this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
伊豆で泳ごう! 夏の臨海学校!
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
…
15
つぎへ >>
一方その頃、修は食堂で物理学の問題集を進めていた。熱心に問題を解いていた修だったが、廊下から響く物音に顔を上げる。そこにはあおいの姿があった。
「あおい!」
修が呼びかけると、あおいはびくりと肩を震わせ、恐る恐る振り向いた。あおいは声の主が修と気付くと安堵し、苦笑する。
「ちょっと喉乾いちゃって……勉強熱心だね」
「部屋だと皆に気を使わせるからね」
あおいは修の勉強姿にそうコメントすると、さっと飲み物を取る。
「邪魔しちゃったね」
「いや、俺も丁度休憩しようと思ってたんだ」
そう言って去ろうとしたあおいを呼び止め、修はコーヒーを淹れる。それを飲みながら、修とあおいはデジカメの中、旅行中の彼らを写したそれらを眺めた。
「あおいは俺より泳ぎが速いな」
「そうかな?」
「うん。なにかコツがあったら教えてほしい」
「うーん、うまく言えないけど……」
褒められて悪い気はしないのか、あおいは微笑むと唸りながらも教師の言葉を反復した。修はそれを大真面目に聞きつつ、彼女の姿に見惚れている。
「また皆でこういう旅行行けたらいいね」
「そうだな。また来たいね」
窓の外では星が瞬き、寝子島高校の生徒たちを見守っている。各々が青春の思い出を刻みながら、二日目の夜は更けていった。
皆が寝静まってから数時間後、空は早くも白み始め、細々とした光が地平線から伸びてくる。夜闇に冷えた砂浜を熱するそれが天高く昇る前に、岳人は宿を抜け出し、足腰の鍛錬のため海岸へ走った。彼は靴を脱ぐと、裸足で大地を駆ける。一度真っ直ぐ駆け抜けると、くるりとターンし戻ってくる。そうして何往復かすると、突然の方向転換や加速も交えて緩急をつけた。
鍛錬を終え、満足した岳人は上がった息を整えつつ、周囲をぐるりと見渡して朝の海の景色を楽しむ。そんな中、桜貝の淡い色合いをした貝殻が彼の目に入った。
――小さくて、淡い色で……まるで緋紅朱さんのようだ。
そのフォルムに赫乃の姿を思い出し、岳人の頬はほんのりと赤く染まり、表情は自然と笑顔になっていく。そうこうしているうちに太陽は地平線から顔を覗かせ、砂浜を温め始めた。
「尚輝先生、おはようございます……」
「おはようございます」
ガヤガヤと騒がしい大部屋と、ずらりと並んだ朝食。その中で、
御巫 時子
は遅れてやってきた
五十嵐 尚輝
の隣にすっと座って朝食を食べ始めた。尚輝は時子に挨拶を返して、箸と茶碗を持ったままボーっとしている。そのマイペースな様に時子はホッとしながらみそ汁に口を付けた。
「ホッとする優しい味ですね」
尚輝はそれに無言で頷くと、一口食べてはこくり、もう一口食べてはこくりと寝ているのか起きているのか判別のつかない姿を見せる。時子はふわりと笑って口を開いた。
「先生はよく眠れましたか……?」
彼女の問いかけに彼は首をひねって、少々考えて諦める。
「……わかりません」
その答えに時子はくすくすと笑うと、尚輝の顔をじっと見て首を傾げた。
「顔色は良いみたい?」
「でしたら、大丈夫ですね」
そう答えると、尚輝はまた一口食べてはこくりこくり、とする。時子はふと昨夜の見回りを思い出して、凡そ尚輝もそれに駆り出されたのだろうと想像した。
「先生方は大変ですね」
「……眠れましたか?」
やや唐突な問いにも時子は頷いて、笑顔を見せる。
「私はよく眠れました。夢の中に尚輝先生が登場して、一緒に遠泳してましたよ」
「それは……不思議な夢ですね」
そうして二人揃って遠泳する尚輝を思い浮かべた。
「不思議な夢というか……いい夢でした」
「……そうですか。それはよかったです。今日の遠泳は頑張れそうですか?」
「はい!」
時子は元気な声で応えると、今度は彼を期待の宿った瞳で見つめる。
「先生は応援してくれますか?」
「ああ……はい。教師なので、もちろん……生徒のことは応援しますよ」
こくりこくり、ながらも頷く尚輝に時子はぱあっと輝くような笑顔を浮かべ、これから始まる一日に思いを馳せた。
臨海学校も三日目。遠泳本番まで、あと少し。
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
…
15
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
伊豆で泳ごう! 夏の臨海学校!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
六原紀伊
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
30人
参加キャラクター数
26人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年03月25日
参加申し込みの期限
2019年04月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年04月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!