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伊豆で泳ごう! 夏の臨海学校!
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◆二日目:レクリエーション~デートとナンパと焼きもろこし~
二日目の練習を終え、生徒はそれぞれ友人や恋人とレクリエーションに勤しんでいた。ある者はビーチバレーで盛り上がり、ある者はスケッチを楽しんでいる。そんな中、燃えるような赤毛の少女が、水着の裾を靡かせて白砂を歩いていた。
「ヘイ彼女! その水着かわうぃーね!」
ツーピースの白い水着を身に纏った
緋紅朱 赫乃
は、軽薄そうな男の声に顔を上げる。潮風が白地の日傘をぶわっと膨らませた。
「俺と遊ぼうぜっうぇーい!」
「あの、えっと」
「日傘もかわいいけどぅー、せっかくの海だし焼けてみなぁーい?」
「それは、ちょっと……」
男は一般観光客らしい。水着のせいか、男は赫乃が臨海学校に参加している生徒とは思っていないようで、ぐいぐい距離を詰める。
「どうしよう……」
困った赫乃は、助けを求めるべく視線を動かした。すると、ちょうど黒い水着を着た、鍛え上げられた肉体の男が疾風の如き速さで近付いてくる。赫乃は彼の顔を見るとほっと胸をなでおろした。彼は男女両方の視線を浴びながら、ナンパ男に視線を合わせ眼力をこめ見下ろす。
「すまない、彼女から離れてくれないか」
「ウェ!?」
彼――
朝比奈 岳人
は、気迫を込めて男を威圧した。男は焦った様子で赫乃を見ると、
「彼氏居るんかーい!!」
と叫んで逃げだした。その途中、岳人に見惚れる女性を見つけると、
「ヘイ彼女! あいてっ」
と声をかけてはビンタされている。岳人はその様を呆れた様子で睨みつつ、赫乃に心配そうな顔を見せた。
「大丈夫だったか」
「あ、朝比奈、先輩……ごきげん、よう」
赫乃は緊張が解れたのかふらりと岳人に寄りかかり、その丸く大きな瞳を震わせて彼を見上げる。岳人は彼女の手を優しく握り、芯のある声で語りかけた。
「大丈夫だ。俺が居る限り何もさせない。緋紅朱さんは俺が守るから」
「ありがとう、ございます……」
それを聞いた赫乃は花が咲いたような笑顔を見せ、先程とはうって変わって頬を紅潮させつつ勇気を振り絞る。
「先輩、は、予定は、あいています、か?」
そこで彼女の言葉は途切れた。岳人は優しい笑顔で頷くと、彼女の言葉の続きを待つ。赫乃はきゅっと彼の手を握り返し、こう続けた。
「その、……一緒に、浜辺を、あるきませんか?」
そうしてするりと手を離した二人は、並んで歩き出す。二人の足跡が続く砂浜は静かで、遠くでビーチバレーを楽しむ生徒の歓声がした。赫乃はおずおずと手を伸ばし、岳人の手に自分の手を重ねてみる。その仕草から手を繋ごうとしているのだと察した彼は、彼女に手を差し出した。
「手、繋ぐか」
「はい……あっ」
赫乃は彼の手を取るが、その時にふと、失恋の記憶が脳裏を過った。あの時のように岳人を失いたくないという恐れから、彼女なりにぎゅっと強く握ってしまう。そのことに気付くと、赫乃は顔を上げて心配げに様子を伺った。そんな彼女の心持をなんとなく察すると、岳人はふわりと笑いかける。
「可憐な人だ」
「そんなこと、ないです」
その笑顔にドキドキして、赫乃はぽっと頬を赤くした。彼女は幸せな気持ちに浸りつつ、ふと見つけた貝殻を拾い上げると、頬の赤みを誤魔化すように岳人に差し出す。
「見て、ください。不思議な形……」
「味があるな」
そんな調子で浜辺を歩いていた二人だったが、岳人は彼女の手を引いてぱしゃぱしゃと海に入る。
「泳ごうか」
赫乃がこくこくと頷くと、彼はずんずん沖へ進んでいく。膝まで海に浸かると彼は立ち止まり、振り向いた。
「ひんやりして気持ちが良いな」
「そう、ですね。涼しい、です」
彼女はしばらく岳人の姿を眺めていたが、岳人が戯れに水をかけるとびくっと肩を震わせ驚く。しかし、岳人がそれ以上何もしないと見るとおずおずと水面に手を入れ彼に水をかけ返した。すると今度はぴゅーっと水鉄砲から放たれたようなそれが返ってくるので、赫乃も彼の手つきを真似る。そうしてはしゃいでいるうちに、赫乃は自然と笑顔になっていった。
「あの、楽しかった、です」
傾いた日を背に、赫乃は岳人を見上げてこう言った。
「また、明日も……」
「もちろん」
彼の返事を聴いた赫乃の心がぽかぽかと暖かくなっていく。揺らめく水面が、二人を見守るように輝いていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
六原紀伊
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
30人
参加キャラクター数
26人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年03月25日
参加申し込みの期限
2019年04月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年04月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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