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夜、三夜湖の畔にて ~1000年に一度開く扉~
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●やんちゃ子翼獣、捕獲(或いは誘惑)大作戦!(2)
卯木 衛
、
壬生 由貴奈
、
恵御納 夏朝
が湖へ戻ると、辺りは中々に騒がしくなっていた。
子翼獣達が、僕も私もと、一度に脱走を試みようとしたからだ。
衛達が、子翼獣達を何とか落ち着かせようと早速動き出す中、
「あわ、あわわわ、ど、どうしましょう……!」
目をぐるぐるさせている睦の肩にぽんと手を置いて、
八神 修
は優しく微笑む。
「大丈夫だ、睦。これも、予想できた事態だしな」
「え?」
「どことなく修学旅行を思わせる雰囲気があったから、脱走もありそうだな、と」
苦笑いをする修の傍らでは、翼獣ヨクが、脱走犯の子翼獣を1頭、柔らかく咥えている。
(微笑ましくも思うけど、山を下りたら大変だからな)
と、修は、「外に行きたい!」と騒ぐ子翼獣達に声を投げた。
「なあ。腹ごなしに、一寸遊ばないか?」
ごく自然な調子の声音に、やんちゃなちび達も興味を持ったらしい。
沢山の視線を受けながら、修は、
「睦、ビニールボールって出せるかな?」
と、睦に尋ねた。
あっ、はい! と、睦がビニールボールを呼び出し、それを修の手に預ける。
「これで、簡易バレーボールをしよう。落としたら負けだぞ?」
言って、ボールを宙に放つ修。
こんな面白そうなことを、子翼獣達が見逃すはずはない。
ていっ! とそのうちの1頭がボールに頭突きをしたのを皮切りに、遊びの時間が始まった。
「ほら、君も」
ヨクに咥えられていた子翼獣にも、声をかける修。
そうして自分も、遊びの輪に加わった。
ギリギリのボールを拾うなど、子翼獣達の熱が冷めてしまわないよう全力を尽くす。
ヨクも修の意を的確に察して、落ちそうなボールを鼻先で掬い上げた。
「流石だな。ヨク、ありがとう」
元気と野生に溢れる子翼獣達の相手は中々に大変だが、相棒が一緒なら、きっと大丈夫。
「あぁー! そっち行ったら迷子になっちゃうよぅ!」
「あっ、コラ!? バラバラに行くなってー!」
呉井 陽太
と
楢木 春彦
も、翼獣リブの子供達相手に奮闘中。
だっと駆け出した1頭を慌てて追いかけ、そっと捕まえ腕に抱き、
「やっぱり子供って、じっとしてるのは飽きてきちゃうんだねぃ」
と、陽太はちょっぴり疲れた息を吐いた。
別のちびを口に咥えて確保した翼獣ムクが、お疲れさま、と、頭を陽太の背に寄せる。
捕まえた子翼獣を頭に乗せて、春彦、陽太の言葉に暫しの思案顔。そして、
「しゃーねぇ! 遊びたいなら付き合ってやる!」
と、気合十分、力強く宣言した。
「体力勝負の追いかけっこだ! ほら、ゴールはそっちじゃなくてこっちだぜー!」
大人の全力に、子供達は敏感だ。
こっちの方が楽しそう! とばかりに、子翼獣達は、駆け出した春彦を追うのに夢中になった。
駆ける、駆ける、駆ける。
背後からぐんと迫る1頭をすいと避け、眼前に回り込んだ1頭もギリギリいなす。
そうやって、たっぷり走り回ったあとで、
「よっし! 捕まえたーっと!」
と、『ゴール』であるはずの春彦の方が、満足顔の子翼獣達をぎゅうと腕に抱き締めた。
気付けば、陽太達のいる方からは、随分と離れてしまっている。
「ほら、リブ達が心配すっといけねーし、そろそろ戻るぞ」
元いた辺りに戻ると、そこは、
「……お? 呉井がなんか思いついたみてーだな」
という具合で、さながら、野外の小劇場のようになっていた。
子翼獣(いつの間にかリブの子供たち以外も加わり、満員御礼だ)達の前で、
「皆、よーく見ててねぃ♪」
と、陽太座長は、ろっこんで、ポケットから取り出した自作の粘土細工達を自在に操る。
兎のウー君・改
が披露するのは、軽やかなタップダンス。
猫のニャッタ君
の得意技は、宙返りからの見事な着地。
鶏のドリー氏
は、能の舞を優美に舞い、
犬のパド君
は輪くぐりをお披露目。
熊のカスミさん
はベリーダンスを踊ってみせて、月下のショーは何とも楽しげだ。
瞳をきらきらさせる子翼獣達の横、
「呉井劇場の始まりーってか」
なんて、春彦は口の端を上げる。
どの芸も大好評だったが、一番人気は猫のニャッタ君の宙返りだ。
「ん? お前らもやってみてーのか?」
「これはねぇ、こーやるんだよぅ」
陽太の指導もあって、子翼獣達は、次々と宙返りを習得。
自慢の翼を駆使してちょっぴりズルをしているのは、ご愛嬌だ。
「私も、黙って見てばかりはいられませんわ!」
使命感を瞳に燃やすのは、
柳内 みこと
。
ぐっと拳を握って、みことは睦を呼んだ。
「湖上の、宴会に障りのない範囲を滑りやすいようにはできませんか?」
「! はい、只今!」
睦が力を使えば、湖の中央から広がるようにして、広々とし、光を纏ったスケートリンクが完成!
それを確かめたみことは、柔らかな手つきで、1頭の子翼獣を抱き上げて、
「空を飛べるのも素敵ですけれども、水面を滑るのもきっと新しい体験ですわよ」
と、煌めくリンクの上を、踊るように、軽く滑ってみせた。
そうしてから、既にわくわくとした顔になっているちびを、リンクに降ろしてやる。
「さ、一緒に楽しみましょう?」
そっと小さな身体を前に押し出してやれば、子翼獣は、つるんと滑って、ぺたんと尻餅。
そうしてそのまま、くるくるくるっと回転を重ねた。
「まあ、大丈夫ですか?」
ぱちぱちと瞳を瞬くみことだったが、何とか起き上がった子翼獣は、
「みぃ! み、みぃ!」
なんて、格別楽しげに鳴いて。
その声が友達を沢山呼び寄せ、リンクには子翼獣達が大勢集まった。
上手に滑れたり、あっという間に転んだり。
スケートの腕はまちまちながらも揃ってきらきら顔の子翼獣達に、みことも混ざる。
ふと気が付けば、先ほど共に宴会を満喫した翼獣も、みことに寄り添うようにして、すいすいと滑っていた。
その眼差しが、みことを捉える。
楽しいね! という声が耳に聞こえたような、そんな心地がした。
足元でちょこちょこしているのは、最初に抱き上げた子翼獣。
滑るのはあまり上手でないが、みことと一緒に遊んでいるつもりであるらしい。
子翼獣は、みことの顔を見上げて、
「みぃ!」
なんて、元気良く、懐っこい調子で鳴く。
みことの口元を、鮮やかな笑みが彩った。
「ふふ、何だかとても、素敵な時間ですわね」
月明かりの下を、滑る、滑る。
子翼獣達の弾む鳴き声が、辺りに、心地良く響いていた。
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担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
動物・自然
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年03月10日
参加申し込みの期限
2019年03月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年03月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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