それでも、)
油断してはならないと、身に染みて知っている。
(……そして)
幾度もバトルをするうちに、行動を共にするうちに、思い知った。竜世とのバトルは、一緒に居る時間は、自分の心を何よりも動かす。
「バルティーグルとはいっぱいバトルしていっぱい横で戦ってんだ!」
竜世がそのまま声にした思いに、今しも自分が考えたのと同じ思いに、タイラは一瞬露草の瞳を瞠る。けれどそれは、己の動きが読まれているということと同義。
「ボクだって成長している!」
竜世の意志を受けて動きを加速させファイアトルネードを放つスターライトナイトの動きを読み切り、タイラは素早く空間の罠を張る。炎の軌道が僅かにずれる。
「負けて堪るか」
間隙を縫い、隠密行動を得意とするバルティーグルの姿を揺らがせ相手に姿を見失わせる。炎竜の僅かな動揺を付き、背後から強襲するも、
「そこだ!」
その動きも読まれていた。スターライトナイトが振り返りもせずその場でぐるりと宙返りする。宙に躍り上がった勢いのまま、
「ドラゴンテール!」
緋色の強靭な尻尾がバルティーグルを打ち据える。跳ね飛ばされかけてたたらを踏むも持ち堪えるバルティーグルにタイラは相打ちを覚悟する。刹那の間にスターライトナイトの防御力の低さを計算し、判断する。
「喰らいつけ!」
尻尾を叩きつけた反動に僅かに崩れた体勢を立て直すスターライトナイトの隙をつき、その首元に真正面から噛み付き攻撃をぶちかます。
「なっ!?」
普段とは違うバルティーグルの行動に、竜世は歯噛みする。
「耐えろよスターライトナイト!」
咄嗟に選んだのは、振り払うよりも逆に相手の身を抱きしめるようにしがみつく動き。
「今だ! メテオキャノン!」
噛み付き攻撃にダメージを受け続けながら、スターライトナイトの顎が開く。ゼロ距離で放たれた必殺の攻撃に、スタージ上に轟音と共、炎の花が爆ぜた。
「っ!?」
折り重なって地に落ちるスターライトナイトとバルティーグルにタイラが息を呑む。互いの体力値は――共に、ゼロ。
「ああ、……くそ」
収まり切らぬ興奮を胸から大きな息にして吐き出せば、
「やっぱタイラとのバトルたのしいなー!」
ケラケラと笑う竜世に額にごつんと頭突きをくらった。痛む額を抑えて瞬いて、
「な、タイラ!」
続けて頬をぎゅむーと引っ張られた。間近に覗き込まれてどこまでも明るく笑いかけられ、タイラは顔を顰めたものか笑い返したものか迷う。
「何するんだ、このトリ頭が!」
「こないだ来た時と違っていい顔してんじゃん!」
叱りかけた声は、竜世から投げかけられた言葉に不意を突かれて知らず笑みが混ざってしまった。
(お前とのバトルだからな)
心中に呟く。
「もっと遊ぶぞ!」
竜世の言葉に大きく頷き返す。
『CY-KILL』のヒロイン、リディッシュのコスプレのままに蒼が立つのは通りの一角の特設ミニステージ。新旧さまざまのアニメやゲームのポスターで飾られたステージの真ん中、商店街有志連の生バンドに片手を上げて合図をすれば、『CY-KILL』のOP『DIMENSION』のイントロが奏でられ始めた。
最近のアニソンの中でも難易度が高い音楽を歌おうとする蒼に、集まっていた観客が小さくどよめいた。その声を跳ね飛ばすように、蒼は心のままに力いっぱいその場で跳ぶ。同時に歌い出しのテンポが速い上に高音の一節めを声にする。どうにか歌い切るまでには、侮るようだったどよめきが歓声に近くなって、蒼は満面の笑みでリディッシュじみてぴょんぴょん跳ねた。
蒼とタッチ交代で舞台に立つのは、魔法のステッキをくるくる回す『魔法少女ミスティックアリア』のコスチュームを纏ったまゆら。歩むたびに短いスカートの裾と白いリボンをひらひらと揺らし、まゆらが歌うはもちろん、
「世界に大いなる神秘の輝きを!」
ミスティックアリアの決め台詞から始まる主題歌。
スカートの裾が際どく翻る魔法少女お得意の格闘技の動きを決めながらの熱唱に、観客は大盛り上がり。
カワイイが過ぎる女の子たちのカラオケで大盛り上がりの舞台に次に立ったのは、極めて難しい顔をした三十代男性。大柄な身に纏っているのは、美少女ゲームの主人公にありがちな個性の薄い高校の制服、と思しき衣装。
「義弘先生っ」
魔法少女から手渡されたマイクを片手に身動ぎもしない桐島先生に向け、美少女ゲームのヒロインのコスプレな智瑜が最前列から華やいだ声援を送る。片手にはビデオ機能を起ち上げた携帯電話もばっちり構えている。
「……宮祀っ……」
録画はやめてくれ、と桐島先生が上げかけた声は、少し切なげに流れ始める美少女ゲームの主題歌のイントロにかき消された。
何度も歌い込んだに違いない、桐島先生らしい生真面目で硬い歌声に熱心に耳を傾けつつ、智瑜は大好きな先生のカラオケ姿を最初から最後までぜんぶ撮り切る。録画した画像は、先生がもし消してくれと頼んできたとしても、
(消さないですよ)
だってこれは、落ち込んだ時とかに見るととっても元気がもらえそうな気がする。
汗をかきかき夏の熱気に眼鏡を曇らせ、懸命に歌う主人公姿の先生を見つめているうち、ヒロイン姿の智瑜はふと思いついた。この格好をしている今なら、言える気がする。
先生、と呼びかけた唇をきゅっと閉ざし、その代わりに先生がコスプレをしている美少女ゲームの主人公の名前を大きな声で呼ぶ。声援に紛らわせ、カラオケの音量に紛らわせ、コスプレしているヒロインの口調で言ってみる。
「だーいすきっ!」
<< もどる
1
…
14
15
16
17
18
…
36
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
NECO MUSIC FES 1370!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿瀬春
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
70人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年03月28日
参加申し込みの期限
2019年04月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年04月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!