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携帯戦記カプセルギア 練習しよう、カプギアアスレチック!
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「――」
由枝の眼は、先ほどからディスプレイに釘付けになったままだ。
興奮が抑えきれない。
的子のカプギア扱いは素晴らしいものだった。
以前見たときより、さらに上達しているようだった。
的子だけではない。ほかのギアマスターたちも、それぞれに見所がある。
(そういえば、ほかの人はどうしてるんだろ)
似ているギアの組み方をしている人はいないか、とチェックしているうちに、あまり参考にならないかなと思っていたギアの操作も、工夫され、見所があることに気づいた。
(なんかのヒントになるかも・・・・・・)
じっと、食い入るように見つめる。
周りのマスターたちも、その熱心さに答えるように、操作に熱が入る。
ひたすら他人のギアを見て、学ぶ時間が続いた。
――今度はオレの番だ。
名前が呼ばれ、アスレチックルームに入った由枝は、ぐっと気合いを入れる。
他人の技は他人の技。今度は自分がどこまで出来るかを見せる。
「今のオレが、どこまで出来るかを確認しよう・・・・・・」
(AREA:FOREST)の表示が赤く明滅し、視界の先に高原が拡がる。
開始の号砲とともに、由枝はスマホに指を走らせる。
(ひとつづつ、ていねいに・・・・・・)
巨大なマントに、星や輪のオーナメントを光らせた、魔術師型のギアが躍り出る。
由枝のギア『ポラリス』のきらびやかな姿に歓声が上がる。
熱心な少年のアスレチック挑戦とあって、応援の声援を送るギアマスターも多い。
(リアリティーもすごいけど、ずいぶん危険なエリアも多いな・・・・・・)
サブモニターに映し出されたエリアの概況に眼を走らせ、由枝はため息をつく。
何につけ、カプセルギアがらみのことは、単なる趣味の領域を超えているというか、ガチンコすぎる状況が少なくはない。
大人の本気、という奴か。
(まあ、カプギアだし・・・・・)
由枝は、自分が巻き込まれた様々なカプギアの事件を思い出す。
かなり剣呑な事件もあった。
ギアとなると、大人も見境がつかなくなるのだろうか。
そう考えると、このアスレチックの力の入れようも、納得できるというものだ。
(・・・・・・)
雲梯を危なげなく抜けると、小高い丘になっており、そこを登り切ると平均台のステージになっている。
モデルにしたのは北欧のフィヨルド峡谷だろうか、大地にいくつもの巨大なクレバスのような谷が走り、漆黒の谷底に、細い橋が架けられている。
そこが平均台で、むろん仮想現実の世界で本当に落下するわけではないけれど、恐怖心は十分に煽られる。
――よし。
由枝は心を決めていた。
「もっと楽しく、もっとたくさん遊べるように・・・・・・特訓するんだ!」
ひょいと平均台に上るポラリス。
躊躇なく、由枝は画面に指を滑らせる。
(速い!)
一同が驚愕する。
恐る恐る、ゆっくりと進むギアの多い中、ポラリスは驚くべき迅速な速度で進む。
速い。速い。風を切るようだ。
あえて重心を前に置いてのストライド走法。
マントが盛大になびき、幾何学紋様の柄にオーナメントが輝く。
華奢なポラリス、丁寧に進みすぎては返ってバランスが崩れる。
思いきって素早く動くほうがいいはず。
恐怖心に打ち勝ち、由枝はスマホを操作する。
(いつも飛ばしていることが多いから・・・・・・なかなか難しいな)
ギアを走らせることが、これほど難しいとは。
仮想現実の世界は、ギアの重さ、遠心力などがリアルに由枝に伝わってくる。
自分の躯だって、ともすればままならない思春期の由枝、普段の自分とあまりに体躯のちがうポラリスを動かすのは、勝手が違う。
(でも、練習、練習・・・・・・)
ほかのみんなも、こんなふうに苦労しているのか・・・・・・、そう思った瞬間。
――わっ!
スマホの画面が滑る。
モニターの中で、ポラリスがぐらりとバランスを崩す。
そのまま頭から落ちれば、谷底へまっさかさま・・・・・・。
もちろん実際に落ちるわけではないが、自分のギアが闇の中につきおとされる光景は、ぞっとするものだ。
慌てて重心を後ろに送り、バランスを立て直そうとするも、足下がおぼつかない。
ジルバを踊るように、足下がたたらをふむと、ぐらりと全身がかしぐ。
思わず由枝は眼を瞑る。
引きつけられるようにして、ポラリスは虚空の谷底へ墜落・・・・・・。
間一髪!
そこへ飛び込んできた五郎八のグリフィージスが、鉤爪でがっしりとポラリスを捉え、そのまま引き上げる。
「このコースは難易度が高すぎるわね・・・・・・早急にアップデートしてもらわないと」
そのまま五郎八はポラリスを安全な場所に引き上げ、ギアマスターにメッセージを送る。
(GOOD JOB!)
由枝は、まだドキドキしている。耳のジンジンが止まらない。
(自分も、あんな操作ができるんだ)
途中失敗はしたものの、疾走するポラリスの姿は、我ながら興奮するものだった。
タイムもかなり短く、ギャラリーたちの興奮、そして失望が手に取るようにわかった。
少し、以前よりうまくなったような気がする。もっとうまくなりたい。
由枝の瞳が、また希望に輝いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
ぱーすぺ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年02月28日
参加申し込みの期限
2019年03月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年03月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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