カメラは止めない！　パンツは脱がすな！｜リアクション

カメラは止めない！　パンツは脱がすな！

　そんな事など露知らず、御剣は夕鈴翼と共に説明を受けて呆然としていた。
「これ大丈夫なのか？」
　そんな御剣は既にノーパンである。つまりやる気満々だった。
「いや、あの、（ぱんつ）脱がすのは至難の業ですよ？　最高難易度ですよ？　このお給金じゃ社会的な信用度は担保できないですよ……」
「１枚につき５千円出そう」
「監督、マジですか。俺、やります！」
　御剣はこの瞬間、パンツ剥がしの鬼へとクラスチェンジした。
　全てはこの夏を優雅に過ごすバイト代のため！
（とはいえ、流石に小学生のパンツを脱がすのは犯罪だからなぁ）
　最後の良心を握り締める御剣の横で、夕鈴は青ざめていた。
「ホラー？　ゾンビ？　いや、怖い……」
　カタカタと身体を振るわせて怖がる夕鈴の姿は、年相応の反応であった。
「刀お兄さん、どうしよう？」
　御剣のシャツの袖を摘まむ夕鈴。
　その豊満な胸元はノーブラで、彼女の緊張で双丘の頂点がシャツの上からくっきりと浮き出ていた。
「ぶふおッ！？」
　御剣、思わず仰け反る！
　不意打ちのポイントＢはムッツリストにはクリティカルダメージを与えかねない！！
「お兄さん、大丈夫ですか！？」
「ああ、大丈夫だ。夕鈴ちゃん、君のパンツは俺がゾンビになっても守る……」
　でないと、流石に公開できなくなっちゃうからね！
　小学生の突起物を見た御剣の近いは（二重の意味で）固くなった。
　これに夕鈴は笑顔で御剣の腕にしがみつく。
「はい！　ボクの水色と白の縞々パンツを守ってください！」
「ぶふおッ！？」
「おにーさぁーん！？」
　羞恥心ゼロの夕鈴の無自覚ラッキースケベの連撃に、慌てて御剣はトイレへと駆け込まざるを得なかった。