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赤い実鳴らそ、ほおずき市
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参道の両脇を、ほおずきの朱が彩っている。誘惑するように揺れている。
ざわめきが耳に快い。どの声も愉しそうだから。
むっとする人いきれすらも、ほおずき市を盛り上げていると感じた。
あぁ――。
アケーチ・タッマーキは法悦に浸る。
なんと華やか、そして活気がありましょう……!
これが寝子島の祭。何度も訪れているけれど、そのたびに違う貌(かお)を見せ、彼の心をときめかせる。
短い休憩時間を得て、アケーチは見物しいしい参道を散策していた。
ある露店の前でかがみ込む。
「おや、遊琳さん……! お会い出来て光栄です……!」
目を細め嬉しそうに、弥逢遊琳に話しかけていた。
「ああ、これはどうも……」
アケーチのことをなんと呼ぶべきか迷い、遊琳は曖昧に笑み返す。
「ハンドメイドのお店ですか」
うん、とうなずく遊琳を見て満足げに、販売物に目を向ける。
「雅やかな雰囲気が遊琳さんにとても似合いますね、お美しいです、ふふ!」
盛況なのだろう。販売されているアイテムは数種類あったが、いずれも点数は多くない。レジンアートの栞にいたっては、もうひとつしか残っていなかった。
「どのアイテムも素敵です。この中身が透けて見えるのは……ディップアートというのですか。素晴らしい……!」
繊細な作りのかんざしに、すうっと白い指を伸ばした。
手にとってため息をつく。ほおずきのチャームは半透明で、中の実の赤さが深く濃い。遊琳が胸に秘めた情熱を、形にして示したかのようだ。そう考えるとどことなく、官能的にも見えてくる。
「これはなんとも……」
舌なめずりするような表情でアケーチはしばし、魂を奪われたようにかんざしを眺め、やがて、
「それでは、こちらをいただけませんでしょうか?」
と札入れを取り出した。
「ありがとう。ディップアートは衝撃に弱いから、取り扱いには注意して」
「はかない美、というわけですね……その繊細さも魅力と言えましょう」
それと、と遊琳はサービス品を示した。
カラービーズ、狐面、それと猫面。
「どれかひとつ、持っていってほしいな」
「よろしいのですか?」
「ご遠慮なく」
「それでしたら……」
短く逡巡して、アケーチは狐面を手にしたのだった。
「どちらも、大切にさせていただきます……!」
「そう言ってもらえると嬉しいよ」
アケーチが含み笑いとともに去ると、遊琳は残った品を数えた。
展示を中央に集めて見栄えを整える。もう売り物も少ない。じき、店じまいになるだろう。
忙しさで忘れかけていた眠気が、蘇ってきたような気がする。うとうとしかけるものの、あと少しだから、と言い聞かせて意識を保つ。
終わったら、僕も風鈴のついた籠入りの鉢植えを買って帰りたいな――。
そんなことを考えている。
耳を澄ませれば風鈴の音が、どこかでちりんと鳴るのが聞こえた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
20人
参加キャラクター数
21人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年02月16日
参加申し込みの期限
2019年02月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年02月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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